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繊細さは武器になる。

ひとりの時間がなにより幸せで、初対面は苦手、大人数の飲み会やパーティーはできたら行きたくない。

そんな自分をだめな奴だなぁとか、さみしい人間なんじゃないかとか思ってしまうときがあるのだけど、コルクラボでkokokakuさんに出会って、HSC・HSPという言葉を知った。

HSCとはHighly Sensitive Child、HSPはHighly Sensitive Personの略。敏感で繊細な気質をもつ人を指す。

kokokakuさんはそんな敏感で繊細な気質をもつHSCの認知を広げ、HSCで学校にいくことがつらい子どもたちに学校に通う以外の選択肢を提示することで安心をつくるを目指してしてクラウドファンディングをしていて、少し前にプロジェクトが達成した。


5人に1人がHSC・HSPの気質をもっていると言われているらしいのだけど、HSC・HSPの人がもつ気質の特徴がこちら。

※kokokakuさんのクラウドファンディングページより

わたし自身は半分くらい当てはまっている…!

それでようやく、わたしがひとりになりたくなるのは人が嫌いなんじゃなくてつかれてしまうからだと分かってそんな自分を前よりも受け止められるようになった。

他人の感情に敏感だから、対人コミュニケーションにものすごくエネルギーをつかう。こんなことはじめて言うけど、言葉の裏にかくれてる攻撃性やマウンティングみたいなものにびっくりするほど弱い。それが自分に向かっていないものだとしても、ダメージを受けがちだ。

怒りの感情も苦手。満員電車でイライラした人にぶつかられたり、駅員さんに理不尽に怒鳴っている人をみかけたりすると、心がざわざわして無用にへこんだりする。

そんな気質だから、定期的にひとりで静かに過ごしたくなるのだと、30年以上生きてきてやっとわかった。気質であって自分の人間性ではないと理解できて気持ちが軽くなった。

同時に思ったのが、みんながわたしのように周りの人の感情をキャッチしちゃうわけではないということ。つまり、それは武器になるのだと思うようになった。

例えばわたしは「困る」という感情にも敏感だ。

なにかのイベントに行ったとき、受付の場所がみつからないとか、受付終わったあとに手持ち無沙汰で気まずいとか、初対面の人に話しかけるハードルめちゃ高いとか、話し始めてもあんまり盛り上がらないとか、そういうことによく困る。

だから自分がなにかイベントをするとき、来てくれる人が困るかもしれないポイントが想像しやすくなる。

自分のようにはじめての場所や知らない人がいる場所がそんなに得意じゃない人が困らないために必要な掲示、アナウンス。人見知りな人が話しかけるハードを下げたり、話をするきっかけをつくる工夫。

それらは、自分が参加したときこんな風だったら安心していられて、誰かとつながれて、楽しく過ごせるんじゃないかと考えてうまれるもので。

長い間、自分の気質をネガティブなものとして捉えていたのだけど、それが強みになっているじゃないか、そう気付くことができたことはけっこう大きな変化で。そう気づけると、どう活かすか?ということを考えられるようになる。

きっとこういうことってまだまだたくさんあるんだろうなぁ。

ちなみにkokokakuさんのプロジェクトはまだ実施中。想いのこもったページ、ぜひ読んでみてください。


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