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あなたの”誕生”に立ち会えること

みなさん、こんばんは。綺羅です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


明日は久しぶりに遠出をしようと思い、支度をしています。

しばらく外に出て行かなかったので、どのように街が変わったのかを、じっくりと見て来ます。

そこから得られる感覚に、創作のヒントを得られたらいいなと思っています。


みなさんのお誕生日には、どのように過ごされたいと思われますか?

「みんなにワイワイと盛大に祝って欲しい!!」

「静かに1人を味わえるような時間を過ごしたい。」

「そもそも、誕生日でも意識せずに過ごしてる。」

いろいろな過ごし方があると思います。

私自身、今年になって知り合い仲良くなった方、古くから仲良くされていた方、それぞれにお誕生日をお祝いさせていただく機会があって思いました。

人の”誕生”に関われることは、貴重な体験をしているな、と。



🎂

私は実生活、SNSを含め、人生でおそらくはじめて、こんなに多くの方のお誕生日をお祝いしたことがありません。

現時点までで、6~7人の方には「お誕生日おめでとう」と声をかけたと思います。

この「6~7人」という人数を「それって多いっていうの?」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、私の中では過去最高数で誰か相手に向かって「おめでとう」と言えているのです。

この6~7人の中には、実際に絵をプレゼントとして渡せた方もいて、相手に喜んでもらえるのは嬉しいのですが、お祝いさせていただいている私自身も幸せな気分になれました。


以前の私は、自分の誕生日を人に言うことに「モヤモヤ」がありました。

このモヤモヤの元になった気持ちが、

「人に祝って欲しいとせびっているみたいで嫌だ。愛して欲しいと言っているみたいでわがままだ。」

というものです。

今から思えば、私自身の「そのままの飾っていない自分の認めて欲しい」という、希望の裏返しだったとも思うのです。

「愛して欲しい」と言うことが”わがまま”だと思ったのも、自分が自分自身に対して「愛してあげるための条件」を課していたのでしょう。

こうして文章にして書いてみると、以前の自分が、自分に対して無慈悲に接していたことも思い出されて、胸がちくりと痛みます。

自分は自分の存在に疑問を抱いて、そのことが頭から離れないのに、素直に「今日は私の誕生日なんです!お祝いしてください!」といえる人が、羨ましかったです。


祝って欲しいというのも、突き詰めていえば”欲”ですが、この”欲”あるからこそ、生かされている部分があるだろうなと考えています。

この”欲”が原動力になって、苦手なことを頑張ろうと思えますし、出来る事をもっとできるようになろうと、技術や精神を磨こうと思えるのです。

苦手なことに向き合い、一所懸命に頑張ろうとする自分を、誰かに認めてもらえて愛されることは、自分で自分を認めて味わう気分とは、また別の嬉しさがあります。

その嬉しさは、自分への向上心や信頼を育てる種にもなり得ます。

素直に「祝って欲しい」と言えるのは、1つの考察として、

”欲”を悪いものとだけとしてみているのではなく、自分自身の成長として使えることを知っているのかもしれない

と、思いました。



🎂

そうして考えられた時に、人の”誕生日”に相手を祝えることは、祝えることと同時に、

相手が成長される瞬間に携われるものではないか

と考えました。

私の中での”誕生日”のイメージですが、「一皮むける」というイメージがあり、その人が新生する瞬間に立ち会えているという情景が思い浮かばれるのです。

そこから”誕生”ということを考えると、誕生日を迎えるたびに、人は誕生していて、その誕生に「祝う」という形で関われていることに、嬉しさを感じます。


プレゼントを渡すというのも、年を取るにつれて、照れくさかったり、貰えることがくすぐったいと感じられる方がいらっしゃいます。

以前の私も、そう感じていた人間の一人です。

相手は、自分の大事な時間を使って「物」という形で誕生を喜んでくれているのに、自分が過度に謙遜していると、相手の「祝いたい」という気持ちを粗雑に扱っていることになるのではないかと、ある時に思ったのです。

そう思えて「プレゼント」に対する気持ちの整理がついた時、この「物」は、

成長した自分に授けられるアイテム

だと、思えるようになりました。

しかもこのアイテムは、成長に繋がるだけではなく

自分の誕生を認知しているもの

とも思えるようになりました。

「プレゼント」も深く考えてみると、それが両人間の間で果たす役目は大きいと考えることができます。


その、祝う相手に出会えなければ、知らなかった価値観、わからなかった出来事、味わうことがなかっただろう感情、それらを体験する機会は巡ってこなかっただろうと思っています。

その相手が誕生してくれなければ、その相手に会うことがなければ、私はここまで自由になれませんでした。

過ぎ去りし人にも、今を大切に繋がってくださっている人にも、これからの未来で出会うだろう人にも、私は口で、ことばで、「おめでとう」と言います。


お誕生日、おめでとう。



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トップ画像は にしはらあやこ様 からお借りしました!

ありがとうございました。


みなさんからのスキを原動力に、今日も楽しく記事が書けました!

この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。


それでは、今日はここまでです。

今月お誕生日の方、おめでとうございます!!



クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。