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スペースマーケットでよく使われるカタカナ単語まとめ(会話・体制編)

こんにちは、スペースマーケットデザイン部の新井です。今回は、弊社でよく使っているカタカナ単語についてお話させていただきます。
この記事は スペースマーケットプロダクトチーム Advent Calendar 2019 の 12月4日の記事となります。

これを読めば明日以降の記事が読みやすくなる...かも?

同じ日本で感じた言語の壁

突然ですが、あなたの職場はカタカナを使っていますか?
「当たり前だろ」と思われましたよね。
私の職場でも、とてもよく使っています。そしてカタカナ単語はWeb・IT業界で特に多く使われているのでは?と感じています。

これまで大学は日本近代文学専攻→新卒で入社したのは銀行員窓口営業という道を辿ってきた私にとって、転職当初はこの業界の「カタカナ単語・アルファベット略語の多さ」は結構衝撃的でした。

もちろん当時の「分からないこと」の多くは UI・UX やコーディングにまつわる知識不足・勉強不足によるものでした(Sass、gulp、Reactなど...)。
しかし入社して直後、実は初めてのデザイナーミーティングに「参加させてください!!」とやる気いっぱいで出席してみたは良いものの、なんと普通の会話と思しき部分すらあまり意味が分からなかったことがありました。当然何の質問も発言もできず、ただ虚しく宙を見つめていたのを思い出します...。

そんな私も気づけば入社してもうすぐ丸2年が経ち、技術的な部分はまだまだですが、日常的な業務や会議には随分慣れることができました。
そこでこの機会に、弊社でよく使う言葉の一部をまとめてみようと思います。(※ 今回は技術に寄り過ぎず、基本的に日常使えるもの・体制や手法についての用語を中心に集めてみました。)

 IT 系の方は「こんなの常識!」と思われるものがほとんどと思いますが、一覧を見ていまさら聞けないと思っていた単語があった方、また私のように「日本語で良くない?とは思うけど、隙を見てカタカナで何か言いたい」といった欲求をお持ちの方の役に立てれば幸いです。

アジェンダ

行動計画・日程や議題についてを指します。
「会議のアジェンダ」は予定している会議の内容のまとめ、という意味になります。

例:「今日の定例会議のアジェンダです。」

アジャイル

単語自体は「すばやい・俊敏な」という意味です。
〜開発としての意味は、反復 (イテレーション) と呼ばれる短い期間で開発する手法のことです。「プロジェクトは変化するもの」という前提のもと、少数精鋭チームで期間を短く・その分できる範囲での開発を行います。そのため、途中で変更があってもリスクを最小化することができるのが利点です。この短い期間での開発を繰り返して、徐々にプロダクトの完成度を高めていきます。
その他の概要については、こちらの記事で丁寧に説明されています。

スペースマーケットでは私が入社した頃この形式で開発を行っていましたが、私は迅速なフィードバックを受けてまた次の開発へ活かせる点が良いなと思いました。また短い期間では業務プロセスの優先度を考えながら行う必要があるため、効率化にも繋がっているな、とメリットを体感できました。

ウォーターフォール

単語自体はよく使われる訳ではありませんが、アジャイルの対比として説明させていただきます。
ウォーターフォール型の開発では「区切られた全ての工程が正しい」という前提の元開発を進めるので、立ち上げ当初に作られた仕様書を正としてプロジェクトを進めていきます。工程も綺麗に分かれるので責任範囲が把握しやすいメリットはあるのですが、漏れや変更があった場合に対応しにくいというデメリットもあります。
プロジェクトの内容や組織規模によって、アジャイル・ウォーターフォールどちらが向いているかは異なってきそうですね。

例:「このプロジェクトはウォーターフォール型よりアジャイル型の方が向いてそうですね。」

コンバージョン

直訳だと「変換」「換算」的な意味ですが、マーケティングの分野ではWebサイトにおける最終的な成果を指します。ECサイトでは商品購入、スペースマーケットのようなサービスでいうと成約を指します。

