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雇用保険 立法趣旨

ちょっとネットサーフィンをしていたら、勘違いしている人が多いなぁ~、と感じたので基礎中の基礎の話をしていこうと思います。

雇用保険の射程にある雇用調整助成金と新たに創設された持続化給付金について、

あと、「ロイヤルリムジン」さんがやらかしたあの件も絡めて、僕が思う意見あくまで僕の意見ですよ

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わらわら書いていきたいと思います。

1.法律は趣旨目的が一番大事な考え方

簡単な話なんで、見出しを付ける程ではないんけどww

法律の重要な考え方なんですが、立法趣旨や制度趣旨ってのが大切なんです。まず雇用調整助成金の制度趣旨ですが、

雇用保険の1条の条文載せておきますね

(目的)
第1条 雇用保険は、労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に必要な給付を行うほか、労働者が自ら職業に関する教育訓練を受けた場合に必要な給付を行うことにより、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、求職活動を容易にする等その就職を促進し、あわせて、労働者の職業の安定に資するため、失業の予防、雇用状態の是正及び雇用機会の増大、労働者の能力の開発及び向上その他労働者の福祉の増進を図ることを目的とする。

雇用保険(こようほけん)とは、日本における雇用保険法に基づく、失業・雇用継続等に関する保険の制度なんですよ。財源は雇用者と雇用主が社会保険として負担するほか、国費も入ってます。
何回か改正して現行法では求職者給付、就職促進給付、雇用継続給付、教育訓練給付の4種の「失業等給付」を規定している訳です。 

失業と雇用の継続

大事なことなんでもっかい言いますよ

雇用の継続

雇用の継続ですからねw

要するにクビにすんなよってことです。

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勘違いしている人に言いたいんですけどねww

雇用調整助成金は労働者のためのものであって、経営者のもんじゃないんだよ解ったかい?

あとね「ほしょーしろー」「金よこせー」って言ってた人たちいるでしょ?乞食みたいにさww

いえ

あの人たち保障と補償取り違えている節があるから一応言っておくよ

「保障」は間違いなく大丈夫なとき使うやつね「補償」は補い償うとき使うやつだから間違っちゃいかんよ、頭悪いと思われちゃうから気を付けなきゃだよ

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2.騒いでいる人たち

要するに、雇用調整助成金っていうのは労働者の賃金の補償をする為のもので、事業者事業主を助けるためのものではそもそもないってこと、「普通に労働者と同じ仕事やってる事業者だっている!」とか例外持ち出してキャンキャン言う人もいるかもしれないけど、一般労働者と同じ仕事やってる人は労働者としてカウントする場合があるよ、「そんなことも知らないでよく経営者できるね、すごいね」って僕は思います

正直言ってそんなこともしらないで会社経営してるようなところは遅かれ早かれだと思う。

足りないだの分かりづらいだの言ってる人は大体制度そのものを理解していないか、労働者や従業員の事なんか考えていないんじゃないかな?

3.ワイルドなロイヤルリムジン様の件

知っているいる人がいるかもしれないですが、改めて事案を簡単に、

ロイヤルリムジンは休業補償を出すのが厳しいのか、休業補償する程売り上げが下がっていなかったのか、いずれにしても、いったん解雇して失業状態にすることで、雇用保険(基本手当)を雇用調整助成金の替わりにしようとした訳です。

因みに休業補償が雇用調整助成金として出るんですが、それでも会社の負担はゼロではないので、国が負担する分と会社が負担する分があります。

だから完全に会社側の負担をなくそうとしたのかもしれませんね・・

中には「賢い」「素晴らしい経営判断だ!」「雇用調整助成金なんかでは労働者の賃金補償できない」「足りない」と仰る方もいますが、基本手当も完全な保障ではないですけどww

給付率は45%~80%

計算方式

基本手当日額の計算方法は、(6か月間の給料)÷ 180日で算出した金額(賃金日額)に、年齢に応じた割合を掛け算して求めます。
例えば月給25万円(6ヶ月間で150万円)の場合は、150万円÷180日=8,333円が賃金日額、そこに給付率(この場合約64%)を掛けて、基本手当日額は5,331円になります。

そして僕が感じた問題点としては、労働法との兼ね合いです。

これって「巷で言うところの保険金詐欺じゃね?」って事でした、実態を伴わない解雇で雇用保険金を貰おうだなんて虫が良すぎませんか?って話です。

政府をだまして金をふんだくったあの人とあんまり変わらんですよ

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雇用保険の知識はあったけど労働法の知識が甘かったようですね、残念でしたw

これをTwitterに書いたら「失業保険は不正受給防止の趣旨で待機期間が設けられているんじゃないのか?(#^ω^)」と書いている人がいましたけど、遡及して要件の当てはめがなされた時に不正があれば保険金出さないのは、当然の話

あと、我が国には失業保険なんてもんはありません、あれは基本手当です。もう一点待機じゃなくて待期ね、結構社労士なんかでも間違って記載している人いますけど大丈夫ですか?待機じゃないですよww

3.そういえば持続化給付金

持続化給付金は事業所を存続させて、会社を潰さないようにするためのものって趣旨です。今後新しい生活様式に対応するための運転資金は必要だからそれに充てるってことで、(一応なにに使ってもいいことにはなってるけどね)だから事業主単位で支給されているでしょ?

しかも、新しく創設された制度なので実際に走らせてみないことには問題点もわかりません、問題は後から沢山出てくるでしょうね

なんの問題もなく完璧に円滑に進むものなんてこの世にありませんから、その都度修正すればいいんです。

次は補助金乞食にスポットを当ててブログ書こうと思います。

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