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My favorite 100 #32 ジャニーズ事務所

あけましておめでとうございます(遅)なぁこと申します。
2021年に掲げた「継続していく」という目標のために、ただただすきなものを公開していくこの記事ですが、2022年もつづけて書いていく所存です。
今年は創作方面に力をいれたみが強いのですが、なんにせよ、今年も書くことは続けていきたいところ。
すきなもの多すぎて毎度テーマとっ散らかってんな~と思いつつ、つづけるのが大事!というスタンスでやってます。
ランキングではなく、リストから気分でピックアップしてテーマを決めております。
このnoteを偶然見つけ、読んでくださった方のなかに、おなじものがすき!って方がいたらうれしいな〜!という気持ちで更新中です。

My favorite 100 #32 ジャニーズ事務所

ジャニーズ事務所最高~~~~~~!!!!!!

新年早々、どうしてこんな叫び散らかしているのか、ひらたく言えば「ジャニフェス」の配信を観てしまったから。
以前、推しグループについて紹介した記事は書いているのだけれど、なんだかんだいってわたしはジャニーズという世界そのものを10年愛してきたのだとあらためて感じつつこれを書いている。

10年くらいジャニオタをやってるけれど、ここ2年ほどは「ジャニーズ」をすきでいる自分は存在しつつも、その中心部の熱がどこか冷めつつあるというような心境で過ごしていた。要因はさまざまあるのだけれど、わたしに果てしない夢を見せてくれていた世界が現実に押し流されていくごとに、わたしは現実を思いがけぬ解像度で認識していき、その現実の重さとやるせなさにたいして幻想と夢の世界でバランスをとり、日々を渡っていくということがどうしてもできなくなっていた。
たとえば仕事が忙しくても、上司にセクハラめいた発言を放られても、なんか生きてくのが嫌になっても、過去の自分にたいして自罰的になってやりきれなくなっても、一か月後にライブあるからそれを楽しみにがんばっていこう、というモチベーションが「現場の喪失」によってガリガリと削られる事態に翻弄され、嘆いているうちに、その喪失そのものがからだに馴染んでしまった。
これはきっと推しがジャニーズでなくても起こりえた事態だと思う。
生の実感はなにものにも代えがたい。ひとの放つ、生きている熱量は凄まじいのである。演者のポテンシャルと熱、感情が、ファンの期待感と愛、情熱がぶつかり合った果てに、ひととひとが、音楽あるいは表現が、会場が、炎上する瞬間の体験は一度知ってしまうと劇薬で、もうそこに飲まれてしまうのは明白ではあるけれど、それでも明日へ、明後日へ、もしかしたら一年後のライブの日までさえ、前進させる力を持つ。しかし、その劇薬がなくても諦めにも似た気持ちを抱いて日々を進む自分にはたと気がついたとき、「まあオンライン配信や動画観て、たまに現場に行ってゆるく応援するくらいでいいのかもしれない」くらいになっていて、オタク的アイデンティティをすでに手放して生きていると思ったのである。
もちろん「すき」という気持ちさえあればオタクでいることができる。それこそオンラインでも誌面でも、眺めているだけで「すき」は生まれてはあふれだす。だけど恋愛で言えば、それはLINEしたり電話したりしているだけに似ている。ひとによるということを重々承知しつつ言うが、やはり「すき」という感情を紡ぎつづけるには、おたがいに生きている瞬間を五感で認識できる時間がわりと大事なんじゃないかと思う。むかしKAT-TUNの亀梨くんが「ライブはセックス」って言っていたのだけれど、感覚してはそういう捉え方に近いのかもしれない。
オンラインの便利さや合理性、可能性に染まりつつ、同時にわたしは人間の肉体そのものをかぎりなく信頼していて、生が伝播することで揺れる無言の空気や空間にも語るべきものがあり、五感を伝ってこそ感じられるものもあると思っている。
結局のところ、どちらもいいとこどりがしたいという自分の欲でしかないのだが、そんなふうにこの10年ジャニオタとして狂いながら転がりつづけてきたから、去年ひさしぶりにライブに参加したとき、めちゃめちゃ楽しくて、一年半生き延びてきてよかったと本気で思えたし、そのあと一週間くらい、はちゃめちゃなテンションになってしまい、職場で「なぁこさん最近変だよ」と言われたくらいにはライブというものが大事だった。

