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太陽に当てた布のあったかさ。

 

太陽が顔を出した。
青空が広がる朝。


天気がよかったある日。

洗濯物が干してあって。

時折、そよ風がふく。

木々の若葉が奏でるハーモニーに合わせて
洗濯物もおどりだす。


太陽にしばらく照らした洗濯物。
正確に言うと、半纏(はんてん)を羽織ってみたら

すごくあったかい。

なんか

いま、すごくしあわせなんだな。

ってふと感じた。


すんごくちいさなことだけど
そのあったかさに
しあわせだと思ったことに
なみだがこぼれた。


窓からみた景色がうつくしいこと。
緑の山々と青い空が広がっていること。
太陽に照られた木々。
鳥の会話、さえずり。
あたたかい太陽のひかり。

すべてが愛おしい。


心に余裕がなくなってしまえば
その日々を、その一瞬を生き抜くことに精いっぱいで。

些細なしあわせも
ついこの間までしあわせだと感じていたことでさえも

気づけなくなって。
忘れて。

きっとそうなる。
たぶん、また、そうなる。


それでも


ちいさなできごとを
些細なできごとを

しあわせに感じられるように
そのしあわせに気づけるような
人生を歩みたいよね。



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