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【競馬予想】天皇賞(春)予想。長距離王者VS挑戦者達

 秋は無念の結果で終わった記録保持者。改めて日本専念で立て直した春、春天の変則連覇を狙う!

※あまり良くわかってないので香港競争は出しません。

【天皇賞(春)の概要と傾向】

 春の古馬路線第二戦にして数少ない長距離GⅠの最高峰……にしては、流石に今となってはそこまでは重要視されてなさそうにも思えてます。それほど世界各地で距離短縮化が進んでいますし、こちらも多少ではありますが例外ではありません。それでも長距離で高速戦が出来るのは古馬GⅠではここぐらいでしょうか。
 一昨年と去年では阪神競馬場でやっておりましたが、今年は改修工事を終えた京都競馬場という本来のフィールドで出走致します。なので今まで継続使用による馬場の悪さに頭を悩ませていた人たちもこれで解放される……と思いきや、今回の京都競馬場はオープンしてから二週目でまだ高速馬場による先行決着の可能性があることと、土曜日~日曜日にかけて雨が降ることにより馬場の悪化の懸念があること……正直頭抱える……というか痛い。
 今回のメンバー構成としては……まずは前年王者のタイトルホルダー、三連連続出走のディープボンドに四年連続出走のメロディーレーン、そして4歳の新鋭であるアスクビクターモア・ジャスティンパレス・ボルトグフーシュと一筋縄ではいかない内容となっております。一新したコースと高速馬場で新たな王者となるのは……果たして誰だ!

・ペース予想:ミドル(先頭候補:③タイトルホルダー)
※ただし、スタートして少ししてからの坂があり、その間に⑪ディアスティマと⑱アフリカンゴールドが強引にハナを奪った場合……スローとなる可能性もありますが、おそらく予想が一変します。
・馬場予想:稍重~重馬場(仮に午前中に雨が止んでレースまでに良馬場に戻っても時計の出やすい高速馬場にならないと予想)
・戦況予想:順当……だといいなあ……

【予想】
 個人的にはこのレースにおいて能力が前提条件として展開と駆け引きが全てだと考えており、本命はここにありますが、勿論ゼロではない。挙げられる可能性として考えるとするなら……
 ・先行不利で極端な外差し馬場(外回りなのでなおさら)
 ・⑪ディアスティマと⑱アフリカンゴールドがハナを取ろうとして先行争いになり、後ろには先団がいる状態を向正面まで続く。(ある意味凱旋門賞の再来。それもう丸一周じゃ……)
 ・鞍上の重大なやらかし。(3~4コーナーの下り坂で早仕掛け)
 ・馬群形成が縦一列ではなく固まった状態。こうなってくると切れ味勝負になる。

◎③:タイトルホルダー
 申し訳ないが、これは流石にきっぱり嫌う理由が見当たらない気がする。いや、初めての京都コースも含めて色々と不安要素はあるかもしれないけど、他の馬と比べたら断然少ないはず。大敗を起こした有馬記念は凱旋門遠征の影響と疲れが残っていただけでなく、差しが有利の馬場状態になっていたと推測。今回も先行不利になるような馬場じゃなければ突き抜けは有利でしょう。
 調教も疲労で悪い状態になっていた有馬記念から日経賞へ通じてもたついた感じが無くなってきたように思えますし、斤量も前走より1キロ減は普通に考えたらでかいです。
 それになんだか……トレセン取材のVTRだけでも光って見えたような……。

○⑬:ボルトグフーシュ
 さて、ここで上げてやりたい。もし差し有利の状況であるならこの馬が有利になるぞ!
 勿論鞍上が獣の川田なのでどれぐらい消耗するかは未知数なところですが、この馬自体相手なりに走るタイプなので『スパート時のマーク追尾を意識するあまり勝ちきれない』ものの、追い越すまでの距離が足りる範囲であれば一発突き抜けることは可能でしょう。
 更に調教の面を考えれば、有馬記念や阪神大賞典よりも格段にタイムも上がっており勝ち負けの県内に入っているのは間違いない。後はレース展開に祈るのみ。

▲⑦:ディープボンド
 やった! 絶好の枠を引いた! でもちょっと太いな……?
 
というわけで三年続けて参戦したディープボンドです。凱旋門賞はもう言われなくてもな状況でしたし、その有馬記念も疲労も多少ありながらも状態は上がってはいましたが輸送関係の事故と地獄の外枠を引いてしまった、日経賞も外枠な上に展開もスロー切れ味勝負という不吉ぶり。それが今になって少しは報われたようにも思えます。しかし、流石に経年の影響は避けられていない感じもあり、ここを逃せば果たして次はあるのか……という状態。もしチャンスがあればタイトルホルダーをマークする位置に着いて、直線でスパートを駆ければ……あり得るかもしれないが、果たして馬体の方は十分か。
 まあ気持ち自体は十分と言えるほどのやる気を満ちているので、最終的にこのままでいこうか下げようかは当日とその時の馬場状態と馬体重、そしてパドックで判断しようと思います。

△:①ジャスティンパレス、⑥アスクビクターモア、⑨ヒュミドール※、⑰シルヴァーソニック
 長距離における能力はぴか一なジャスティンパレス! ただちょっと距離足りない疑惑を感じます。そう終始タイトルホルダーが手の内に収まっているレースでは……。
 菊花賞馬アスクビクターモア! 前走こそ不良馬場な上に出遅れる最悪な状況にぶち当たったので参考外ですが、良馬場なら……と思いましたがまさかの湿った馬場の可能性も。後菊花賞の内容から1ハロン可能性もあったりします。
 ダイヤモンドステークスでは2着で馬場が重くても対応可能な血統、そして長距離戦で頼れる鞍上武豊という大穴候補のヒュミドール!
 ステイヤーズステークスで復活勝利を遂げてレッドシーターフで勝利を果たしたシルヴァーソニック! 次はずっこけて騎手を落とすなよ!


 以上となります。後はもっと予想を精査するなり状況を見てまた変える可能性ありますがひとまずは。
 予想の結果などはまた後日お伝えします。

 ところで、もう有利不利の状況で難しいのですが、もし叶うのでしたら3コーナーからアスクビクターモアがスパートを開始し、それに乗る形でディープボンドが追走し、それに乗じる形でジャスティンパレスやボルトグフーシュもスパート。その気配を察知して徐々にスピードを上げて押し切りを試みるタイトルホルダーの全力疾走による最終決戦。見てみたくないですか?


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