でもジャニフェスを観たとき、たしかに境界が溶けたのだ。
あれは生配信ではなく、録画でしかも公演が終わったあと、散々ネタバレが出てからだった(わたしはあまり読まないようにしていたけれど)。
いざ観てみると、細部にいたるまで細やかに心が行き届き、創りあげられたセットリスト、演出、構成(さすMJ)に、ひさびさの有観客満席の東京ドームに立つアイドルたちのポテンシャル、熱をもってひたひたに満ちたテンション、なだれるような愛が乗って、めちゃくちゃエモいことになっていた。時間は分断され、空間も画面によって隔てられているというのに、東京ドームからこの片田舎のちいさな部屋までまっすぐに物理的ななにもかもを超えて届いたのである。それに気がついたとき、わたしはまさに東京ドームにいてペンライトを持って立っていたし、今が生なのか録画なのかとか、オンラインだとかオンラインじゃないとか、そういう境界そのものが消失しているような感覚に陥って「ジャニーズやばい、最高、かわいい、すき」以外の語彙を失って、最終的には現実がなんだ、夢がなんだ。バランス?知らねえ。現実が重かろうがなんだろうがジャニーズが見せてくれる愛と世界は最高なんだよってところに着地して、もうぜんぶひっくるめて引き受けて楽しんで生きてこう~~~~ありがとう~ありがとう~~~~完。ってなっちゃったからもうジャニーズ強いよね。一流のエンターテインメント。魅せることにおいてプロ中のプロ集団。エンターテインメントとはなにか?という問いにたいして、さまざまあるこたえのひとつに「ジャニーズ」があっても言いすぎではないのではないだろうか。

ジャニーズってわたし的にはやっぱり一流なんですよ。エンターテインメントの世界においても、企業としても。
世間での好き嫌いや芸能界における立ち位置、やり方、スキャンダルなど事務所をとりまく事情はいろいろとある。なんならファンですら、前時代的すぎるやり方はやめてくれーとか何度ぼやいたかわからない。
だけどそのエンターテインメント、そこに立つアイドル、携わるスタッフや企業なにもかもを含めて一流だと思う。
最近つべにゲームチャンネルまで作っちゃって(今さら、ってなるんだけどその遅さがジャニーズ事務所ぽくてなんかいとしい)ゲーム部屋にめちゃめちゃ金かけてましたからね…やるとなったら本気、できないことはない。それがジャニーズ事務所。
関ジャニ∞の大倉くんが「ジャニーズにいてできないことはないと思う」というような発言をこないだのライブのあいさつでしていたという話を知ったのですが、本当にそうなのかもしれない。もちろんNGはあるだろう。だけど「やりたい」と言ったことを叶える、背中を押す、タレントも全力でやる、挑戦する、その環境そのものが整えられているし、ジャニーズも時代に合わせて変わろう変えようとしているところも垣間見えて、やはりわたしにとっては企業として推せる最高の事務所だと思っている。アイドルたちもなんだかんだ言っても基本的にはほんとまじめだな~いいこたちだな~って感じることばっかりだし。
尺3分弱の歌番組やバラエティなどでジャニーズの面々が見せる顔からはあまりわからないかもしれないけれど、ジャニーズの舞台でよく表現される「世の中がいつまでもエンターテインメントを楽しむことのできる平和と希望に満ちた世界」を希求しつづけるそのすがたは、現実のコロナ禍においても、寄付や支援というかたちで体現されていて、いろいろあるけれども、なんだかんだ言ってジャニーズ事務所はすごいと思わざるをえない。

いろいろ書いたけれど、ジャニフェス観て心から願ったのはこれ。



みんな、退所しないで~~~~😂

もちろんそれぞれのたいせつな人生なので、ほかにやりたいことができたり、別の道に行きたいってなったら応援しますけど、でもこうやってグループが一堂に会したり垣根を越えてコラボしたり、それこそYouTubeでも横のつながり増やしてファミリー感出してんなあって思うとそれはそれで尊いわけです。どんどん見たいです。
永遠なんてないことは知っているし、ジャニーズもわたしもきっといつかは変わっていくけれど、こんなあいまいで不安定な世界で、たしかに光のひとつである、そんなユーたちに出会えてわたしはとても幸運です。

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