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【ご報告】ヘリックスドットコムの引継ぎをしました

中四国に革命はまだ起きていない

先日、オンラインツールZOOMにて、逆求人型イベント CHANCEを開催いたしました。なんとか無事にイベントを終えることが出来ましたことを、この場にて報告いたします。全国各地からお集まり頂いた関係者の方々は、誠にありがとうございました。「#ヘリックスドットコム」がツイッターで大暴れするという嬉しい誤算もありましたので、良かったら当日の様子はツイッターで検索してみてください。

▼逆求人型イベントCHANCE
中四国圏内に在学している学生限定で開催する逆求人型イベント。第一回は、2020年2月8日に岡山県にてオフラインで開催し、内定獲得率20%を記録した。第二回となった今回は、文系と理系各30名が選考倍率6倍となった複数選考を突破した。学生が本イベントに費やした準備期間は2ヶ月間。「涙あり、笑いあり」の2ヶ月間を乗り越え、イベント当日には中四国の学生の強い思いと、レベルの高さを全国に知らしめた。

▼当日盛り上がった様子はこちら

今回のイベントを含めて、この1年間で出展いただいた企業様は72社。関わった学生はこの1年間で1000名を超えます。1年前に「中四国では絶対無理やろ」と言われていた人からも、ありがたいことにお褒めの言葉をいただくようになりました。しかし、私たちはまだ革命を起こせたとは全く思っていません。

革命とはジャイアントキリングである

これは、私たちのビジョンマップです。トゥモローゲート西崎さんが公開しているビジョンマップを参考にして、運営メンバーの共通認識として可視化したものとなります。「中四国に革命を起こす」。このミッションを達成すべく私たちは存在しています。

「ジャイアントキリング」。日本語では大番狂わせの意を持つ。予期せぬ事態により物事が思惑どおりに進まなくなること、またはスポーツの試合などにおいて戦力や過去の実績で上回る競技者や競技チームに対して格下と見なされる側が、事前の予想を覆して勝利することを指す言葉である。 時には「奇跡」とまで表現されることもある。(Wikipedia参照)

サッカーに没頭してきた私にとって、この概念は大変共感できるものでした。就職活動の中で、幾度となく馬鹿にさ、卑下されてきた中四国地方の学生。その悔しさを糧に、ヘリックスドットコムは立ち上がりました。私たちが掲げる革命。それは日本代表がW杯で優勝するかのごとく、「中四国とか全然マークしてなかったけど、めちゃくちゃアツいじゃん!」と目を向けてくれる企業様が日本全国に溢れることです。金銭的・家庭的事情等で、中四国に残る意思決定をした学生も多くいます。そんな人が機会に恵まれないままのこの環境を変える。そのために、私たちはここ中四国に革命を起こします。

学生団体に立ちはだかる継続性という名の壁

"中四国にきっかけさえ作ることが出来れば多くの法人サービスが流入して、環境が変わるかもしれない。学生団体だからこそ、1年間暴れることが糧になるだろう。"

正直なところ、団体立ち上げ当初は継続など全く考えていませんでした。企業様にも「この1年間で潰れる可能性があるので川上が岡山にいる間に中四国を一度見てください!」と言っていたほどです。自分が創り上げた団体を誰かに引き継げたいなどと考えることは、価値観の押しつけであり、エゴでしかない。そう思っていました。

しかし次第に、革命を起こすなどほざいておきながら何も起こしてないこの実状の方がよっぽどエゴではないだろうかと考えるようになりました。再現性のない組織を創ることは、周りに期待させるだけさせて裏切ってしまうという極めて無責任な行為ではないか、と。

また、革命を起こすなんて大それたことが、1年間成し遂げられるわけがありません。この1年間はあくまで革命の狼煙であり、ここからが勝負だと強く感じるようになりました。

残された人のために、穴は開けるべきである

「穴は開けた方が良い。残された人は死ぬ気でそれを埋めようとする。本当に仲間を想うのであれば、中途半端な引継ぎはしたらダメだ。」

「組織に自分がいないと成り立たない」と思いたいだけかもしれない。もしかしたらこの組織に浸っているだけかもしれない。きちんと存続出来るまで自分が組織に残り続けることは、周りの仲間と自分を甘えさせているだけかもしれない。

もちろん、今の内定先に早く関わりたいという想いも理由としてはありますが、半年後や1年後の団体が与える周囲へのパフォーマンスを考えると、これ以上自分が組織を引っ張ることは違うと考えています。

個人の成長が組織の成長であり、組織が成長しなければ提供価値は増えないし生まれない。だからこそ、当事者意識を100%持ち、各自が与えられた枠以上の成長をしていく必要があるのです。そんな組織をここ中四国に自分たちの手で作って行って欲しいという願いを込めて、自問自答の日々でしたが入社まで半年を残した今のタイミングでの卒業を決めました。

ヘリックスドットコムは2期目に突入します

団体を立ち上げた2020年11月からちょうど1年が経とうとしています。気づけば運営メンバーは10名を超え、マネージメントで悩むことも多くなりました。次期代表には、高知大学の橋本侑樹を任命しました。彼とはサッカーを通じての昔からの知り合いです。彼の父親は高校のサッカー部の顧問でして、試合中に笑ったことにより草抜きを2ヶ月間している間も、中立の立場でよく話を聞いてくれました。(毎日ゴミ袋6袋ぐらい草抜いて楽しんでいたのが懐かしいですw)

そんな腐れ縁の彼が「お前の想いは俺が引き継ぐから任せろ」と言ってくれたことを信じたいと思っています。

ヘリックスドットコムは、決して何か特別なことが出来る団体ではありません。しかし、人の人生に関わることに誰よりも責任を持ち、向き合い続けます。私たちは、「出逢いに責任を」のスタンスを変えず、走り続けることをここに誓います。

ここまで読んでいただいた方、誠にありがとうございました。中四国に興味のある企業様、中四国の大学に通っている大学生はいつでもヘリックスドットコムまでお気軽にご連絡ください!

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