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読書という旅〜どこでもオフィスの時代〜

先月はバタバタで気付けばあまり本が読めてなかったこともあり、今週末のひとり時間はカフェで本を読むことに。

2日で4冊くらい読んだのだけど、そのうちの1冊が「どこでもオフィスの時代」だった。

2年前、家族で五島列島リモートワーク実験というプロジェクトに参加した。


当時、わたしも夫も会社にリモートワークの制度はない中で約1週間五島列島で仕事をし、当時年長だった長男は島の保育園に一時保育という形で通わせてもらった。

五島では、よい出会いがあり、とても楽しく、そして人生と家族と仕事について考えるきっかけをもらった。(夫はこのリモートワーク実験後に、コロナを前にしてフルリモートの会社に転職した)

そんな五島列島リモートワーク実験のプロジェクトの事務局をやってくれていたみなさんが出版された本ということで軽い気持ちで読んだのだけど、けっこう刺さった。


本からわたしが受け取ったメッセージは、人生の人生、ちゃんと自分で決めてる?ということ。

週5で朝から夜まで出勤して働くことは当たり前だったけれど、コロナでそんな「当たり前」が一気に変わった。

でも変わる前は、出社することの是非、その当たり前はほんとうに当たり前なんだろうか?と疑うことすらなかなかできない。

五島列島リモートワーク実験では、環境も保育園の時間もかわったから、毎日その日どこで仕事をするか、何時から何時まで働くか、どの仕事をするか。

ルーチンから離れてひとつひとつ考えて、決める必要があり、たくさんの気づきを得た。


旅によって、場所をかえ、環境をかえ、ふだんと違う人たちと接することで、ふだんとは異なる思考がうまれる。

五島列島での体験はまさにそれだったなぁと読みながら思い出した。


同時に、久しぶりにゆっくり読書タイムをつくってみて感じたのは、読書は旅ということ。

本を読んでいるとき、物理的には動いてないけど、本の中の世界に移動をしていて。

著者の思考の世界にはいってみたり、小説の世界にはいってみたりする感じは、まさに旅で。

集中して本を読めると、そしてよい本に出会えると、旅にいったのと同じような刺激や新しい発見をもらえる。


そういう意味で先月のわたしは、物理の旅も読書の旅も足りていなかったような気がするし、この週末はよい読書の旅ができて、とても楽しかった。

これからも楽しい読書の旅を続けていきたい。




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