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【エヌビディア、なぜ高騰?】

エヌビディアは、好決算を受けて24%高を記録。時価総額は1兆ドルに迫り、S&P500構成企業の時価総額で5位に浮上しました。

1位アップル→2兆7,209億ドル
2位マイクロソフト→2兆4,234億ドル
3位アルファベット→1兆5,733億ドル
4位アマゾン→1兆1,799億ドル
5位エヌビディア→9,393億ドル
6位バークシャー・ハサウェイ→6,970億ドル
7位メタ→6,476億ドル

しかし、なぜこれほどまでにエヌビディアは高騰しているのでしょう?

まずは業績見通しが抜群に良いからです。

5-7月期の売上高見通しが市場予想の1.5倍とAI用半導体の需要は市場の予想を遥かに上回る勢いです。

ジェンスン・ファンCEOは信じられないほどの注文が舞い込んでいると話し、AIブームはまさにゴールドラッシュの勢いです。

ちなみに、

19世紀に訪れたカリフォルニア・ゴールドラッシュは金が発見されたニュースが広まって、世界中から30万人がカリフォルニアに移り住みました。このときに一番儲かったのは、シャベルやジーンズなど金を掘るための道具を売った人と言われています。

金を掘る人よりも、金を掘る道具を売る人の方が儲かったんですね。

ここで爆発的ヒットになったのがリーバイスですね。

リーバイスのジーンズは頑丈で有名ですが、ゴールドラッシュで金の採掘が盛んになったときに、金鉱で働く人たちに作業用パンツを作ったことが起源になっています。

で、

エヌビディアはまさにAIに道具を提供する企業だから、これだけ高騰しているのです。

ゲームに使う半導体、データセンターに使う半導体、自動運転に使う半導体、メタバースに使う半導体。

様々な分野・事業にAIの活用が期待されます。

その中での競争は激しく、一体AIを活用したどの分野が成長していくのかはわかりません。また、その分野の中においてもどの企業が競合に勝ち成長していくのかもわかりません。

ただ、ひとつだけ言えることがあります。

エヌビディアは自動運転だろうが、メタバースだろうが、AIチャットボットだろうが、ゲームだろうが、どの分野が当たったとしても恩恵を受けます。

なぜなら、AI向けの半導体を提供しているからです。

同じように、その中でどの企業が覇権を取ったとしてもエヌビディアには追い風となります。

AIがどんな形で、どの企業が勝っても恩恵を受けるというのは、確実に当たる宝くじを持っているようなものです。

そういう理由で、エヌビディアは高騰しているわけです。

レイチェル

またお目にかかれるときを楽しみにしています。