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東京都もGoToイート食事券の販売を開始へ、経済と感染症対策の両立を成し遂げろ

東京都におけるGoToイートの食事券の販売が11月20日に迫っています。GoToイートキャンペーンは2種類のキャンペーンで構成されています。ひとつはオンライン飲食予約です。指定サイトからの予約で食事することによりポイントを還元する内容です。利用者は付与されたポイントで再び食事に訪れることになるため、一度の利用で2回も食事に訪れることになり、多くの効果があったとされています。もうひとつが食事券の販売です。これは各自治体に委ねられていました。既に各道府県では進められていましたが、満を持して東京も導入となります。

東京都の食事券は2種類あります。アナログとデジタルです。アナログは1万円の購入で1万2500円分の食事券が購入でき、デジタルは8千円で1万円分の食事券が購入できます。割合にして25%も余分に飲食が可能となります。外食をしない人が果たしてこれで外食しようという機運になるかは怪しいですが、よく外食をされる方にとってはお得に食事できる機会になります。

販売数はアナログが300万セット、デジタルが125万セットとなります。豊富に用意されている印象を受けますが、東京都の人口である約1400万人で割ると、人口比では3割程度しか用意されていません。購入は都外在住者でも可能である故に、倍率は非常に高くなると予想されているようです。高倍率が予想されるために販売は抽選となっており、一次申込と二次申込の2回の機会が設定されています。

利用可能期間は来年の3月31日までとなっています。対象店舗が明らかになっていない現状では、個人的には果たして3ヶ月間に対象店舗で1万2500円分の外食をするのか怪しいです。ジェフグルメカードですら溜め込んでしまっている自分としては、3月末になって消費しきれない食事券を目の前にして頭を抱える未来しか見えません。大人しくしていようと思います。

GoToイートで盛り上がる一方で、東京都では中国武漢市を発祥とする新型コロナウイルス感染症の検査陽性者数と重傷者数が8月の第2波と同水準に達したという話題も流れています。先日の記事でハンマーアンドダンスに触れましたが、正しくハンマーを振るわなければならない状況に差し迫っている温度感です。小池都知事の言葉を借りれば、暖房と冷房を同時に付けるような状況でしょうか。上手く温度調整をしつつ、感染症対策と経済成長を両立させなければならない局面です。

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