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東大生、ADHD、Xジェンダーなど。考えたことを書く場所です

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私が書いてて恥ずかしくなった記事や照れ臭くなった記事、「ちょっと全体に公開するのはな〜」と思ったような記事を置いておく場所です。はっきり言って趣味の領域に近いですが、気が向いた方はよければどうぞ。

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    「作ってみたいなー」「作ったけど美味しかったからまた作りたい!」と思うレシピをまとめています。自分用の備忘録です。

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「配慮のお願い」という言葉の苦しさに、誰か気づいて

今学期もやってまいりました(というかもうほぼ終わりました)、配慮交渉シーズン。 別名、年2回メンタル激病みシーズン。 私は現在大学で精神疾患の障害者として配慮を受けながら授業を受けている身です。病名としてはADHDと抑うつ、症状としてはプラスで不眠症/過眠症やパニック障害など。 この配慮がどういうシステムになっているかというと、大学は高校と違って担任とかがいないので、ある程度教務課やバリアフリー支援室と相談しつつ自分で授業を受け持っている教授の方々とやりとりをしながら進め

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      人は誰かを通して自分の輪郭を辿るのかもしれないと思った。

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      • 背中を押して、押されて、また押して──「give」で、3年越しの夢が叶った話【後編】

        初めましての方は初めまして、Rieと言います。 ハンドメイド商品を出品する話、後編です! (前編はこちら↓) 後編では、giveメンバーの紹介も兼ねて、 「ではなぜ、いきなり出品することになったのか?」という話をします。 ちょっと照れくさいのですが、よければお読みください。 豊かな才能を、「不健康」に溶かさないキーパーソンの一人めは、なんとうちの母。 母はね〜。 こういうことを大っぴらに言うと恥ずかしがるんですが、めちゃくちゃ才能豊かな人なんですよね。 空間認知系

        • 「本一冊だけ持って、喫茶店に行きたい」──3年越しの夢が叶った話【前編】

          初めましての方は初めまして、Rieと言います! 実はこの度、念願のハンドメイド商品を出品することになりまして。えへへ。 それがこちら↓ ブックカバーにポーチをつけて、カバンに見立て、蓋をくるっと巻いて閉じられるようにしたもの。もちろん細部までこだわっているし、設計図も工夫しているけれど、発想としては多分割とシンプルです。 でもぶっちゃけ、本好きの皆様…… 本だけ持って出かけたくない?カバンとか、なーんも持ちたくなくない?そういう日ってあるじゃない? 朝日が気持ち良くて

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          ここを、わたしの家とします

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          「良いもの」恐怖症

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          背中にコンセント挿したら充電できるようになったりしないかな

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          全身に虫が這いずる毎日を過ごしている(私の感覚過敏について)

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          正しさに、頼らなくても済むように

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        記事

          Dear 僕、四半世紀お疲れ様!

          2023年を振り返ります!!! だらだらと振り返る今年の抱負:「好きなものを好きって言う」 ※あとから「嫌なことは嫌って言う」が追加された 人生を変えた代表的なエピソードをピックアップしようとしてみたけど、多過ぎてできなかったので、ひたすら羅列していきます笑。つらつら振り返るので、暇な人は、よければお付き合いくださいませ。 1月 大学の授業がとにかく楽しかった時期だった。代表的な2つを挙げます。 ①大好きな教授の授業。ちょうど1月は最終回くらいの時期だったんだけど、

          Dear 僕、四半世紀お疲れ様!

          「死にたくなること」を、僕は自分に許したい

          突然だけど、希死念慮は、二重の厄介さを持っていると思う。 希死念慮そのものがつらいのが1つ。 「希死念慮を抱いていると人生が前に進まない」のが2つ。 鬱でつらいよ〜って人、わりと2つめのやつが大きかったりする人も多いんじゃないのかなって思う。 もちろん希死念慮自体もつらい。めちゃくちゃつらい。でもなんか少なくとも僕の場合、それは最悪無視すればいい。自分だけのことだからね。布団かぶって寝てればまあ終わる。 でも2つめは無視できない。人間社会は一般に「不安定」を想定して作られ

          「死にたくなること」を、僕は自分に許したい

          FtM?FtX?の俺が下着専門店に行ったら自分の体が好きになった、話

          下着が苦手だ。 いや、遠巻きに見てる分には可愛いと思う。 しかし自分の体にくっついてるとそうもいかない。 世の女性ものの下着は、もっぱら白とかピンクとか水色とかで、可愛くて、ふりふりしている。どんなにガワを装ってもお前は一皮剥けば女なんだと言われているような気がしてならない。「実は女の子らしくて可愛いんだね💋」みたいな手合いにはもう飽きている。 もちろん、別にそれが似合うような人にとってそれはなんら悪いことではない。残念ながら俺がそうではないだけだ。 そうではない下着もた

          FtM?FtX?の俺が下着専門店に行ったら自分の体が好きになった、話

          俺は性被害者でポリアモリー(?)でFtM(?)でバイセクシャル(?)で、だから孤独で、だからその孤独を引き受けるよ

          唐突に目の前が真っ白にはじけたような感覚がして、私は本当に唐突に、この先自分の身にきっと起きるであろうことを受け入れることになった。 気づいてしまった。 私が私として生きる限り、きっと一生手に入れられないものがある。 それでも、私はそれを受け入れる。 「無条件の愛」という幻想家族 「無条件の愛」とかいうものを、最初に取り壊したのは親だった。もう愛されたいという言葉を生み出すことさえもないけれど、多分愛されたかったと思う。おそらく。ここまで書いて気がついたな、いつからどう

