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「とにかく行動、他責にしない」年間MVP受賞者インタビュー2023年度③採用・人材育成支援のアールナイン

ないものはない。あるものに目を向ける。

私たちの会社アールナインでは、山あり谷ありの1年間を通して活躍が顕著だったメンバーに授与する「年間MVP賞」があります。

毎月、前月に活躍したメンバーをたたえる「月間MVP賞」の受賞者の中から選ばれ、2023年度(2023年7月~24年6月)は1名が受賞、優秀賞として4名がノミネートし、7月19日の社員総会で表彰されました。

この記事ではノミネートした4名のうちの1名、AS(エージェンシーセールス)部のぐーるさん(※代表含めあだ名で呼び合う文化)をインタビュー。

2023年3月にアールナインに転職し、協業先のパートナー企業を開拓するAS部に配属。まずやってみる行動力と人の懐に飛び込む関係構築力で、パートナー企業と一緒にお客様を支援する踏み込んだ体制作りを進めてきました。

「やる前から期待しすぎず、まず行動すること。足りないものの原因を追及して人のせいにするより、あるものに目を向けて作ること」(ご本人)

末尾には、一緒に働く周囲からのメッセージも!


◇本人インタビュー

 ■1年間ずっと頑張るのは難しい

提案資料を作るぐーるさん

――この度はおめでとうございます。

嬉しかったです。アールナインには毎月、頑張った社員を選ぶ月間MVP賞がありますが、1か月ではなく、1年間ずっと頑張るのは難しい。うまくいこともいかないこともある中、評価していただけたのはありがたかったです。

――ご自身では何に注力した1年間でしたか。

どうすればパートナー企業との関係が深まるか、決まった方法がない中、とにかく動き、地道に人に会って関係を構築した1年でした。何十人もいるパートナー企業の営業担当者の中で、興味持ってくれる方を見つけ、お客様を紹介いただき、紹介の質を高める。想像より泥臭く、まだまだ途中ですが、どんな状況でも自分から動かないと何も始まらないと思います。

■自分の幅が広がる直観があった

入社後初めての夏はパートナー企業との親睦も兼ねたキャンプに参加。散歩の様子(2023年7月)

――これまでのお仕事歴を教えて下さい。2020年4月に新卒で入社した食品商社で営業職として2年以上勤め、飲食店向けに求人広告を売る代理店営業を経て、23年3月にアールナインに転職しました。

1社目は飲食店に対して、食材を売る営業でした。冷凍食品や加工品、お酒まで何でも扱う総合食品商社で、お客様も高級ホテルやレストランから個人経営の居酒屋さんまで幅広かったです。
2社目は少人数のベンチャー企業。飛び込み営業でかなり過酷でしたが、人脈が広がり、無形商材を売る力も付きました。アールナインでは最終面接後に亮さん(※代表取締役、あだ名で呼び合う文化)から「人と関係を深める力がASに向いている」と評価されたようです。

――もともと普通の営業職で選考を受けていたそうですね。

そうです。学生時代からサッカーに打ち込み、人と関わってきたので人と接する仕事が良かったです。ASはアールナインの商材を代わりに販売してくれるパートナー企業の開拓と聞き、得意とする関係を深めたり、人を動かしたりする力が発揮できそうで、自分の幅が広がる直観がありました

■商材より先に売るべきだったのは自分

――入社後、これまで関係の薄かったあるパートナー企業の担当になり、地元に帰省した際も近くの担当者に挨拶に行くなど積極的に接点を生み出してきました。お仕事のスタイルとして対面を重視しているのですか。 

そうですね。アールナインは基本オンライン商談ですが、僕は1、2社目の営業が対面でした。1社目だと、料理人さんは職人気質で礼儀を重んずる方が多い。直接会って信頼関係を作りました。今も初対面の方や偉い方をいきなりオンラインの場に呼ぶのは厳しい時も多いので、お会いして名刺交換から始めます。お陰で相手の人間性や事業への思いなど理解が深まりました。

――途中から営業職も兼任していますが、最初はアールナインでの営業経験がない中、パートナー企業に商材の売り方を伝えていました。自分が売ったことのないものの売り方を社外の人に伝えるのは難しくないですか。

大変でした。商材の運用を担当している他部署の方に時間をもらい、勉強しました。ただ、そもそもいきなり商材を売ろうとしてもだめなんですよね。

――と言いますと?

僕自身が相手に受け入れられないと、興味を持ってもらない。単に仲良くなるだけではだめですが「アールナイン=僕」「困ったら僕」と認識してもらえるレベルの存在にはなる必要があります。それがわからなかった最初はどうやって商材を売ってもらうかばかり必死に考えていました。まず、磨いて売らないといけなかったのは自分自身でした。

■まかない種は芽吹かない

社員総会で代表から表彰されるぐーるさん(左)2024年7月


――昨年秋からは、パートナー企業との関係を深めるため、先方の営業担当者が抱える課題や悩みの相談に乗る会も週1回、開いていると聞きます。

今は2週間に1回になりましたが、先方がお客様から相談されても解決できない部分について「僕はこう思う」「アールナインならこんな解決ができる」と意見を交わす会ですね。僕の担当企業は採用の中でも、候補者を集める母集団形成に強いサービスを持っていますが、その後の面接や内定後のフォローはアールナインの得意な領域です。1社で解決できない課題を、互いに補填し合って解決するのがパートナー企業ですね。

