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『"死"を体験し "死"から学ぶ生きるヒントとは。』

『君がくれた未来』(2010)

監督 バー・スティアーズ
原作者 ベンシャー・ウッド


キャッチコピーは「きみがいなくなった世界で、僕は未来に旅立てるのだろうか。」

出演はザック・エフロン、チャーリー・ターハン、アマンダ・クルーなど。

最愛の弟を死なせた責任への葛藤と、複雑な心境。
誰か大切な人を亡くした人なら、似た感情を抱いたかもしれない。
自分ことではあるけど、最近祖母を亡くし、いざ「ありがとう」と伝えたくても、どこか最後だと感じてしまうのが嫌で、結果最後まで言えずにいた。

もう一度名前を呼んでほしいなとか、またばあちゃんの手料理が食べたいとか思う事たくさんあったけど、自分が死なせた責任とかはなくても、自分の中での複雑な葛藤を、この映画をキッカケにばあちゃんにイイ報告ができるように、頑張ろうと思えた映画。


監督は『セブンティーンズ・アゲイン』でもザック・エフロンと組んだバー・スティアーズ。


〜あらすじ〜


ヨット競技の才能を誇るチャーリー(ザック・エフロン)は、自分をヒーローのように慕う弟サム(チャーリー・ターハン)と固い絆を結び合っていた。しかし卒業式の夜に交通事故に巻き込まれ、助手席のサムを死なせてしまう。心を傷めたチャーリーが、弟と毎日キャッチボールを行っていた森へ行くと、死んだはずのサムが出現し、チャーリーはこれからも一緒に練習しようと約束し、毎日弟に会いに行く。それからとは言え名門大学への進学もヨットも諦め、墓場の管理人として働く。そして5年後のある日、高校の同級生でライバルだったテスと再会する。


といった感じ。


全体的にスピリチュアルな雰囲気の中
『エターナル・サンシャイン』っていうジム・キャリーとケイト・ウィンスレットが出演する映画があるんだけど、それに似た感覚で作中の主人公が感じてた「なんかよくわからないけど、こうした方がいいんじゃないか」っていう"よくわからない衝動、感覚"のままに動く事も大事なんだと思った。

ちょっと変な風に聞こえるかもしれないけど、科学や理屈じゃない、「自分の感性のままに従う」方が物事が上手く転ぶ事もあるんだと、そう思えた。


ここからが本題です。


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