          俺は性被害者でポリアモリー(?)でFtM(?)でバイセクシャル(?)で、だから孤独で、だからその孤独を引き受けるよ

          重度(ほぼ)の熱中症になりました【体験記】

          えー、お久しぶりです。りえです。タイトルの通りです。 なりました。熱中症。 しかもかなり重たいやつ。 どれくらい重たいかというと、冷房ガンガンの部屋で3時間以上過ごしてOS-1も1本飲みきってるのに寒気吐き気痙攣頭痛火照りが全然治らないレベルのやつ。 意識はちゃんとあったし救急車はなんだかんだで呼ばなかったんだけど、もうほんと救急搬送一歩手前のやつに。なりました。 翌日もしばらく塩味の味覚戻らないレベルのやつに。 ええ、なりましたとも。 しかし、転んでもタダじゃ起きたくな

          重度(ほぼ)の熱中症になりました【体験記】

          ケアの概念とラフメイカー(BUMP OF CHICKEN)

          最近、授業で「ケア」というものについて触れる機会が多い。 たとえば死生倫理学(の中で触れた看護学)や、臨床心理学、障害学など。 浅い理解で恐縮だけれど、近年では、ケアとは「相手の求めていることを踏まえて支援を行うこと」という価値観が強調されやすいように思う。QOLの概念にも代表されるように、周りが思う「良い生」を押し付けるのではなく、あくまで相手の望む生を達成できるように支援を考える。 そして、ここで大切にされがちなのが「相手と同じ方向を向くこと」だ。 特に看護や心理の授

          ケアの概念とラフメイカー(BUMP OF CHICKEN)

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          かなり、パンチのあるエール:『障害児の共生教育運動』書評

          小国喜弘先生が編者である本、『障害児の共生教育運動』を読んだ。 少し前置き。 小国先生、実は私が本当にお世話になっている先生。 私の専攻は教育心理学なのだけど、まあこういう人間なので障害学にも興味があり、障害学関連の授業をわんさかとっている。そのため小国先生にも教わることがとても多かった。 私が障害学の授業をわんさかとっている理由は、もう一個ある。 私自身も発達障害の診断をもらっている身であり、授業は特定の配慮がないとほとんど受けることができない(余談ですが、自分が障害配

          かなり、パンチのあるエール:『障害児の共生教育運動』書評

          「ありのままの自分」と、無限の追いかけっこをしよう

          突然だけれど、私は創作に割とどっぷりな人生を送ってきました。 noteも書くし小説も書く。歌、アレンジ、動画制作、ファッション、創作料理に服のリメイク、創作手芸(※今までになかった機能を持つ小物を作ったりするのが好きです)まで。新しいプロジェクトを立ち上げることや、研究だってある種の創作活動でもあると思う。最近では演劇の授業を受けて、とても心動かされたりもして。 さて、そんな創作活動と切っても切り離せないのが「個性」ですね。 なんなら最近じゃ創作活動以外でもよーーーーーく言

          「ありのままの自分」と、無限の追いかけっこをしよう

          遺書未満

          先に言っておくと、別に死ぬつもりはない。 むしろ今はお気に入りのカフェでゆっくりとコーヒーを飲んで、とっても凪いだ気持ちでこれを書いてる。全然朝日は気持ちいいし、全然今日も明日も生きる気満々だ。 しかしこの「希死念慮」とかいうやつと付き合って早8年くらい、私は私を信じることがあんまりできないというのが正直なところで、自我としては死ぬつもりがなくても不意になにかの衝動で崖を転がり落ちてしまうことはありえるし、そうではなくても自分がいつ何時も死に接近している節がなくもないのはわ

          遺書未満

          私が信じたあなたが信じた私を信じようと思う

          突然だけれど、私は自己肯定感が低い。 いや、正確には低いなんてもんじゃない。カスだ。 自分のことは常に嫌いで、脳内にはいつも自分への罵詈雑言が鳴り響いている。友達はみんな仕方なく私と一緒にいてくれているんじゃないかと思っているし、告白も全部嘘かドッキリかなって思っている(というのは告白してくれた人にとても申し訳ないんだけど)し、自分が死んだらみんな喜ぶとまで思っている。褒められたら無理やり言わせてしまったんじゃないかと自分の言動を遡り、でも褒められなかったら褒められなかった

          私が信じたあなたが信じた私を信じようと思う

          性虐待経験者だけど何か質問ある?

          先日、心理学系の講義で性虐待の話があって、「こういう行動に出ることは多いんだけど、なぜだかはあまりわかっていないんだよね〜」という話がいくらか出ていたので、勝手に答えてみようと思い立ちました!多分、性虐待経験者が細かく自分の感覚を語るのって割としんどいんだろうね。 かなり詳細に自分の感覚を言語化してみたつもりではあります。 あくまで1つのケースとして、性虐待被害者に関わる可能性のある人に読んでみてもらえたら嬉しいです。生々しい話もまあまああるので、無理はせず。 0.前置き

          性虐待経験者だけど何か質問ある?