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あの日、相良茉優を泣かせた私。

こんにちは。かみなりひめです。
ヘッダーは公式から拝借しました。

早速ですが、

ラブライブ!
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live!
"Brand New Story"
"Back to the TOKIMEKI"
お疲れさまでした!

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(小泉萌香さんに翡翠色の光を捧ぐ)

情勢を鑑みての無観客生配信ライブ
どんな形になるのか、正直不安でした。

それは、キャストの皆さんも同じ話。

2日目 ”Back to the TOKIMEKI” の最後のMC。
誰よりも涙していたのが、相良茉優さん(まゆち)。
彼女の姿を見て、気づかされたのです。

ああ、まゆちを泣かせたのは私だ――と。

1. 誰よりも ”中須かすみ” な相良茉優

今回の2ndライブのパンフレットには、
Let's introduce NIJIGAKU Members!」という
コーナーがあります。

これは、いわゆる他己紹介コーナー
あるキャストについて、他のメンバーが紹介や
長所を述べていくというモノ。

今回のテーマである相良茉優さんについて、
他のキャストはこのように称しています。

たまにすごく天然というか、まさに素でかすみんなところがすごい!(前田佳織里)
かすみと一心同体でありながら、いざという時はバシッとまとめてくれる頼もしさがあります。(楠木ともり)

まゆちが、ニジガクの文脈で褒められるとき、
いつも言われるのが「かすみと一心同体」なこと。

そもそも、「ラブライブ!」というシリーズは、
キャストとキャラとのシンクロを重んじる作品

自身が演じる中須かすみと「一心同体」であるとは、
まさに最高の褒め言葉であるわけです。

思い返せば、1stライブの後に行われていた
生配信でもそのような話が出ていました。

田中「まゆちはずーっとね、かすみんだからね
指出「ずーっとかすみん!
前田「あとなんか、ちょっとしたさ、挨拶とかでもさ、かすみんで言ってくれる
相良「そっちの方がね、いきやすいのよ相良としていくと真面目になっちゃうのよ
(2019年12月20日「届け!ときめき――。」First Liveありがとう生放送! ~ちょっと離れたDay3~)

少なくとも、昨年12月の1stライブから、
中須かすみを体現する相良茉優というのは、
ファンたちに広く知られるところでありました。

また、他のキャストもそのシンクロ度合い
一目置いていたのでした。

2. ”Brand New Story”

そんな中、相良茉優さんにとって、
そして中須かすみにとって喜ばしい出来事が。

アニメーションPV付きシングル総選挙に勝利し、
無敵級*ビリーバー』を勝ち得たのです。

これはすなわち、2ndライブにおける各人の持ち曲が
まゆちだけ一曲多くなるということになります。

まゆちは、他のキャストよりも多く
パフォーマンスをする機会を得られたのでした。

この事実は、私のようなまゆちファンや、
中須かすみファンを喜ばせるには十分でした。

そして、まだ見ぬ2ndライブへの期待感は、
少しずつ上昇していったのです。

そして迎えた、”Brand New Story” その日。
三船栞子役・小泉萌香さんをメンバーに加えての
初めてのニジガクの舞台。

そして、発売されたばかりのアルバム
Just Believe!!!』を引っ提げてのライブ。

ライブタイトルを思わせる歌詞を含む楽曲
『未来ハーモニー』からスタートし、MCへ。

しかし、まゆちただ一人だけ、
次の曲の準備があるので……。」と早々に終了。

この段階で、みんな気づいたはずです。

次は『無敵級*ビリーバー』が来る!と。

そして、本当にそうだったのです。
会場に、そして各人のデバイスから流れてくる
無敵級*ビリーバー』のイントロ。

夢にまで見た瞬間でした。
自分が好きなキャストが演じるキャラが
勝ち得た楽曲の披露

存分に、期待をしまくっていたのです。

しかし、
そのパフォーマンスは、お世辞にも
コンディションが良いとは思えぬモノで。

歌詞を間違え、特に高音は声も出しにくそうで。

それが、ユニット・QU4RTZのときの歌唱でも、
自身3曲目のソロ楽曲『Margaret』の歌唱でも、
ずっと続いていたのです。

募る心配と、一抹の怒りに似た感情。

この日最後のMCでは、
明日こそは!」という趣旨でした。

ならば、明日に期待してみよう。
そう、決着をつけました。

3. ”Back to the TOKIMEKI”

