私の「短所」が誰かを救う?
皆さん、こんばんは。綺羅です。
突然ですが、こんな経験ありますか?
自分が「短所」だと思っていた部分を、誰かに褒められたり、感謝されたという経験。
私は、ここ2年の間でですが、カウンセリングを受ける時や、仲の良い友人と会話している時に、こういった経験をすることが多くなりました。
🌉
短所だった「一つのことについてこだわる」
私には「一つのことについてこだわる」という、短所がありました。
幼少期に、同年代の子たちには、
「きらちゃんって、おんなじことばっかりやってるー!つまんないー!」
と、言われた記憶があり、そこから、
「おんなじことやってたら、だめになっちゃうんだ・・・」
と、心のどこかで反発する自分を、無理矢理に納得させました。
場面と状況は違いますが、その短所を隠しながら、できるだけみんなと話せる「たいして興味のない趣味」を作り、幼稚園から高校時代を過ごしました。
社会人になって、初めに、子どもの教育現場に携わる仕事に就きました。
私の役目は「学習内容が理解しにくいお子さんをサポートすること」でした。
その中の1人で、先生の板書内容が難しく、周りのみんなと同じようにノートに書いていきたいのに、書き写している間に授業についていけず、諦めてしまう子がいました。
最初、その子は「別に書かなくても大丈夫」と言っていたのですが、板書を見る時のつまらなさそうな表情と、周りの友達を寂しそうに眺める表情を見ていて、みんなと同じようにしたいのでは?と思い、
「その子が、みんなと同じ時間に、同じ行動を取れる状態を作る」
ことに、集中しました。
・他の先生方に相談し、その子に覚えて欲しい要点を聞き出して、単語だけにまとめたり、
・ノートに書き取るためだけに、内容を簡単にまとめた、ホワイトボードを用意したり、
・複雑な文章表現を、簡単な表現に書き換えたり 、
・ホワイトボードを出すときは、みんながノートを書き取る時間に出して書いてもらうetc・・・
はじめは「これ書かないとだめ?」と言われましたが、その子も、先生の板書とホワイトボードの内容が同じだと分かると、みんながノートを書き取る時間に同じように、一所懸命に書き写していました。
そして、最後の単元テストを受けて、答案用紙が返却された時に、
「先生!いい点取れたよ!」
と、見せにきてくれました。
名前の下に、先生の「がんばったね」と書かれてあるメッセージを見て、私も嬉しくなりました。
その子がキラキラした表情で報告してくれる姿が嬉しかったですし、
私自身が嫌っていた「短所」が、このような結果を生むなんて、思いもせず、嬉しさと同時に酷くびっくりしたことを覚えています。
自分が「短所」だと思い込んでいた特性が「長所」になった瞬間でした。
この頃は、この特性がHSPに通じるものだとは、まだ知らなかったのですが・・・。
🌉
あなたの「短所」は、私のトキメキ
皆さんにも、様々な「短所」と言われる部分がありますよね。
そしてそれは、一人ひとり異なるものです。
ですがその「短所」は、誰かからすれば「いいなぁ」「すてき」「まねしたい」というチャームポイントにも、なり得るわけです。
例えば・・・
・「こだわりがある」
→「探究心がある。博士みたいでかっこいい!」
・「細かい違いをよく気がつく」
→「ケアレスミスを防げる。最終チェックはお願いしようかな!」
・「心配性」
→「失敗しないように、いろんな可能性を考えてくれてるんだな!」
・「人に気を遣いすぎる」
→「周りの人のことをよく考えてくれているんだな!」
・「テンポよく会話を切り返せない」
→「言ったことをしっかり理解しようとしてくれているんだな!」
・「においに敏感」
→「異臭とか火事とかの危険を察知してくれる!」
・「味覚が敏感」
→「果物や野菜とか、品種によってどんな味がするのかをガイドしてくれそう!」
・「1人でいるのが好き」
→「1人でなにかをしようとする姿が尊敬する!」
・「メールの返信が遅い」
→「言葉や表現を吟味して、返してくれてるんだな!」
・「優しすぎる」
→「相手のことを尊重して大切にできるんだな!」
と、いった感じです。
ここに載せたのは、ほんの一例です。
🌉
「短所」は生まれ変わる
この「短所」を「長所」に再認識する方法ですが、教育現場だけではなく、「自分はここがダメなんだ・・・」と、悩む、みんなにとって大切なことです。
この方法を「リフレーミング」といいます。
私は、この単語についての、学術的な説明も、方法論を述べることもできません。
ですが、「私の短所が、誰かの支援になった」ことは事実です。
今まで嫌っていた私の「短所」を、「誰かの支援」になれるようにするのも、私が生きていく上での、目的の一つです!
🌉
それでは、今日はここまでです。
皆さん、おやすみなさい。
クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。