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さい
2020年7月2日 03:03
朝に目が覚めて、いや、夜中寝付く頃から雨が降り出してきたと気付いていた。ベッドの中で私は「朝まで降ってくれているといいな」と少しの願いを込めながら眠りに落ちる。私は雨が降ると「何も頑張らなくていい」「ただ、そこにいてもいい」という妙な感覚に囚われるのだ。特に、何か病んでいるという言い方をする様なストレス状態があったり、失恋の慰安期間というわけでもない。何となく、雨は今の私をそのまま許し