――関係構築の中で、意義を説明して役職者も動かしたと聞きます。

途中で亮さん(※代表)にも同席していただきました。代表が伺うと、先方もそれ相応の立場の方が来てくださることがあります。メンバー同士だと話が止まったり、上の方針がわからないと動けなかったりすることも。自分に権限がないからと諦めるのではなく、意義を説明して役職のある方を動かすことが大事と思います。飛び道具も必要ですね。

――そのように大胆かつ戦略的に出る一方、並行してパートナー企業の同世代の方々とも、地道に接点を取ってきたと聞きます。 

そうですね。アールナインの目指す世界に共感してくれる方は役職を問わずいます。話していて「この人だ」とビビっと来る瞬間も。その1人から輪のように広がることもあります。どこで何が生きるかわからないから、会える人に会うことを重視していました。まかない種は芽吹きません。

■他責にする意味がなかった

社内の部活動で「フットサル部」に所属するぐーるさん(右端)※部活動所属は任意

――逆境でもとにかく行動してきたようですが、すぐに結果が出なかったり、見通しが立たなかったりすると、立ち止まることもないですか。

実はあまりないんです。最初から大成功を望まず、まずやってみることを大事にしています。結果は振り返りますが、一喜一憂しない。やる前から期待しすぎると辛くなります。今は苦手分野の新しい業務にも挑戦して業務量が増えていますが、負荷がかかる分、成長していけると思います。得手不得手にかかわらず、何でも積極的にやっていきたいんです。

――負荷をプレッシャーには感じませんか。

高校時代、推薦で入学したサッカーの強豪校で、目標を達成するため過酷な練習や熾烈なレギュラー争いに毎日必死でした。くじけそうな時もありました。その経験もあってタフになったと思います。今も日々知らないことを知れることは、苦しくても成長の実感になっています自信は成功体験の積み重ね。小さな成功も大事にし、何が良くて悪かったか考えています。

――何でも自分事と捉えているのですね。

そうですね。新しい部署だったASは色々と未整備でした。「なぜあれも、これもないのか」と原因を追及し、他責にしても意味がないと思います。ないものはない。周囲を巻き込み、作る方が建設的です。いざと言う時、自分を守るのは自分。自分次第で解決することもある。何でもそんな気がします。

■わからない方に行きたがる

パートナー企業との仕事で、まき割りにも挑戦した夏(2023年7月)

――ところで10代の頃から、厳しい環境で鍛えられてきたようですが、転職活動の際、もっと体育会系の雰囲気の会社が合うと考えませんでしたか。

実は最後まで選考を受けていたもう1社がそんな社風で、前職や僕が育ったサッカーの環境によく似ていました。だから選びませんでした。

――どうしてですか。

自分にない部分がある環境の方が、成長していける気がしたからです。アールナインの柔らかな雰囲気は、僕には未知でした。面接官も内定後の面談員もとにかく丁寧。「なんか違う」「こういう文化も成長できそう」と直感的に思いました。企業に代わって採用活動を担う事業内容もユニークです。その価値を語る亮さん(※代表)の話も腑に落ちました。想像できない領域に飛び込み、経験を重ねることは人生のプラスになると思うんです。チャレンジャー気質だから、わからない方に行きたがる。アールナインを選んで後悔していません。 

■僕も含めて「チームだ」と言ってくれた

――最後に、周囲との関わり方について伺います。仕事に対してシビアなお考えをお持ちの一方、明るく前向きなキャラクターで、周囲がネガティブな時も常にポジティブな空気を作っています。

明るいでしょうかね。話し好きなので、つい周囲に話しかけてしまいます。ただ色々な部署と連携する立場なので、コミュニケーションは大事にしています。円滑に働くには相手の考え方や人となりを知る方がいい。僕もこういう人間なんだ、と知ってもらうことでやりやすくなります。

――具体的にどんなコミュニケーションを大切にしているのですか。

自分から誘い、自己開示することです。ランチインタビュー(※初めての従業員同士、従業員―内定者の昼食代を一部補助する当社の福利厚生)を使って色々な方を誘ったり、オフィスでも積極的に話しかけたりしています。持ちつ持たれつである以上、周りを助けたいし、僕もいざという時、助けていただける人間でありたいです。誠実さは大事ですね。社内の人に仕事以上の誠意を感じるからこそ、僕もそうありたい。ASも達成意欲の高いメンバーが多く、周りが頑張るからこそ、結果を出そうとした1年でもありました。

――パートナー企業との関わりもそうした熱意を意識しているのですね。 

そうですね。何をするにも人間性が大切と思います。そう言えば最近、嬉しいことがあったんですよ。パートナー企業の方に誕生日を祝うメッセージを送ったら、僕も含めて「チームだ」と言ってくれたんです。純粋に嬉しかった。長く良い関係を築きたいですね。

お腹が空くと、食べ物があるオフィスのラウンジに出没

◇見守る周囲のコメント

■「困難な時も前向きな思考と発言」マネジャーより

ぐーるさんの強みは、まずやってみる行動力と、困難な時も前向きな思考や発言ができるスタンスです。パートナー企業の開拓は、すぐに目に見える成果が出ない地道な仕事です。紹介につながらないと「意味があるのだろうか」と迷い、立ち止まってしまうこともあり得ます。そんな中、常に動き、キーマンに会い、顔を覚えてもらい、あの手この手で粘り強く接点を作り続けてくれました。結果、担当するパートナー企業と伴走してお客様を支援する、以前より踏み込んだ体制が作れています。周囲をぱっと明るくする、人懐こくて愛嬌のある人間性も魅力です

終わり

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