クラリネットの新しいマウスピースは楽器のキーを黒くする？
クラリネット奏者のクズシマです。
クラリネットの新しいマウスピースを購入したら、片付けの際に気をつけなければいけないことがひとつあります！
それは、「クラリネットの新しいマウスピースは楽器本体と一緒にケースに収納しない」
ということです。理由を簡単に解説していきます。
新しいマウスピースを楽器ケースに入れてはいけない理由
クラリネットのマウスピースはエボナイトというゴム由来の素材からできています。
エボナイトと銀メッキされたキー（クラリネット本体）を同じところに入れると、黒く変色してしまうおそれがあるのです。古いマウスピースの場合はエボナイトの素材が触れていない外部まで影響することは考えづらいですが、エボナイトの素材が強く出やすい新しいマウスピースは楽器と別に保管する必要があります。
また、新しいマウスピースとリガチャーやキャップを一緒に収納しておいても、同じ理由で金属部分が黒ずんでしまうおそれがあります。新しいマウスピースはリガチャーやキャップとも別に収納する方が良いです。
クラリネットの新しいマウスピースはどこに収納したら良いの？
私はマウスピースを買った時についてくるこちらの箱にマウスピース単体で収納しています。
買った時に入っていた中のスポンジはそのまま入れておきましょう。スポンジがないと、持ち運ぶ際にガラガラと箱にぶつかってマウスピースが傷ついてしまいます。
また、マウスピース専用のポーチも販売されています。新しいマウスピースを持ち運ぶ時だけでなく、何本かマウスピースを持ち歩きたい方にとって便利なアイテムです。
箱にしても、ポーチにしてもこれを大きめのカバンの中や、重いものが上に重なってしまう可能性のある場所に入れておくのは少し怖い気がして、私の場合は楽器ケースのポケットや比較的安定する場所に入れて持ち歩いています。
どのくらい時間が経ったらマウスピースと楽器を一緒に入れて良い？
大体、これは私の体感で判断していることなので、保証はありませんが、2ヶ月くらい経ったところで、一緒にケースにしまっています。
これまでにマウスピースを10本以上購入してきましたが、実際には一度も変色した頃はありません。昔、新しいマウスピースを別で収納することを怠ったこともありますが（たまたま運が良かっただけかもしれませんが）変色せずに済みました。とはいえ、怖いので、今はきちんとマウスピースは別で収納しています。
本当は別でしまったほうがマウスピースにとって優しいのかもしれませんが、私の場合、仕事の現場によってはゆっくり楽器を準備したり片付けたりすることができないことも多々あるので、なかなか難しいです。
バタバタと片付けるときになんとなくケースにしまってしまっています。マウスピース、リガチャーにとって一番優しい収納方法は安定したケースやポーチや箱に別で入れることだとは思います。
しかし上記の方法は私は実現できていなくて、2ヶ月以上経ったマウスピースに使用しているリガチャーといらないリードを軽くつけてしまっています。（大切なリードはリードケースで収納！）
まとめ
新しいマウスピースはクラリネット本体と一緒に楽器ケース収納すると、キーを変色させてしまうおそれがあります。新しいマウスピースは別の場所に収納するようにしましょう。
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