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【読書】また、同じ夢を見ていた。

親友がおすすめしてくれた本を読みました。

「また、同じ夢を見ていた」

普段はあまり小説は読まないのですが、
せっかくおすすめしてくれたので
さっそく読んでみました。

まず、本の表紙の絵がすごく良い。
こういうタッチのデザイン大好きです。

読む前にちょっと調べてみると、
この「また、同じ夢を見ていた」は
あの「君の膵臓を食べたい」と同じ著者さん。

ちなみに「君の膵臓を食べたい」は
小説は読んでおらず映画だけ見ました。

そういえば、

実際の小説とその映画って
少し感じが違うって聞いたことがあります。

そして大半のケースは
小説の方がいいと聞きますが
どうなのでしょうか。

映画ばかり見るんじゃなくて
たまには小説も読んでみようかな。


ということで、
少し話が逸れてしまいましたが
今回はこの本を読んで感じたことを
少しだけ書いていきます。

幸せとは?

「"幸せ"ってなに?」

年を重ねれば重ねる程に
難しくなっていくようなテーマ。

でも誰しもが一度は
考えたことがあるのでは。

この本ではある日、
主人公の小学生の女の子が
先生から宿題を出されます。

それは、

「幸せとはなにか」を考えてくること。
そして、最後に皆の前で発表すること。

とても難しい問題、、、。

けれど大好きな先生から出された宿題に
”かしこい”女の子は真剣に向き合っていきます。

この主人公の女の子は、
とてもかしこいけれど、
少しばかり孤独を感じている女の子。

そして、「人生とは〜」が口癖の
ちょっとおませな女の子。

「人生とは素晴らしい映画みたいなものよ」
「どういう意味?」
「お菓子があれば、
一人でも十分楽しめるってことよ」

ちょっと小生意気な女の子は
学校には友達がいないけれど、
学校に外には素敵な友達がいます。

そんな彼女の素敵なお友達は、

「アバズレ」と表札に落書きされている女性、
不登校でリストカットをしていた女子高校生、
一人でのんびり暮らしているおばあさん。
そしてしっぽの短い「彼女」。

それぞれの年齢で思う「幸せの形」があって、
それに伴う「後悔」があるようです。

女の子は、
時間様々なすれ違いや葛藤を経て
「自分にとっての幸せ」を探します。


人生とはプリンである。

かき氷でもあって、
昼休みでもあって、
高速道路でもある。

と色んな考え方の持ち主ですが
個人的に好きなのはオセロです。

人生とはオセロみたいなもの。
たった一枚の白で、
私の黒い気持ちは一気に裏返るのよ。

そして、
彼女が見つけた「幸せとは」。

幸せとは、
自分が嬉しく感じたり楽しく感じたり、
大切な人を大事にしたり、
自分のことを大事にしたり、
そういった行動や言葉を自分で選べることです。

「幸せのカタチ」は人それぞれあって、
正解も不正解もない。

周りと比較して見つけるのではなく、
自分にとっての幸せを見つけることが大事。

そうと分かっていても、
難しいんですよね、、、。

はっきりと今は分からなくても
自分にとっての幸せを見つけようと
探し続ける大事さも
この本を読んで改めて感じました。

小さな幸せから大きな幸せまで。

そしてもうひとつは、
『幸せはひとりでは感じれない』ということ。

誰かがそばに居てくれるからこそ、
幸せを一緒に作ることができ、
幸せを感じることができると思います。

どんなに綺麗な景色も、
どんなに美味しい食べ物も、
一人だとやっぱりちょっと寂しいです。

誰かが傍にいてくれるからこそ
小さなことでも大きなことでも
たくさんの幸せを感じられます。

この本はそんな小さな幸せにも
気付かせてくれる本だと思います。

大人になるにつれて
忘れしまいがちな大切なこと。

読み進めていくと
なんだか不思議な気持ちになって、
幸せについて、優しく、
深く考えさせられる、
そんな素敵な物語でした。

ぜひ読んでみてね。

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