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女性性に頼るのもう疲れた

メイドさんやめようかなあ。
これでもしがないフェミニストです。
ロンドンの大学で何本も面白いフェミニズムの論文を読みましたし、小さい頃から輝いて活躍する女性に関わってきました。

けど大学1年の頃からカフェでアルバイトとか、そう言った一般的な職についたことがない。自分がフェミニストであるという自覚と矛盾して、一般的でないナイトワークやメイドさん、モデル、アイドルに興味がないと言ったら嘘になるし、実際メイドさんに適性があるような気がします。
ADHD傾向のある女性の中には水商売や女性性を売りにする仕事に適性がある人が多いとも聞きます。
ある程度の突飛な発言はその子の個性として可愛がられるし、面白い子だね!とそういう場では可愛がってもらえるからです。

でも一般社会に出たらどうなるかなあ。
確かな技術を持った技術職の人。そういう人たちは自分の技術や経験に価値を見出されていて、その人だからできる仕事がある。

でも私は??



正直メイドさんとしてお茶を入れるのも最初は難しかったけど、誰でもできてしまうこと。私である必要ありますか?20代の女性でお茶が入れられrば誰でもいいのでは?私である意味とは?女性を募集、という無限の候補からただ私がFemaleだったから選ばれただけ、そうなのでは?

例えば、このキャバ嬢じゃなきゃお酒まずくなっちゃうから絶対この人!ってなるのは限られた人だけなんじゃないかな。あとは女性だから、若いから価値を見出されている。その人の思考や教養って価値を見出されてるのかな?
そうだったら、一体何のために義務教育を受けて、高等教育を受けて、大学に入って、留学までしたのでしょう。

コンパニオンにとって大事なのは若い女性であることと、笑顔でいること。ハイヒールで立ってじっとしていられることだから。

でも疲れてきた。実際どんなキャリアにつながるのか全く自信が持てないし、一般のバイトの経験がないから今から一般のバイトを応募するのがすごくハードルが高いです。採用側としても、何で大学3年なのにカフェの一つの経験もないの?ってなる。メイドさんは例えば3時間のシフトだったらその間ぶっ通しでずっと演劇を行っているのに近い。素の自分では評価されないんだということは初めてすぐに気づいた。だかられいちぇるという名前も作って最初は二重人格みたいに感じていた。

ふと、私が男だったらメイドさんじゃなかっただろうな。何のバイトをしていたんだろう。もしかして、私という中身よりも自分の身体性、女性性にしか意味がなかったのかな?

トークの面で教養や知識が効いてくる部分ももちろんあるんだけど、うまく言い表せない。とにかく女性性が消費されない仕事に一回就いてみたい。

でも突き詰めるとそれはマスクに全身防護服の工場労働者みたいになってしまうから、そこまでするのも違う気がする。

なぜ私は自身の女性性をもう売りにしたくないと感じるのだろうね。自分が女性であることに自信が持てないのか?誇りがないのか?疲れるからか?

言ってること伝わりますか?同じ悩みを持つ女性に出会いたいな。

終わり

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