小論文「道」

お世話になっています。垣内玲です。来る1月19日(日)の21:00より、お湯先生(@aaiiyudayo)とコラボキャスをやる予定なのですが、そこで取り上げる小論文の解答例を公開します。

当日は、これとお湯先生、その他フォロワー様から頂いている解答例もありますので、それらを元に解答の作り方、指導の方法等について議論出来ればと思っています。よろしくお願い致します。

 まっすぐな道だ。歩きやすく舗装され、障害物は取り除かれ、視覚的ノイズとなるような不純物も排除されている。霧がかかっているのか、この風景を見るものの視界が濁っているのか、全体がぼやけた景色になっているけれども、この道であれば迷ったり、足を取られて思わぬ怪我をしたりする心配はない。
 私たちが受けてきた教育は、この絵に描かれた道と似ているのかも知れない。どこに向かえば良いかはっきりしていて、目的と関係の無い(と思われる)寄り道の余地はあらかじめ取り除かれている。示された道に沿って進めば、安全にゴールまでたどり着くことができる。私たちの多くは、そんな教育を受けてきたような気がするし、私たち自身、教育にそういうものを期待していたのではないか。
 しかし、医療現場には、学校教育が丁寧に用意してくれたような意味での「正解」は存在しない。目の前の現実に対して、その都度、その都度、最善と思われる判断を自らの責任で選択し、行動しなければならない。障害物の無い一本道を歩んできた人間に、そのような主体性が備わっているものだろうか。
 システムとしての学校教育が、整備された一本道になってしまうことは、ある程度避けられない側面もある。そうであれば尚のこと、医療の現場に立とうと志す私たちには、「寄り道」の可能性を進んで探しにいくような積極性が求められている。

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