危機的状況でChargeSPOTを利用したので、心得を伝授する

ChargeSPOTをご存知でしょうか。端的に言うとスマホ充電器のシェアリングサービスです。公式サイトに掲載されている30秒の動画を見ていただければ、どのようなサービスか分かるかと思います。

よくデザインされたサービス

このサービス自体は以前から知っていて、一度だけ試しに使ってみたことがありました。

その時は自分自身ではなく妻のために利用しました。当時の妻は年代物でバッテリーの持ちが悪いスマートフォンを使っていました。買い物をしていたイオンにたまたまレンタルスポットがあったので、その場でレンタルしてバッテリーをもたせていました。

利用するのは動画にあった通りにとても簡単です。QRコードを読み込んだらすぐにスマホの充電器がバコッと飛び出してくるので、それを利用するだけです。返却はレンタルスポットにガチャっと指すだけです。

アプリの初期設定こそ必要ですが、利用するときは最低限の動作だけで完結します。とてもよくデザインされているサービスです。

自分にも必要な時がきた

試しに一度使ってはいたものの、それ以降は利用する場面がありませんでした。なぜなら私はiPhoneXSMaxを利用しているからです。

XSMaxはAppleの公称だと、バッテリー駆動時間は最大15時間となっています。もう1年以上は使っているのでさすがに15時間は持ちませんが、それでも生活する上で1日は十分にバッテリーが持続します。

ところが今日は事件が起きました。今日は私は東京・赤羽ハーフマラソンに出場していました。私のスタートは11時半で、1時間50分後の13時20分頃にゴールしました。達成感に浸ってSNSに完走を報告しようとして驚きました。バッテリーが10%を切っていたのです。

それほどにバッテリーを消耗した原因はひとつに計測アプリを動かしていたことかと思います。それだけとは思えませんが、話がそれるのでその分析は書きません。バッテリーは余裕があると思い込んでいたので参りました。

残り10%だとさすがに帰宅までもちません。まして買い物をして帰る予定だったので、バッテリーの回復は必須です。そこで思い立ちました。赤羽の街中で「ChargeSPOT」を利用しようと。

必要になって分かった課題

実際に必要にかられてChargeSPOTを利用したところ、幾つか課題が浮かびました。以前の利用は「お試し」という使い方だったので気づきませんでした。

課題と言っても、サービス自体の穴とかではありません。利用する際に気をつけておいたほうがいいと思ったポイントです。「心得」ということで、備忘録の意味でもまとめておこうと思います。

心得1:早めに充電を始めるべし

1つ目に困ったのが、レンタルスポットにたどり着けるか怪しかった点です。

ChargeSPOTが本当に必要になったときには既にバッテリー残量が秒読み段階に入っています。しかも、レンタルスポットを探すには電力が必要そうなGPSを利用したアプリで探す必要があります。探している間に事切れてしまったら終了です。

レンタルスポットにたどり着いても、アプリを立ち上げてQRコードを読み込む必要があります。レンタルスポットにたどり着いたところで、アプリを立ち上げられなくても終了です。

今回の私の場合、河川敷のマラソン会場から赤羽の町中までは少し距離がありました。しかも、多くの人が移動するので橋の上は大渋滞です。バッテリーが最後までもつか、かなり肝を冷やしました。

私の今回のケースでは完全に事故なので例外かと思いますが、20%を切ったときなど、バッテリーに多少の余裕を持った状態で充電を始めるように心がけた方がよさそうです。

ちなみに当然ですが、レンタルスポットに行ってもすべての充電器が利用中であれば、借りられません。(利用状況はアプリ内で確認可能です。)そういう意味でも、早めを心がけたほうが良さそうです。

この課題に対する心得としては、切羽詰まる前に「早めに充電を始める」です。

心得2:レンタルスポットの場所はさっさとお店の人に聞くべし

2つ目に困ったのが、レンタルスポットが店舗のどこにあるのかが分からなかった点です。

結論から言うと、「迷わずお店の人に聞きましょう」です。

私は今回、切羽詰まってる状態であえて自分で探してみました。今回借りる際に利用した店舗はフロアが広めの店舗でした。店舗内は商品を目立たせるための仕組みで溢れてるので、少し注意深く探さないと見つけられませんでした。

返却時は逆に小さな店舗を選びました。小さな店舗ならすぐ見つかるかと思ったのですが、店内に入って見渡してもそれ相応のものが見つけられませんでした。ここではすぐに諦めて店員さんに聞いて解決しました。この店舗のレンタルスポットは入り口の死角部分に紛れ込んでいたため、一見したところでは見つけられなかったのだと思います。

店員さんに聞けば一発で解決するもんだいです。しかし人に声をかけるのが苦手な方は、少し勇気がいるかも知れません。切羽詰まったときぐらいは頑張りましょう

1時間=150円で十分に回復

無事にレンタルできたあとは、買い物と食事をして、十分に充電されたのを確認した上で返却しました。56分間の充電で、ほぼゼロだったバッテリーは50%程度まで回復しました。今回の私の場合、買い物をして帰宅するまでもてば十分だったので、これで問題ありませんでした。

ChargeSPOTは1時間までであれば150円+税で利用可能です。ジュース1本分で危機を乗り越えたと思えば安い買い物ですね。

ChargeSPOTを利用しないで危機を乗り越える

話題がそれますが、今回の危機で得た知見をもう1つ書きます。それは、携帯キャリアの店舗でも充電できるという知見です。

レンタルスポットを探す前に、実はソフトバンクショップで数分ほど充電させてもらいました。これは店舗の前を歩いてて偶然に発見しました。お店の人に尋ねると、間髪入れずに承諾してくださいました。どのキャリアを利用しているかは聞かれませんでした。

調べてませんが、もしかしたらauやドコモや楽天でも同様のサービスは行っているかもしれませんね。逆にソフトバンクショップであってもやってない店舗もあるかもしれません。とりあえず言えるのは、いざとなったときには携帯キャリアの店舗を当たってみるといいかもしれないということです。

ショップでの充電での欠点は、端末を完全に預けなければならない点です。その間はショップの中を回るしかありません。思い切って食事とかにでてしまっても良いのかもしれませんが、状況によりますね。

それを思うと、「バッテリーを借りれる」というのは場所に拘束されないのでとても自由です。

ChargeSPOTのアプリを入れておくといいよ

今回はChargeSPOTを知ってて良かったと心から思いました。さらに赤羽という街にいたので、レンタルスポットが豊富にあったのも救いです。

この記事を読んで気になった方は、とりあえずでアプリを入れておくと良いかもしれません。バッテリーが本当に必要になったときは結構焦ります。備えあれば憂いなしです。

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