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PRODUCE 101 JAPANの盛り上がりから紐解く「アイドルの在り方」の変化

 いつもnoteを見てくださってありがとうございます。本日は、最近話題の「PRODUCE 101」を題材にして自分なりに分析をしてみました。最後までよろしくお願いします。 

 12月11日の19:00からPRODUCE 101 JAPANの最終順位公開が地上波で生放送されましたね。一時、ツイッターでも関連ワードが軒並みトレンド入りを果たす等、非常に盛り上がりを見せているコンテンツです。今日は、この盛り上がりから、アイドルの変革及びどんなポジショニングをPRODUCE 101は構築したのか、自分なりに紐解いていければと思います。

はじめに

 私自身恥ずかしながら、PRODUCE 101 JAPANを知ったきっかけは、この地上波番組でした。世の中のトレンドについていけなくて非常に恥ずかしい限りです・・・。この番組が終わった後、渋谷に立ち寄ったんですが、終電近くでもありながらPRODUCE 101 JAPANの広告に人が集まっていました。

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 皆さん自分の推しメンを指さしながら、記念撮影をされていました。年齢層は、20代前半の方が多かった印象です。普段見向きされない広告でも、「こんなにも人を惹きつけられるのか~」と私が作った広告ではないながら、「広告はまだ生きている!」と少しだけ喜べた瞬間でした。

そもそもPRODUCE 101 JAPANとは

 少し、お話しが脱線しましたが、「そもそもPRODUCE 101 JAPANって何?」から説明できればと思います。

 韓国の人気テレビ番組PRODUCE 101が波及し、日本版として作られたのがPRODUCE 101 JAPANです。視聴者自身が、国民プロデューサーとなって選考をくぐり抜けたメンバーの中から更に11名のグローバルボーイズグループを決めるという視聴者参加型のオーディション番組です。

 私も昨日放映された最終順位公開を少しだけ見ましたが、ファンの中には涙して喜ぶ人など多くいました。熱狂的なファンの感極まって涙してしますシーンは多々あると思いますが、彼女たちの想い入れが半端ではないエピソードがあります。なんと、自分たちで広告まで出してしまったのです。広告会社に勤めている私にとっては「競合」ともとれます。彼女たちが出した広告はある記事では「応援広告」と命名されており、自分の「推しメン」を大胆に打ち出したものになっています。広告出稿の実現に至ったのは、ラインのオープンチャットによって仲間を集め、paypayで資金を調達したようです。今の若者の生活行動がダイレクトに表れているような感じがします。以下記事の抜粋をご確認ください。

交通広告やデジタルサイネージ広告など形式は多様だが、これらの共通点は、テレビ局や芸能事務所ではなく、一般のファンが出稿したものだということ。一般人がこれだけ大きな広告を出すという発想は、かつて日本にはほとんどなかったのではないだろうか。

 もっと、詳細を知りたい方は、以下にURLを記載しますので後ほどでもご確認ください。

https://toyokeizai.net/articles/-/318995

アイドルの在り方の変化

 AKBをはじめ、ひと昔前のアイドルと現在とでは若干異なってきているのではないか?と思いました。ひと昔前は、事務局でアイドルを育成し「一方的に」偶像性を作りあがてきたイメージが私にはあります。それに対して、現代のアイドルの在り方は、「双方的な」コミュニケーションが当たり前でファンと一緒にアイドルを作りあがていく工程が重要とされているのではないでしょうか。以下に内容を一度まとめてみました。

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 「推しメン」同士のコミュニティーを起点に、会話が盛り上がりながら共通するコンテンツを楽しみ、コンテンツ自体への成長に繋がっていくのだと思います。

 PRODUCE 101 JAPANを見たときに、少し疑問も感じたのが「AKBと何が違うんだろう」ということでした。自分なりに考えてみたんですが、以下のような違いがあるのではないかと考察しました。

スライド2

 AKBの場合は、「会いに行けるアイドル」というように身近さが強みだったと思います。PRODUCE 101 JAPANの場合は、双方向的なコミュニケーションという点では一緒だと思うのですが、AKBより選抜制が高く「身近さ」というよりは「偶像性」というところを強みにしているのではないでしょうか。正解は分からないですが、AKBとは違う盛り上がりを見せている感じが私には見て取れるので上記のように分析してみました。

さいごに

 長々と書いてしまったのですが、本日のnoteは以上となります。ジャニーズ等のような「圧倒的な偶像」と「身近なアイドル」両方とも共存しながら、ファンへはそれぞれ違った楽しみを提供していくのではないでしょうか。最後まで、読んでくださってありがとうございました。引き続き、魅力的なnoteを提供していけるようにインプットを増やすことができればと思います。今後ともよろしくお願いします。

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