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DMM版ウマ娘を60fpsで動かすやつ(追記:2022/10に対策されました)

[2022/10/14追記]
DMM版のアップデートによって以下の内容は使えなくなりました。


[おことわり]
 本記事は外部のモジュールを導入して実現するものです。これを実行したことでDMMアカウントをBANされたり、PCが予期せぬ動作をしたりしても筆者は一切責任を取れません。すべて自己責任で行ってください。

[はじめに]
 これは、DMM版ウマ娘を60fpsで動かすための手順を簡単に説明するものです。これを実施すると、ホーム画面も育成画面もレース画面もライブシアターも、ウマ娘達が60fpsで動作します。PCの性能によってはそうはならないかもしれませんが。

ライブ画面での例↓

 センターのキングヘイロー率が6割を超えているのは顔がいいから。血統がいいと顔もいい(?)

[概要]
 umamusume-localify というモジュールを追加することで、本来ある30fpsのリミッターを解除することができます。

※元はゲーム内表記を一部中国語向けにローカライズするために作られたようで、フォントの入れ替えやゲーム内表記を入れ替えるための設定もあります。また、通常ウインドウの大きさを変更できない点を変更できるようにしたり、通常ウインドウ表示なのが自動でフルスクリーン表示になるという便利機能も。そのため、4Kディスプレイを持っていればライブシーンを4Kフルスクリーンで鑑賞できます。

[手順]
1.
 https://github.com/GEEKiDoS/umamusume-localify/releases に行ってRelease.zip をダウンロードし、解凍。
2021/05/16 現在の最新版は Test Release 5 らしい。

2021/6/4現在では、Test Release 6 が出ている。これには後述する
config.json が含まれていないので、Release 5をダウンロードして
配置してから、Release 6のファイルを上書きするのがよい。

2.
 解凍すると、3つファイルが現れる。
・config.json
・version.dll
・version.pdb

 これらを、DMM版ウマ娘のインストールフォルダ(umamusume.exe がある所)に置く(version.pdbは置かなくてもよい)。通常なら、 %USERPROFILE%\Umamusume になると思う。
もし上の記述の意味がわからなければ調べるか、それすら面倒くさいなら下の画像のごとく、[ファイル名を指定して実行]に %USERPROFILE%\Umamusume をコピペして[OK]すれば、該当のフォルダが出てくるはず。インストール先を変更している場合は別だが。

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3.
 必要に応じて config.json を編集する。
ファイル内の記述については https://github.com/GEEKiDoS/umamusume-localify に書いてあるが、筆者は以下のように設定している。

画像2

・enableConsole(コンソール画面が表示される)と、enableLoggerは false。
・maxFps(FPSの制限を解除 or 指定値に固定)は、標準だと0(無制限)になっているが、通常のディスプレイなら 60(=60fps)に指定したほうがフレームレートが安定していいかもしれない。筆者の環境では60に固定した方がよかった。なお、144Hzなどで動く高速ディスプレイを持っている人は手持ちのディスプレイの動作周波数に合わせてもよい。筆者はこれを書いたあと、4K120HzのテレビとフルHD・300Hzの液晶パネル入りノートパソコンでそれぞれ試したが、きちんと60fps以上で動作したのを確認した。

・unlockSize(ウインドウサイズを変更できる)は true。
・uiScale(UIの表示倍率設定?)は標準1.0のまま。
・replaceFont、dicts(中国語へのローカライズに関する設定)は false。
・autoFullscreen(自動でフルスクリーン)は True。これは16:9ディスプレイでは横画面だけ全画面表示になり、ディスプレイを縦回転した場合、起動時から縦向きディスプレイにウインドウがあると自動でフルスクリーンになる。ただしUIのサイズが画面サイズと合ってない状態になることがある(以下の写真参照)ので、その場合はuiScaleを調節して対処する必要がありそう。

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ボタン類のサイズが合ってない

もしくは、autoFullscreenだけ False にして、最大化はumadoなどの外部アプリケーションに頼るのもいいかもしれない。ただし、ライブ映像をじっくり見ると本モジュールで拡大したほうが画質がよかった覚えがあるので、ここは人によるかもしれない。

4.
 終わったら、いつも通りにウマ娘を起動する。
もし起動しない場合、以下をインストールして再度起動してみる。

Visual Studio 2019 の Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ
https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/

[副作用]
 maxFps が 0 の場合、キャラクターの視線が時々あさってを向くときがある。原因は不明。

[その他]
 Geforce 環境の場合、NVIDIA コントロールパネルを使ってウマ娘インストールフォルダ内の umamusume.exe を指定し、設定をあれこれ変更するとウマ娘達のレンダリングを高画質にできるかもしれない。

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 設定面で『ココこうしたらええんちゃうか』という方は Twitter: @ragemax までお知らせください。

[追記]
 上のドライバによる設定をほとんどオフ(または規定)にしても、実際は4Kだと画質にほとんど差がなかった。しいていえば、わずかに輪郭のアンチエイリアスが効いているのがわかることと、垂直同期をオンにしておくとテアリングがなくなったかな……という感じ。お詫びして訂正します。

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