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外食が難しければシェフに来てもらえば良いという発想に脱帽した

政府はGoToトラベルの運用見直しを発表しました。感染拡大地域への旅行の新規予約を停止するそうです。感染拡大を防ぐためというよりも、隔離施設としてのホテルの空室確保を狙ったように思えます。それと併せてGoToイート食事券も見直しを各自治体へ要請しました。(GoToイート食事券の運用は各都道府県に委ねられています。)そして改めて「静かなマスク会食」を呼びかけています。日本は手洗いやマスク着用を徹底するなど、飛沫による間接的な接触感染を防ぐとこで感染症の拡大を抑制してきました。それでも防ぎきれないのは食事の場面です。経済と感染症対策のバランスを考えると、政府が手を打てるのはこれが限界なのかもしれません。

中国武漢市を発祥とする新型コロナウイルス感染症拡大対策の煽りを食う代表格として、飲食業界は多くの注目を浴びていました。緊急事態宣言下においてはウーバーイーツ等の宅配サービスが多用されるなど、多くの生存戦略を取らざるをえない状況でした。変化が求められている状況において、私の観測範囲内でも、幾つかの飲食店がこの機会に店を閉める判断をされています。第1波と第2波を乗り越えて何とか年越しを迎えられるという局面での第3波は耐え難いものだと思います。

昨日の日経新聞夕刊の1面にプロの料理人を派遣するサービスが紹介されていました。出来上がりの食事を届けてもらったり、冷蔵ないし冷凍で宅配された食品を家で完成させる類の宅配はよく目にしましたが、作り手を派遣するサービスは頭にありませんでした。しかし内容を見てみると会社のパーティやケータリングに近いプランもあるらしく、私が知らないだけで既に一般的なサービスだったようです。コロナ禍の生存戦略として脚光を浴びた形でした。

ちなみに家事代行を調べていた際に夕食を作ってくれるプランがあったのも思い出しました。料理の専門家か、家事の専門家かの違いだけで、似たようなものかと思います。

プロの料理人の派遣ともなると値段は高めです。1人で1万円はするので、一般的な家庭の経済状況であれば記念日等で利用する感じになるでしょう。本来であればホテルで食事したいけれど、外食には抵抗があるという場合にはちょうど良いかもしれません。

今の経済状況で2度目の緊急事態宣言が発令されたらいよいよ終わりだと思っています。各施設や各個人で十分に感染症対策をされている状態で、これ以上に何をすれば良いのか分かりません。それこそ外食や旅行を制限しなければ防ぎきれないと思います。こんな状況ではありますが、工夫して生存戦略をとっている飲食業の方々には感服します。ぬるま湯に浸かっているサラリーマンの身分としては、感染拡大を防ぎつつ、経済を止めないようできる限りの行動はしていく所存です。

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