訪問看護サービスとは?サービスを受けるまでの流れ
「病気や障がいがあっても、住み慣れた地域、自宅で過ごしたい」「人生の最期をおうちで迎えたい」と望まれる方が、最近では増えてきています。しかし、「家族だけで介護やケアができるのか」「一人暮らしだけど大丈夫なのか」と不安に思うことも多いと思います。
そんな時に頼りになるのが訪問看護です。訪問看護の強みは、地域で暮らす全ての年代の方に、関係職種と協力しあって、一人ひとりに必要な支援を提供します。
訪問看護で受けられるサービスとは?
患者の主治医からの訪問看護指示書が発行されて、地域の訪問看護ステーションや病院、クリニック等の看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がご自宅等へ訪問します。
入浴介助、食事や排泄などの介助・指導や、健康状態の確認、医師の指示による医療処置、医療機器の管理、ターミナルケア、在宅でのリハビリテーション、ご家族へ療養上の指導や栄養相談などを行います。
訪問看護を利用するには?
訪問看護は在宅療養する人すべて対象になりますが、その方の病気、年齢などによって介護保険と医療保険のどちらを使用できるかが異なります。また介護保険、医療保険で利用方法も異なるため、以下にまとめます。
▶︎ 介護保険で訪問看護を利用できる方
1)65歳以上で、要支援・要介護認定を受けている
2)40~64歳の方は、介護保険上で「特定疾病」とされている末期がん等が原因で要支援・要介護の認定を受けている
いずれも要支援・要介護認定を受けた方は、担当のケアマネジャーに利用を相談し、居宅サービス計画に訪問看護を組み入れます。
※介護認定を受けるには、まずお住まいの地域にある地域包括支援センターへ相談してみましょう。
▶︎ 医療保険で訪問看護を利用できる方
年齢に限らず訪問看護を利用できますが、65歳以上の場合は、要支援・要介護認定を受けていない方のみとなります。
(65歳以上で介護保険が利用できる方でも、厚労省指定の難病をお持ちの場合は医療保険が使用できます。ケアマネジャーや入院中の方であれば、ソーシャルワーカーに確認してみましょう。)
在宅療養中の方は、ご希望の訪問看護ステーション、または主治医に相談してください。入院中の方は、主治医、または病院の地域連携室や医療相談室などに訪問看護の利用について相談します。
訪問看護にかかる料金は?
外来や入院等にかかる費用と同様に、訪問看護には、ケアの内容によって「単位」が一律で定められており、1単位ごとの金額に応じて料金が決定します。お住まいの地域によって、1単位あたりの金額が若干、違うため、詳しくは利用したい訪問看護ステーションに問い合わせましょう。
医療や介護が必要になったとき、どんな療養生活を望むのか、本人と家族で話し合って必要なサービスを選びましょう。
ご不明な点や具体的な利用方法や費用などお聞きになりたい方は、当訪問看護ステーションにも何なりとお問い合わせください。
問い合わせ窓口 【TEL】076-254-6920 / 【mail】info@radix-flos.com
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