例:「コンバージョンレートを上げるにはどんな施策が必要ですかね?」

ドラフト

下書き・草案を指します。野球のあれではありません。

例:「いったんドラフトでも良いので資料の共有をお願いします!」

スキーム

「計画を伴った枠組み」という意味です。単純に「仕組み」を指していることが多いように思います。また、事業計画やビジネスモデルのことを「事業スキーム」と呼んだりします。

例:「弊社の事業スキームについて説明させてください。」

スクラム

アジャイル開発の手法のひとつで、ラグビーが語源です。その名の通り、チームが一体となってプロジェクトを進めます。プロジェクト管理的な要素が強いので、他の色々な手法と組み合わせても使われるそうです。
概要については、こちらの図解が分かりやすいのでぜひご参照ください。

具体的には、毎日デイリースクラムと呼ばれる朝会を行い、チームメンバーのタスクや状況を共有します。
期間はスプリントと呼ばれ、だいたい1〜2週間程度が目安とされます。現在私の属するチームでは1週間で行っています。
スプリントが終わると都度ふりかえりを行い、次回スプリントに活かしていきます。
スクラムには、次の2つの管理者がいます。

プロダクトオーナー: プロダクトのタスク・バックログの管理を行い、優先順位を決める人
スクラムマスター: プロジェクトが円滑に進むよう管理する人

最近、スペースマーケットはこの形式で開発を行っています。他にどのような体制・文化で業務を行っているか気になる方は、ぜひ2日の三重野さんの記事をお読みください。

スケール

規模感のことです。スケールする=規模拡大する的な意味合いで、スタートアップやベンチャー企業でよく使われるそうです。

例:「この会社って今どのくらいスケールしてるの?」

スコープ

対象となる範囲や領域です。 例えば「スコープ外」だと今回の範囲には入らない、と言う意味になります。

例:「今回のプロジェクトでは、その件はスコープ外ですね。」

デプロイ

開発した機能を利用できる状態にする作業のことです。使える・動かせる状態にすることなので、エンジニアさんがステージング(テスト)環境から本番にあげる時も使います。

例:「現在本番デプロイ中です!」

ドッグフーディング

最近覚えました。社員が自分の会社の製品やサービスを日常的に利用することを指します。 リリース前に積極的にテストを行ったりすることも含めて、ユーザビリティーの確認や改善点を探すものです。

例:「新機能への積極的なドッグフーディング、助かります!」

トライ&エラー(トライアル&エラー)

失敗してもまた挑戦する、試行錯誤の意味合いです。和製英語なんですね。
正しくは「トライアル&エラー」だそうです。

例:「新しい機能の追加については、トライアル & エラーでやっていきましょう。」

バッファ

ITではデータを一時的に保存するような意味ですが、ビジネス上では余裕・ゆとりを指します。

例:「このスケジュールは多少バッファを持って見積もってます。」

ローンチ

新機能・サービスなどをリリースすることです。正直違いがよく分からなかったのですが、Webサービスやアプリに使われるそうです。

こちらの記事が参考になりました↓

例:「アプリは12月29日にローンチします。」

ユーザビリティー

これはもう馴染みありますが、ドッグフーディングの項目で出てきたので改めて。
本来「使いやすさ」「有用であること」という意味の単語で、IT業界ではだいたい「使い勝手の良さ」を示しているそうです。実際には「いかに効率的に使えるか」「ユーザーの満足度」も含まれたニュアンスで使われており、結構広義で使われているイメージです。

例:「ユーザビリティーを優先したプロダクトを作りましょう。」

おわりに

いかがでしたでしょうか。ごく一部ですが、弊社で特によく耳にする単語をあげてみました。なぜかスから始まる単語が多かったですね。
私自身、何もなしには説明に窮する単語もあったので改めて勉強になりました。今後も分からない時は知ったかぶりせず積極的に調べていきたいと思います。
ぜひ皆さまも、良いカタカナライフをお送りください。

現在スペースマーケットでは各分野で採用を募集しております。ぜひ一緒にアジャイルを回してユーザビリティーの高いプロダクトを作り、サービスをグロースさせていきましょう。ジョインお待ちしております!

スペースマーケットプロダクトチーム Advent Calendar 2019 、明日はマーケティング部・Reina yamamotoさんの記事です!お楽しみに!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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