<Vol.129>"雇われ店長"の最大の仕事とは?

「雇われ店長」

言葉の通り、雇われている店長です。

店を所有しているのは店主(オーナー)や会社であり、そこで働く店長は店の切り盛りがメインの仕事です。

ある程度の裁量権こそあれど、あくまで雇われている側ですから経営権までは所有していません。

リラクゼーションサロンや飲食店などのFC(フランチャイズ)ビジネスでよく見られる働き方です。

今日は「"雇われ店長"の最大の仕事とは」について考えてみたいと思います。


<最低限の仕事>

まずは「店長」というポジションですから、数字の管理と達成はMUSTです。

①現在の売り上げはどうなっているのか(進捗含め)
②今月はきちんと売上目標を達成できるのか(達成できそうにないとしたら、どんなアクションを計画しているのか)
③今後の成長プランはどのように描いているのか

この3つは常に把握し、いつ誰に聞かれても即答できるようにしておかなければなりません。

数字の管理ができない人間、今に追われてしまい先を見ることができない人間は「プレーヤー」です。

力のあるプレーヤーがプレーヤーの思考を脱却できないまま店長に就任すると、関わる人全て(本人も含めて)が不幸になります。

雇われ店長は、一旦プレーヤーから手を引きましょう(少なくともトッププレーヤーでなければならないという思考は捨て去りましょう)。

この①②③はあくまで"最低限の"仕事ですから、これだけで満足していてはダメ。

大切なのはその先です。


<最も大切な仕事>

店長として最も大切な仕事は、

◎自社製品(サービス)のことを誰よりも愛していること。
◎そしてその魅力を語り、あるべき姿を発信できること。

です。

「ぼくたちはコーヒーを売っているわけじゃない。家と職場以外の第3の場所を提供しているんだ」

「ぼくたちが売っているのはお惣菜じゃない。家庭内での笑顔だ」

「ぼくたちが提供しているのはただの揉みほぐし行為じゃない。体がラクになった先にある人生だ」

自分たちが存在している意味、サービスを提供している真の目的をきちんと理解し、スタッフ全員に共有できること。

これが何よりも大切な"仕事"です。

これができないのにもかかわらず、数字の話ばかりをしていたら、、

スタッフから嫌われるのは必然ですよね。

スタッフは店長が掲げる数字を達成するために存在するのではなく、個々の人生をより有意義なものにするために今の職場に存在しています。

「スタッフの人生」の先に「お客様の人生」があり、その先に「お店の数字」があります。

この優先順位を間違えては絶対にダメ。

雇われ店長を見ていると、この発信力に欠けているケースが多々あります。

大切にすべきものは何なのか、、

これを今一度確認しておきましょう。

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました^^

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