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【所感】Sexy Zone「ザ・ハイライト」視聴報告書

この夏のサマーエッセンシャルアイテムとして間違いない、Sexy Zone「ザ・ハイライト」がリリースされたので視聴報告です。
以下の動画から全ての曲の試聴ができます。

・気になる!今すぐ聞きたい!という方へ残念なお知らせです。SexyZoneは残念ながらiTunesや各種サブスクサービスでは聞けません。
・「え〜?CDプレイヤーとか今どき持ってないよ〜!」「わざわざ取り込むの?だる〜い!」はい、お気持ちすごくわかります。みなさんそうおっしゃいます。
・ここでいいお知らせです。実はスマホでも聞けます。

この画像は勝手に作っているのでレーベルをはじめとした実在の団体や人物とは一切関係ありません。スマホで聴けるのは本当ヨ!署名はアイドルアカウント名義です。

・CD本体についているシリアルコードを読み取っていただければ専用アプリからスマホで再生可能となっております。ぜひ、ご検討くださいませ。

M01. Forever Gold

 ・これぞ80'sなサウンドと普段よりも力強く歌う新鮮なアルバムリード曲。
・ファンクに懐古していく歌詞で佐藤勝利が「最低でも最高だった蒼き日々たち」と歌うし、MVもラスサビ前で切なそうな顔するのでセクゾくんここで一旦区切りをつけるつもりか…?とちょっと不安になったりもした。(この後のアルバム曲で大大大大大風呂敷を広げてるのでここで終わるわけないか!ガハハ!)
・MVの衣装がいいですね。セクゾはボトムに個性を出す傾向があって、ひとりひとりの長所を拾ったデニムを履いてるので見てみてください。

M02. Desideria

・Jazzin'Parkとセクゾがついに〜!!!!!と字面だけでテンションが上がってしまった‪。他に応援しているNEWSやキスマイでかっこいい曲、好きになる曲はぜ〜んぶJazzin'Parkが携わっていたので待望だった。
・クールで抑揚なく大人っぽい仕上がりなのにどこか熱い歌詞。盛り上がるというよりは、スミノフ片手に肩でノリながら気持ちよくなれる音楽って感じ。
・感覚的な話で申し訳ないんだけど、煽情的な曲はいくつももってるけど、これほど赤じゃないな〜青かな〜と思える曲は初めてかもしれない。どうしよう、これでライブ演出は真っ赤なベルベットの上で歌ってたりしたら………

M03. THE FINEST [ JQ (Nulbarich) 提供曲 ]

・超おしゃれなサウンドを超超グルーヴィに歌い上げたTHE FINESTが各所で評価されまくっててファンとしてめちゃくちゃ嬉しい。セクゾ、こういうのできます。全然できます。オタクは知ってました。みなさんにお見せしてなかっただけなんすよ。
・菊池風磨がや〜らかく歌ってみたり、佐藤勝利がそっと囁くように歌ったり松島聡がのびのび歌ったりと表現の幅発表会って感じ。
・「ねぇこのままずっとそばにいて」から90年代のバブリーでワガママなのに愛されるミューズ的な存在を感じてあ〜〜ん!!!!となる。
・今日これを読んでくれた人にはね、ぜひ「daaaamn」の気持ちよさだけは知って帰ってください。

・ストーリー仕立てとはいえ、YouTubeによくある海外の人が勝手に作った90年代のいろんなアニメを繋ぎ合わせたチグハグでエモいプレイリスト動画を思わせて海外意識してんじゃ〜んと肩をこづいてしまった。最高です。

M04. 夏のハイドレンジア [ 秦 基博 提供曲 ]

・記憶に新しい中島健人主演『彼女はキレイだった』の主題歌。6/1に発売したアルバムに『夏のハイドレンジア』ぴったりで素敵だ。
・この曲のカップリング『Heat』もだいぶ80'sライクなシンセウェイブ曲なので入れてくれよ〜!と思ってしまったな。いやカップリングがアルバムに入ったことないのであれですけど……

