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旅の記憶 文学【鹿児島篇Ⅱ】

冬の九州旅行 鹿児島篇II

鹿児島篇Iでは、霧島アートの森について綴っています。"ここすごく面白い場所!""ここめっちゃいいよ!"思わず感想を伝えたくなるような温かなアート空間。芸術【鹿児島篇Ⅰ】

1日目夕刻 熊本から鹿児島へと九州新幹線で向かう。初上陸の鹿児島は、路面電車が走る現代的な街だった。これまた路面電車の停車駅が朝日通・いづろ通・天文館通と古典的で素敵だ。

そんな路面電車で、見つけた展示の広告!

influence 島尾ミホ展
"果たして、彼女はミューズだったのか?"

島尾ミホは、夫の島尾敏雄の多くの作品にモデルとして描かれてきました。奄美大島というバックグラウンドを持ち、自身も神秘性を纏ったミホは、夫にインスピレーションを与え、また小説のモデルとして、創造力の源となりました。しかし、彼女は夫のミューズ的存在という枠におさまらず、自身も作家として優れた作品を残しています。そしてその存在は、多くの芸術家にも影響を及ぼしているのです。
本展では、島尾ミホの生涯、島尾敏雄や自身の作品世界をとおして、彼女が各方面へ及ぼした影響(Influence)を考察します。出典:かごしま近代文学館

"インフルエンサー"という言葉を近年よく耳にする。ひとりの女性が及ぼした影響と彼女はミューズだったのかというキャッチコピーに興味を惹かれた。

鹿児島市内の路面電車 朝日通で降り、徒歩10分弱。
かごしま近代文学館。かごしまメルヘン館が併設しており、入場料は共通券500円。片方のみは300円。メルヘン館は親子で楽しめる遊び場のような場所だが。ひとつひとつの作り込みもしっかりしていて大人も十分に楽しめるまるで絵本に迷い込んだような空間だ。

一方、かごしま近代文学館は鹿児島にゆかりのある作家さんを紹介、作品や遺品を展示した施設。

企画展の島尾ミホ展も面白かったけれど、
常設展の向田邦子の世界も興味深くて面白かった。文学の世界って、奥深くてもう何十年も前の記録でも読んでいるとその世界に引き込まれていくような魅力がある。

そんなこんなで、鹿児島 文学編。
普段はアート的な空間が多いので、かごしま近代文学館は新鮮で新たな視点を持てる機会だった。少しジャンルは異なるが西田幾多郎記念哲学館(石川)も学びが多くて面白い。

西田幾多郎記念哲学館は、安藤忠雄氏の建築を見たいがために訪れたが哲学館としての在り方もよくて(とてもわかりやすいように作られている)また行きたい場所のひとつだ。

◼︎鹿児島のお洒落お土産スポット
マルヤガーデンズ 
ブランシェ~かごしま まちの駅~


百貨店地下の食品売り場のワンスペースなのだが、ここのセレクトが良かった、とっても。
駅のお土産売り場もかなり広く見やすいが、他とは違う洒落たものを探すのであればお薦め。全国のお洒落お土産スポット、地道に探していきたい。地産地消のお土産。その地でしか手に入らないもの。どうしても駅や空港で購入するお土産はたて積みで他の場所でも手に入る。

折角、その地に来たのだから大量生産ではなくこだわり抜かれたその地ならではのものをお土産としてほしい。沖縄などに行くとわかるように所謂"お土産"で成り立っている世の中も分かってはいるのだけどね。


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