それでも私はネイルを塗る

先週の日曜夜に顕れた精神的な落ち込みはいつもより深く、物を書くことも出来なかったのですが、もう復活したかも、という状態なので、何かしら書いてみようと思います。

先週1週間は本当に酷くて、1日仕事を休んだり、つらいときは縮こまって泣いて、SNSも全部削除して、でも何もできないからときどきググってログインしてはすぐに閉じて、気持ちが少しでも前向きになるお洒落賃貸サイトのアプリを見て、夜は寝付けなくてまたスマホを見てしまって、みたいなことを繰り返していました。文字通り産婦人科に泣きついて、セロトニンが出るという薬を処方してもらったりもしました。元気を出したくて向日葵を買ってみたりもしました。

今回感じたのは、何処にもいたくない、という感じ。死にたいとまではいかないし、何処にも居場所がない、とも違う。消えてしまいたい、とは似ているもののように思う。

最近にきびもひどくて、ホルモンバランスの影響が大きいと書いてあった。

心の不調も体の不調もホルモンバランスに起因していることはわかった。漢方もセロトニンの薬も飲んでいて、そのおかげか少しずつ安定してきたけど、変な名前のついた自分の目で見たこともない神経伝達物質で何もかも解決するなんて、なんて合理的で味気ないことだと思いました。

そんな中PMDDの本を読んで、よく言われることだけどそうだなぁと実感したのは、不調があるということは自分からのサインだと言うこと。何かを見直す、何かを変える、きっかけなのだと。

私はネイルを塗るのが苦手です。不器用だからすぐにはみ出してしまうし、爪を伸ばしたくないし。でも、年末年始に、臭いのない色味のすてきなネイルを妹に教えてもらって、どうせうまくできないから、ってやらないのではなくて、うまくできないかもしれないけどやってみよう、と思い、いくつか購入していました。

最近塗っていなかったので、今日久しぶりに塗ってみました。

やっぱりはみ出ているしムラもある。けど、前よりはほんの少しだけうまくなったかもしれない。ネイルに関わらず、他のこともきっとみんなそう。できるようになっている気がしないことでも、少しずつ少しずつ続けているとある日突然できるようになったりする。それに、うまくできなくたってそれでいい。うまく生きれなくたってそれでいい。ちゃんとやらなくたってそれでいい。自分の責任が自分で取れれば、それでいいじゃない。

きっと心との付き合い方も同じで、今まで避けてきたから、逃げてきたから、大きな声を上げるようになっているんだろうな、と。

私が勉強しているヨガ哲学でも、ざっくり言うと、新しいことに飛び込んでいって経験をどんどん増やしていこう、という感じの話があります。経験は力になるけど、私が積める経験はまだまだたくさんある。長い間休みなく真剣に取り組めば、きっと力になる。

いろいろ大変な世の中なのに、私は相も変わらず自分のことで手一杯。でも今日もまた少しだけ新しい自分になる。経験を増やして繋がっていく。

例に漏れず取り止めのない話でしたが、そんなことを強く思うホルモンバランスの少し落ち着いた新月の日曜日です。

新月の日は始まりの日。何か新しいこと、やりたいな。