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話を最後まで聞こうと思う

「相手の話を最後まで聞かない人と話していると不思議な不快感がある」と最近か思うようになった.どうしてそう思うのか...という疑問に,自分なりに答えに至ったので,忘れないようにnoteを書く.

はじめに

Twitterなり,Instagramなり,流行の漫画なりアニメなり,最近(?)でいうならタピオカなり,TikTokなり....これらは現実の会話でも,「〇〇のTwitterみた?」とか「インスタにあげていたけど〇〇に旅行行ってたの?」とか,会話の切り口になることが多い.つまり,相手が過去に過ごした文脈をあらかじめ知っておくことにより,相手との会話を円滑にし,さらには会話を弾ませることができると考えられる.

最近ではそういった情報を仕入れるためのツールとして,SNSやインターネットが進化している.
例えば,Instagramにおいて24時間で消えるコンテンツとして提供されている「ストーリー」,Twitterにおけるツイートが流れるページ「タイムライン」,少しずれるが,アニメや漫画などのwikipediaに書いてある「概要・あらすじ」など.
正直,そういったものを少しさらうだけでも先ほど述べた会話の切り口を手に入れることができる.
 しかしながら,これらはコンテンツの本質を書いてあるものではなく,まとめを記したもの.つまり,見た(読んだ)ところで,その詳細までは知り得ない.だからこそ,これらによって手に入れたコンテンツは「会話の火種」にとどまる.それ以上の用法はない.

この火種を元として,いかに上手に話を盛り上げ,相手の話(コンテンツ)の本質(真髄)を取り出せるか,が会話を楽しむコツと考えられる.

会話をつまらなくさせる「知ったかぶり」「話の遮り」

SNSやwikipediaで仕入れた情報は先述したようにあくまで「概要・あらすじ」なのだが,この「概要・あらすじ」を見たことにより,まるでコンテンツの本質を知っているかのように話してしまうケースがある.「知ったかぶり」というやつだ.これは相手を不快にさせてしまうメジャーケースともいえる.なぜか?

例えばこんな会話
「ドラゴンボールって知ってる?」
「知ってるよ,かめはめ波ッ!ってやつでしょ?」
「そうそう,この前ドラゴンボールの映画を見てきてさ...あの設定がここで活きてるんだよね!」
「へぇ!そうなんだ!でもその設定か〜今どきの子はわからないんじゃない?」
「いやいや,そんなことないよ.しっかりあのシーンとかに動線が張られていて良かった!」
「へぇ〜それはすごい!さすが〇〇監督!それで面白かった?」
「そうだね〜,あのシーンで〇〇を退場させてしまったのはもったいなかったよね,あそこで面白さが損なわれたかもね」

これはとてもいい会話だと思う.物語の本質までちゃんと話しているから会話がすごく弾むだろう.相手は話したいことが話せているしストレスフリーな会話だ.

一方,以下の会話はどうだろうか.
「ドラゴンボールって知ってる?」
「知ってるよ,この前〇〇って映画やってたよね,あんまり面白くないってTwitterで見た.なんか脚本がつまらないらしいじゃん」
「そうだね,この前見たんだけどさ,〇〇がt....」
「え?見たの?どうだった?」
「〇〇が退場してからn...」
「あ〜やっぱり〜?あいつがか〜」
「それでも,□□の設定がi...」
「マジ?□□の設定が映画で出たの?最近の子わからなくない?」

これは酷い会話だ.たぶん相手はしばらく話さなくなるだろう.

「知ったかぶり」や「話を遮る」は,話のネタに一貫性があったとしてもなかったとしても,ましてや相槌などでも起こりうる.「あ〜そしたら」とか「いや,でもさ〜」とか.

これらのせいで.もう話すとかそう言う問題じゃなくただ単純に不快になってくる.この不快感は,「話したいことが話せないストレス」,話していても面白い部分に迫れないことによる「話が進まないストレス」,そして話がごまかされているような「喪失感からくるストレス」によりもたらされるのだと思う.(私もよくやってしまうのだが)

ではどうして「知ったかぶり」をしてしまうのか?
 私が思うに,流行に乗らなければいけないと言う切迫感,および知っていることを話したいという欲がこうした事態をもたらすのだと思う.
 そのコンテンツを「知っていること」が良しという考え,つまり,流行にのれていることが良し,最新のことを知っているから良しという考え.この考えは誰しもが持ち得る.
 コンテンツについての情報をSNSやwikipediaから仕入れ,あたかも全て知っているかのように話す.こうすることにより,相手より情報強者になれる.勝ったという気分になれる.しかし,これが会話をつまらなくさせる.なぜか?
 SNSやwikipediaで仕入れた情報は「概要・あらすじ」であり,全くコンテンツの本質に迫っていないし,何より他人の言葉・感想の「二番煎じ」だからだ.その情報だけで全てを知っている体で話しても味は薄いし,底は浅い.何より他の人の言葉だから鮮度がない.だからつまらない.

話を最後まで聞こう

鮮度のある会話にするためには、会話から相手の意図を理解する必要がある.つまりは相手の話を遮らずに最後まで聞くことが必要だ.

また,会話をする時は,分をわきまえる必要がある.相手が本当に話したいことは何か,相手はどうしたいのか.相手の話を最後までしっかり聞き,その意図を感じ取ってから話し始めたら,会話はより本質に迫っていく.

だからこそ,お互いの持っている考えを知りたいという好奇心を満たせるし,会話が終わった頃には小さな達成感がある.これが面白い会話というものだ.

もちろんこれは他のコンテンツにも言える話だ.漫画だって最初の1話を読むだけでは全体の良し悪しはわからない.小説だって第一章だけでは良し悪しはわからない.映画も最初の15分じゃ重要な人物が出てこないかもしれない.何事も最初から最後まで体験してやっと分かるものがある.

だから,私はことはじめに相手の話をしっかり最後まで聞こうと思う.相手の話(コンテンツ)をより楽しむために.

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Webエンジニア.最近はReactとかExpress.jsとか. UI/UXデザインを専攻.写真にも興味があるけど最近はお蔵入り. 
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