そして本日。
”Back to the TOKIMEKI” の日。

まゆちの状態はどうだろうか?
今日は挽回してくれるだろうか?
期待と不安を抱きながら、配信URLへとアクセス。

そして始まるステージ。
10人での『TOKIMEKI Runners』で開幕し、
それぞれの1stソロ曲を披露していく流れ。

宮下愛さん、桜坂しずくさん、優木せつ菜さん、
朝香果林さん、近江彼方さんとステージは続き、
遂にやってくるのです。

その曲・中須かすみダイアモンド』が。

張り切っているのがひしひしと伝わる。
しかし、それはあまりいい意味ではなく

歌い慣れたこの曲でも歌詞を間違え、
時に咳き込んでしまう姿を目の当たりにしました。

2日目にしても、状況はあまり変わりませんでした。

私の中の悪魔が、こう囁きます。

「最後のMCで泣いてくれないと……。」

そしてそれは、現実のものとなります。

最後のMCでは、このライブに至るまでの心境、
特に不安や恐れについての言及が続きました。

観客がいないことへの不安を語った指出毬亜さん。
練習日程が合わず、メンバーに頼りきりだったことを
不安視していた鬼頭明里さん。
不甲斐なかった自分を吹っ切り、優木せつ菜の野望を
観客と叶えたかったと悔しがる楠木ともりさん。

この皆さん、MC中に涙を禁じ得なかったり
その寸前の状態まで到達していたりという状況。

特に、メンバーからしてみても、
指出さんや鬼頭さんが涙ぐむのは珍しいと。

そんな雰囲気の中、相良茉優さんの番。

同じように、観客不在の不安を語っていく中、
やはり涙が襲ってきました。

今回一番頑張ったんだから」とねぎらう言葉。
ソロ曲が1曲多い分、練習だって重ねてきたはず。

ねぎらいの言葉を浴びていく中で、
まゆちはこの言葉を口にするのでした。

「かすみんに申し訳ない」と。

ハッとしました。
そんなまゆちに、前田佳織里さんが声を掛けます。

「かすみんを一番表現できるのは相良なんだから」

私の涙腺も堰を切ったように崩れてゆき、
そのまま私も泣いてしまいました。

思えば、1stライブ後の生放送でも、
自身の楽曲についてこう振り返っていたまゆち

かすみんの曲って、特に皆さんの声が合わさって出来上がるステージだったりするので、それが楽しかったですね

”Back to the TOKIMEKI” にて披露された曲
ダイアモンド』もまさにその典型例でした。

間奏のコール&レスポンス。
会場には決して響いてくれなかった
L! O! V! E! かすみん!」の声。

まゆちにとって、それがどれだけ不安なことか
心細くてたまらなかったことか
真面目ゆえに頭をよぎる、巻き返したいという思い。
その裏腹に、ちりちりと募っていく不安

どうしてこんな簡単なことに気づけなかったのか
忸怩たる思いでいっぱいでした。

自分は、まゆちの不安を吹き飛ばすほどに、
 彼女に声を届けられていただろうか?

そう思えば思うほど、自分の至らなさ
情けなさに胸が突き上げられました。

この日、相良茉優を泣かせたのは、私でした。

4. おわりに

ちゃんと、こう言える相良茉優さんです。
彼女は、これからも成長していきますよ。

なぜそう言い切れるのか?

中須かすみを最も体現する存在としての彼女を、
そして「相良茉優」という一人の人間を、
私たちが伸ばしていくんですから。

そういえば、かすみんのソロ3曲目を聞き直すと、
こんな歌詞がありましたね。

聞いて!
泣き顔も笑い顔も 全部見て欲しい
たまに出る変な顔も笑って許してね

まゆち、お疲れさまでした。
これからは、もっとたくさん
応援させてください。
あなたの泣き顔も笑い顔も、
全部大好きです。

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