M05. Iris

・あじさい(ハイドレンジア)からアイリスに続くのいい演出だな~~と感心した。セクゾがバラにこだわらず花をモチーフにしているの実はけっこう進歩なのかもしれない。
・Lo-fi(Low-Fidelity…わざと音質を落としたような)hiphopをちょっと思わせるような加工だったり、"今"流行ってるレトロをちゃんとキャッチしてて素晴らしいですね。
・ヒップホップなノリにスイートな歌詞の組み合わせでどちらも”過ぎない”いい塩梅。従来のスイートな曲が好きなファンの満足度も高そう。
・初めて聞いたときからファンサしつつメンバーと戯れながら花道を歩くセクゾが見えた。未来視<ビジョン>見えてます。

M06. SUMMER FEVER

・言葉が出ないくらい文句なしのサマーEDMがきてガッツポーズした。優勝です。(優勝ポーズ)Dメロのクレッシェンドなビートに脳汁を感じながら焦らされて、サビでこんなに腕を上げて飛び跳ねたくなる曲は今までのセクゾにあっただろうか……
・「Door man にも Give a wink」中島健人に歌わせたの大正解すぎる。想像がつきすぎるので……
・で?いつZeddRemixが出るんですか?そんな余地もないくらいの完成度ですがオタクとしては抑えきれなくてな……

M07. Story

・穏やかな定番バラードながら夏を感じるワードがふんだんで誰からも愛されそう。ツアーにはこういう曲が必需品なので(最後のご挨拶でバックに流す曲枠)思いっっきりバラードしてていい。
・こういう曲、アルバムで聴いてる時はフーン…て感じなのになぜか現場で聞くと100億倍くらい響いて泣いてしまったりする。セクゾの現場、結婚式と大差ないくらい泣けることで名を馳せてるもんね(誰も言ってないよ)

M08. Eliminato

・王道アイドルの冠をずっと被せ続けられてきた彼らがこんな挑発的に歌える日が来たことが素直に嬉しい(そこか〜?)
・特に推論や憶測で勝手な決めつけをされてきた彼らが歌う意味を思うとまた見方が変わるというか。
・エフェクティブな声で「Enemy なんて多ければ多いほど good Process で証明する揺るがぬ claim」と歌ってみたりサビで「I'm an eliminator for domination」と繰り返したりとかなり挑戦的で好戦的。やるじゃ〜ん!と肩を組みたくなった。

M09. Freak your body

・数ある官能的な曲の中で最もガツガツ、バチバチ、ビタビタに決まってる一曲。
・今までのセクゾの手札的に感情と感覚をセットにしたような艶っぽい曲が多かったけど曲名の通り「体」「感覚」にフォーカスが当たった直接的でドキドキする歌詞が煽情的でいい。
・‪K-POPでよく見られるサビを歌わずダンスを頑張る曲になりそう(体が思うように動くうちにやっておいて正解)

M10. 休みの日くらい休ませて [ 岡崎体育 提供曲 ]

・セクゾといえば、な~に言ってんだか!な曲(通称トンチキソング)が定番だけど、今回は社会風刺的にパワーアップして帰ってきた!歌詞の面白さとビートのかっこよさ、クラップやタンバリンの楽し気な感じ、さす岡崎体育さんといった感じ。
・子犬連れてきて(切実)
・「頼むマジで!」みたいな合いの手が盛りだくさんでインスタのリールやTikTokで使われやすそうな曲だなと思う。そういうバズを取り入れることも視野に入れてるのかもしれない(長い間ダメと言われてきた私たちが許せるかどうかは別として)

M11. LET’S MUSIC

・今思えばこのシングルが足がかりになってこのアルバムができたのかも…!?と勘繰ってしまう。この曲から王道アイドル路線からアーティストとして一歩前進しているように思っている。
・シングルのカップリングで全編英語詩『Fever』(※アルバム未収録)もめちゃくちゃいいのでぜひ聴いてほしい。YouTubeに公式和訳動画あります!

