念願の分身ロボットOrihHimeと対面した~分身ロボットカフェ『DAWNver.β』~
やっと会えました。
初めての出会いは、何年か前のたしかお正月。
実家に帰省した際に、何気なくつけていたNHKの番組でやっていた特集でした。
そして、つい先日も何気なくつけたテレビで、しまじろうとOriHimeのコラボを発見。
これは会いにいくしかない!と思って居た矢先に訪れたチャンス。
もはや運命だったとしか思えない。
神田駅から少し歩いた場所にあります。
入ってすぐの所にもOriHimeが居ました。
OriHimeで接客している方を「パイロット」と呼びますが、僕ら初めてだったのでOriHimeにもパイロットの方の接客にも慣れていない。。。オドオドしながらお話ししてました。
予約よりも早めに着いたので、カウンターで待機。
写真撮影しても良いですか?等の会話をしつつ、その場の雰囲気にちょっと慣れました。
慣れたと思いつつ席に着く。
OriHimeが水を運んできてくれる。この配膳OriHimeの中にもパイロットが居ます。
卓上のパイロットとの掛け合いもありつつ、メニューの説明。
ひとつひとつの料理の説明をしてもらいました。
何というか、料理を説明する表現が豊か。
今思うと、パイロットも緊張していたんだろうな。どんなお客さんかな?って。
動画を見返すと、徐々に肩のチカラが抜けて、自然な雰囲気とトークになっていきました。
料理の価格は正直な所、お高い。
ただ、パイロットとおしゃべりしながら、OriHimeの事やそれを通してお仕事をしている様子を聞きながら学びの時間も込みだから、高くはないかもしれない。
このパイロットは実は都内に住んでいるとか、OriHimeを通じて日本全国の職場を1日で飛び回っているとか、何と埼玉県でもお仕事をしているとか、色んなお話を聞けました。
障害者が分身ロボットを遠隔操作して、窓口対応を行います
(埼玉県での取り組み)
同じテーブルの人たちが「好きな色」を聞かれ、プレゼントされたのが上の写真。僕には素敵な「青の花束」でした。
楽しかった時間も過ぎ、一度、居なくなったパイロット。
ほどなくして、また戻ってきた理由がこれ。
この投げキッスは通常サービスには含まれていないそうです。
この日のパイロットのオリジナル技ですね。
ほんと、楽しい時間はあっという間に過ぎました。
後半、感じていたのは「自然な雰囲気」です。
はじめ、OriHimeを通じてパイロットと話をしているわけですが、そのうちにOriHimeがパイロットそのものに見えてきて、自然に話をしているように感じていきました。
分身ロボットで、遠隔で操作し話をしているんですけれど、確かに「ここに居る」んですよ。そんな感覚。
OriHimeがかわいい顔では無く、一見無表情な白い顔なのも、先入観を与えずに声のトーンや小さい身振り手振りで伝えてくれる、OriHimeを通してパイロットを近くに感じられるのが、OriHimeなのだろう。
日本芸能の「能」のお面のような、そんな意味合いがあるらしいです。
退店前。
入り口の接客OriHimeはパイロットが変わっていました。
この方の声としゃべり方が、めちゃかわいい。
しかも、握手ができるらしい。くいっくいっと、ソフトな感触でにぎにぎされました。
後でwebサイトを見たら声優さんのパイロットでした。色んな方がいます。
いやー、皆さんもOriHimeに会いに行ってみてください。
新たな世界、新たな可能性をビンビン感じます。
何らかの病気や障害により、外に出られない、身体が動かない、そんな人たちも接客の仕事ができるOriHime。その可能性はどこまで広がっていくのだろうか。
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