ローエンさん誕生日記念予想(10/26新潟1R 考察)


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①アサクサゲンキ 評価◎
前走福島の障害戦は飛越の怪しさを感じさせるが障害事に前を詰めているし、何よりいきなり長い距離にいったのに騎手のコントロールが効いていた。勝ち馬マイネルレオーネはのちに障害OPで2着となっており、離されたとはいえ同日に行われた障害未勝利の勝ち時計と比較するなら0.1差と時計レベルも文句なく初障害の福島をこのレベルで走ったのは特筆物。年齢も4歳とまだまだ若く、休み明けだが上がり目しかないレースとなる。飛越が怪しい分新潟になるのはいいのだが、向こう正面でブレーキの飛越があると厳しくはなるので課題があるとしたらそこ。帰厩してから坂路4本CW2本と追切本数も重ねており、休養明けでも体制は整っている。

②テイエムオスカー 評価ヒモ
圧倒的な障害試験時計を出していたが、中京の2走でぴりっとしないまま休養し10月の復帰レースで3着と大きな変わり身を見せた。夏バテの気配があったようで、この季節変わりは純粋にプラスだったということでいいかと思っている。ただ前走のレースレベル自体は決して高くなく、初障害の逃げた馬に上り勝負で競り負け、2着馬には交わされてるという内容。メンバーレベル以上に展開利があったように見えるので、それで上がり37秒台を出せてないのは未勝利戦で上のレベルとは言い難い。叩き2戦目の上昇度をどこまでみるか。ニューイングランド産駒の障害試験成績は優秀で複勝率33%と考えると過小評価はできない。

③フラットレー 評価☆
障害初戦は前目にいって3.0差。そもそも障害試験を受けた騎手は五十嵐騎手で西田騎手が騎乗したのをみても試走の意味合いが強いレースで、それでも前に行けて基礎能力の高さを見せていた。2戦目の前走は道中で常に良いポジションを取りながら4コーナーから逃げていたスリーミュージアムをねじ伏せる競馬でほぼ勝ちがみえていた内容で、それを上がりでねじ伏せたダノンロッソは未勝利順番待ち最上位クラスの馬だった。時計はいまいちだがレースレベルは高かったとみるべきで、今回も前が速くなる展開を見ながら勝負所でしかける競馬をしてくると考えれば、当然上位候補でみる。ただしこのオッズでは買いたくない。

④スリーミュージアム 評価〇
⑥②②③②と安定している成績。間隔も常に一定で走れている一方、福島新潟中山で勝ち切れない脆さもある。ただ成績以上に最近のレースの飛越の安定感は特筆もので、特に前走の中山は中団で我慢し末脚勝負をする新味を見せたりと内容は上げてきている。また4走前の福島では結構な極悪馬場をスイスイと走っており、レース後の短評でも道悪得意という部分に騎手が触れている。レース当日は少なからず雨の残る形となり時計勝負とならないことを考えれば、ここがかなりのチャンスとなるのではないか。少なくとも前々走のフラットレーとの差は埋まるとみている。オペラハウス産駒は障害芝勝率15%と複勝率38%と非常に高く優秀な障害血統。

⑤サトノジェームス 評価-
平地能力は1勝クラスも地方からの転厩で厩舎も今年まだ1勝の的場厩舎。金子騎手は良いお手馬を抱えつつも勝率を半分以上減らしており、障害試験時計は全体が平凡。それでも障害試験上がり時計は36.3-13.0で悪くなく、騎手の感触は良いとのこと。血統的な面をみてもディープインパクト産駒は複勝率30%以上なのでこの辺をみれば複勝圏は検討の余地があるとみている。

⑥メイショウワンモア 評価△
過去2走が9頭立て9着。地方からの転厩で障害入りは兄が名障害馬のメイショウブシドウなのもあるだろう。初障害前から競馬ブックの山田さんの目に留まっており、飛びもバネも良し。操作性の良さを森騎手が褒めておりセンスの良さがあるのは間違いない。障害試験では全体時計こそ水準だが、上がり13秒台を切る時計を出しており中4週ながら追切本数4本(うち障害2本)、最終追切は障害を飛んで上がり12.2とメリハリの利いた動き。ダノンシャンティはレース数こそ少ないものの、芝レースは7戦して3馬券圏内の複勝率40%と悪くはないし、メイショウブシドウの兄弟で全くダメということはないはず。森騎手は言わずと知れた今一番乗れている障害騎手で初障害の勝率も高い。ただしサダムドミニックのような展開が向くことだけはなさそうで上り勝負も平地力を考えると厳しそうと考えると勝ち切るまではどうだろうか、という評価。

⑦ルグランフリソン 評価△
過去障害2戦2着2回で2走前は重馬場の中京で2着と当然人気になるだろう戦績。しかも前走は落鉄もあった。平地力に関してもオープンクラスと馬柱を見る限り隙はないが、今回は臨戦過程に難がある。大山ヒルズからの外厩明けで10日間競馬に近い形で追い切りは2本だけというのは過去と比べても少な目で、近走は叩いて2走目に高い数字的能力を発揮している部分もあったので、今回は多少割り引きたい。また過去2戦共にかなり行きたがる部分があり、前走に関しては離して逃げる形を選択。新潟は逃げは馬券になりやすいところもあるが勝ち切れない馬も多く、中京でも上がり時計は一線級とまではいかないだけに同型の多さも含めて、決して展開が向くわけではないのではないか。不安要素も少なくなく、オッズほどの信頼はできない。メージ。