M12. Summer Ride [ STUTS 提供曲 ]

・ドライブ中にこれが流れたらどんなに気持ちいいんだろうと想像してエモ〜〜くなってる。あ、でもなんか全然夏晴れじゃなくて今にも降り出しそうなジワジワ暑い日のドライブの助手席って感じかも。ノーライセンスなので……
・松島聡が「誰かに聞いた僕の噂は僕の口から伝わって欲しかったよ」と真っ直ぐに歌うんですね。響かせたりせず、まるでつぶやくみたいに短く歌うので喉がきゅっとなる。
・本人たちは何時に聞いてもいいって言ってたけどこれはあれです「熱帯夜で寝苦しくて眠れず、目を背けてたことへの不安や憂鬱でさらに眠れなくなった4時にシャッフルで流れてきたら泣く曲」です。

M13. Dream [ iri 提供曲 ]

・2作目となるiri提供曲は前回よりも、ふっと息を抜いたようなニュアンスの楽曲。
・iri楽曲の歌詞は日常のふとした瞬間にめちゃくちゃ沁みてくる歌詞が多い。
「夢みたいに綺麗に消えてOk?」にまじるわずかな希望や諦めみたいなのを感じてクッとなる自分がいる。女性目線曲の多さはジャニーズトップだと思ってたけど、女性が思うニュアンス的な、言葉にできない感情の曲もさらっと歌えるようになったんだなぁ。

M14. Ringa Ringa Ring

・冒頭の入りから100点満点なシティポップを見せつけてくる、クライマックスにぴったりな曲は、スウィートな松島聡の声から始まる。
・テキストメッセージが主流で、いまやSNSで人の息遣いを感じる時代に電話待ちソングなんてレトロでかわいい。
・サビの「Ringa Ringa Ring」の耳残りがなんともここちよく口ずさみたくなるメロディ。
正直、拳を握りしめてワナワナと震えるしかないくらい好きで好きでしょうがなくて逆に聞きたくない。飽きたくないから。
・曲調も雰囲気も全く違うのにどこか、シルクソニックの面影を探してしまう。

所感(読まなくていいのやつ)

・メンバーと同い年の私としてはやっと学生感を卒業した…!という達成感がある。直接的なワードは無くとも10代を思わせるような表現の多かった楽曲を後輩たちへ譲って、次のステップとしてこのアルバムができたと思うと胸がアチアチ。
・幅広い世代へ届いてほしいというコンセプトが体現されている。いまや、セクゾのターゲットは日本だけではなく、世界中のポップミュージックを求める人たちなのかも…!?と思うと今から超楽しみ。
・レーベルが変わってからはじめてのアルバムで製作陣やスタイルにかなり変化があったけど、前向きに捉えて応援していきたい。特に、これ流行ってるよな〜とかこれバズりそう〜みたいな音楽を作れるようになったと捉えるとかなり今後が楽しみ。
・あ、でも令和レトロって呼ばれてるのすっごい皮肉だなと思った。いくら幅広い世代にターゲットがあるとはいえ、この即消費社会においてCD発売のみでiTunesの配信もサブスクもないなんて信じられないよな。いまや、「あ!すき!」と思ったらすぐShazamってiTunesStoreやSpotifyを開く時代なのに、CDショップを探して(全然ない)…行って…なんて時間がかかりすぎる。
中堅の立場なんだし、同時期にデビューしたキスマイはLINE MUSICのみだけどサブスクデビューしたのにな、と思うと彼らが抗ってるであろう仄暗そうなものを感じて憂鬱になる。

・自分でも薄々感じてるけどなんでこんなにセクゾのことを自分の携わるプロジェクトのように熱く思ってしまうんだろうか。やっぱりここで終わって欲しくない、みんな絶対これ好きだよ!!食わず嫌いしないで!みたいな意地なのかもしれない。

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