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303/365 2020年『シカゴ7裁判』 歴史を知り、現在を知り、未来を知る。 アーロン・ソーキン監督

アメリカでも日本でも注目されている作品。

なぜかってこの映画の中で行われることがほとんど今起こってることと何も変わらないから。

60年後半といえばカウンターカルチャーなど権威に対する反抗期だった時代でベトナム戦争の真っ最中にあった。

それと同時期のシカゴでは、若者やベトナム戦争反対派が起こしたデモが当時のニクソン大統領のスローガン「法と秩序」の取締る見せしめとして"共謀罪"っていう政府に対する反対運動を何かの理由をつけて取り締まってしまおうといった法律が出来た事で起訴された「シカゴ7」の政治的背景が関与した奇妙な裁判を描いた法廷映画。


そして現在のトランプ大統領のスローガンも「法と秩序」。

そして"BLM"に対して"陰謀だ!"と理由をつけ軍隊を送りつけている。

そういう同じ事を繰り返す権威に対して"皮肉"を込めた映画でもある。

と同時に、平和的に解決する方法も訴えている。

まさに今、国民の権利を奪う政権に対して、国民はそれを倒す権利があり、それが"大統領選挙"だと。

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