見出し画像

今年は野生

大人も子どもも皆、野生で行こうよ。

ここ数か月の話。

途方もない暗闇に落ちていた。

過去形にするには、
いささか気が早い気もするけれど、
少しだけほんの少しだけ落ち着いた。
気がする。

人は余裕がない時、
何もできなくなるんだなと実感する。

仕事で落ち込んだり、イライラしたり。
家庭で話せなくなったり、イライラしたり。

今もふと怒りの感情が芽生える。

僕は元来優しい人ではない。

ただ無闇矢鱈に憤りをぶつける人でもない。
と思っていた。

ただ感情のままに言葉が止まらない。

そしてひとしきり喚いた後に、
脳がショートするように停止する。

そんなクズな月日を過ごした。

綴りたい想い出はいくつかあった気がする。

だけど、ここ数ヶ月間の記憶があまり無い。

いつもだったらメモを取るけれど、
そんな気力も沸かなかった。

時間がどう巡っていたのか。
時系列もずっと曖昧で、
ドラえもんのタイムマシーンの中で、
ひたすらに彷徨いているようだった。

「苦しい、早く終われ」
「苦しい、明日なんか来ないでくれ」
「苦しい、もう動きたくない」

毎朝布団の中でそう思っては、
それでも働いていた気がする。

そもそも眠れていたのかも不明だ。

今年の目標。

絶対に転職する。

そうしないと命が尽きる。
そんな焦燥感さえ覚える。

「逃げたい、苦しい」
今の職場のままではQOLもクソもない。

本音で面接を受けるならば、
「逃げたくて貴社に応募しました」
不純な転職理由だと思う。

でも、もう今の職場では頑張れない。

厳密に言えば頑張れないではなく、
人の形を成した傀儡と化してしまう。

嫌味を言われて愛想笑いをして、
受け流して機械のように働く。

「働くって我慢の連続だから」
働くにあたって先輩に言われた一言。

「お前は我慢出来ないよ?」
と、付け加えられて。

その通りだ。

何度も超えた限界。

もう身も心もボロボロで、
ここ数ヶ月で白髪も増えた。

単純に歳を重ねただけだろうか?

転職をしたからといって、
別に変わらないかもしれない。

結局しんどいままで、
僕が社会人に向いてないだけ。

それでも、今は良いと思える。

だって、しんどいんだもの。
だって、息苦しいんだもの。

そんな野生的な考えでも良いじゃない。

そう思えるようになったら、
少しだけ心が楽になった。

メガッパ

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集