⑧サクラザチェンジ 評価-
平地未勝利で障害入り。障害試験時計も特筆するものはなく、上がりもかかっていて評価しにくい。上の騎手は今年障害未勝利複勝率1.6%とかなりやばい成績なうえに、武藤厩舎も今年去年と2年間障害未勝利。ここまでくると数え役満クラスで障害好走が見えにくいが、馬自体は左回りを中心に使ってきていて新潟遠征にも慣れている点は〇。ストーミングホームの障害成績は勝率6%複勝率26%とそれほど悪くないところか。いやしかし、さすがにどうにもならない気がしてます。

⑨ピンキージョーンズ 評価ヒモ
前走は初障害で東京というかなり難易度が高い選択ながら、最終コーナー手前まで先頭、飛越は高くないが低いながらも速い形で飛べており悪くない。この辺はアイルハヴアナザーより母父マーベラスサンデーの血か。最終コーナーでコースにある紐の所に脚が絡まり、直線差のない3番手で入りながらかなり失速する形で4.8秒差。直線400mでの差がほとんどでトラブルも含めて初障害にしてはかなり優秀な内容だった。それでいて前走は以上に気温差があった日で、最高気温は32℃近くになっており陣営からはその状態についてもコメントがあったように決して良い状態での出走ではなかった模様。今回は9月末に帰厩して1か月じっくり乗り込んでおり状態に問題なく、障害2戦目の上がり目を考えれば圏内に入ってきてもおかしくない。新潟向きの飛びをしているし時計がかかりすぎないのも良いと思うので好材料が多い。

⑩バトルアグレッシブ 評価▲
初障害の前走は4.3秒差の7着も見所はとても多かった。1枠のためスタート前半途中までは窮屈なところでの障害となり、初障害でスピードを落として回るのに苦労。口を割る展開で難しかったが中盤折り合えたところから飛越も上手ではないもののスピードを落として飛ぶところが少なくなっていて最終コーナーを回るまでは勝ち馬はともかく上位とは差がない競馬をしていた。特に勝負所で動けたのは好感で、直線に入ってからのダートがあんまりにも悪かったため着差や時計は酷いが上がり目を確認できる内容だった。中間は本数こそ少ないものの最終追切は三津谷騎手が乗って半マイル障害で上がり11.4をだしており障害に前向きになってきたという話もでているように、変わり目は大きそう。エイシンフラッシュ産駒は障害が上手い産駒が多くなりそうで、ナリノレーヴドール、スワーヴエドワードと今年勝ち上がり2頭がいる。2戦目、距離短縮、直線芝で前進がどこまでか。

⑪ミチビキ 評価-
初障害とはいえ前走レベル自体がそこまで高くないレースで大差で最下位。飛越にかなり消極的で飛ぶ前の減速が大きく、ちょっとすぐどうにかなるようなイメージがいない。前走から短い間隔で追い切り1本。ナカヤマフェスタは障害レース5走で馬券圏内0とそもそも障害を選ぶ馬も少なく平地力は2勝クラスでこの中では決して低くないとはいえこのメンバーでどうにかなる気配はない。五十嵐→大庭の乗り替わりも大きなマイナス。少なくともここでは。

⑫マッシブアプローズ 評価-
地方からの転厩で初障害。障害試験は山本騎手が乗っていたが本番では石神騎手と騎手には恵まれた感がある。障害のためにわざわざ転厩してきているが平地力もありそうという陣営の評価から障害試験時計以上は走ってきても、と思っている。キングヘイローは障害芝勝率6%複勝率23.4%と悪くない。まずはレースをしてみて、といったところで馬券圏内までは期待薄ではないかな。少なくとも障害試験にのった山本騎手はアーネストホープを選んでるわけだしそこだってこのメンバーでは上位ではない訳で。

⑬マリー 評価-
キンシャサノキセキの障害芝成績は勝率15%複勝率53%と非常に高い。にしてもさすがに水曜日の障害試験に全体時計が酷い状態で上がりも14秒かかった馬がレースにでるのは危険すぎる。平地力も低く先々はともかくこのレベルでいきなり走ってくるのは奇跡レベルとみている。

⑭アーネストホープ 評価-
前々走から前走へ大幅に時計を詰めており、障害2戦目で目途が立った。今回人気となるテイエムオスカーと0.6秒差と展開次第でと思わせるが、新潟の一番の勝負所で置かれたのは非常に気になる。全体時計が遅い中前目につけれた利点が大きく、展開利が大きかったとみるべきでここの上位と勝負になるかと考えるとかなり難しいとみている。飛越のスピード自体は悪くなく、前回のように前に行けて遅い展開になれば、と思わないこともないがルグランフリソンがいるレースでそんな楽ができる予感がしないし、平地力が低い上に間隔を詰めての使い方についても決して体調管理が簡単な馬ではないはずなのでマイナスに見ている。コンデュイットの障害成績も圧倒的に直線ダートのコースのようで、そういうコース替わりで狙いたいところ。

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