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やがて土に還るー我が家のコンポストについて

今日は、私が去年から使っている、コンポストを紹介してみようと思います。

たぶん記事にするのは初めてのはず。

いつもながら、最初に思いついたことをタイトルにすると、分かりにくそうだったので、副題を付けました。


コンポスト、とは、堆肥を作る容器のことです。

去年、緊急事態宣言が出た頃に、知人から、家庭から出る生ゴミを発酵・分解させるコンポストキットで、ベランダでも出来るおしゃれなものがあると教えてもらい、LFCコンポストさんのお試しセットを買ってみたのが始まりです(サイトを見たところ、お試しセットは今はもうない模様)。

生ゴミを投入するための布製の内袋、外側の袋と、基材がセットになったもので、袋をセットして基材を入れて、あとは生ゴミを入れてスコップで混ぜるだけ。だんだんと生ゴミが基材と混ざって発酵して、分解されて、3ヶ月くらいすると堆肥が出来上がる、という仕組みです。

お試しセットを買った時点で三角コーナーを処分していたことと、出る生ゴミの量が分かること、発酵分解の過程で基材が温かくなっていくこと、毎日混ぜると愛着が湧くこと、などから、結局定期購入して、3ヶ月に一度、新しい基材を送ってもらって、せっせと堆肥作りをしています。


堆肥作りなんて初めてなので、いろいろ失敗もありました。

発酵分解が不十分で、種を撒いて芽が出てくる頃には、大量のコバエが発生したりとか。

せっかく出てきた芽にアブラムシが付いたりとか。

冬場の気温が低くて、全然発酵分解が進まなかったりとか。

それでも、日々、生ゴミだったものが、だんだん分解されて土になっていく様子を見るのは楽しいし、家の中に生ゴミがない状態になることや、シンクが広く使えること、なんとなく地球にいいことをしている気になれることなど、いろいろ楽しみながら続けています。


本当に地球にいいのかどうかは、正直なところわかりません。

が、どれくらい生ゴミを出しているのか、気にするようになったことは、けっこう大きな意識の変化になったと思います。

毎日2杯は飲むコーヒーかすも、お茶っ葉も、魚の骨も、出汁を取った後の昆布や小魚も、そのうち土に還っていく。

農業をやっている方に教えていただいたところによると、やってくる虫たちは、堆肥に残った毒素を分解しに来てくれているそうです。正直コバエがいるのは気持ち悪いけど、そう考えると、私が出来ないことをしに、自然に還すお手伝いをしてくれている。

これから暖かくなると、またコバエ問題が出るのかぁ、と思うと少し憂鬱ではありますが、それ以上に学べることが多いので、ベランダのある家に住める限りは、続けていきたいと思っています。


出来上がった堆肥を使って、ベランダ菜園をするのも学びが多いです。


LFCコンポストさんには、使いきれない堆肥は、有料ですが回収してくれるサービスもあります。


自分が食べなかったものを、土に還していく。

私が死んでも、たぶん火葬されてしまって、土に還ることはないと思うけど(植物ですら土に還るのにこんなに時間がかかるのに、いわんや人間なら)、こういう取り組みで、世界の循環に何か出来ているなら、うれしいなと思います。

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