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結果に言い訳をしない

昨日フェスについての記事を書いたところ、音楽好き・音楽業界の方々から想像以上に温かい反応と学びになるコメントをいただきありがたいかぎりでした。

反応を見ていると『見せ筋』と『売り筋』の考え方をはじめて知ったという方も多かったようなのですが、投資と投資回収は常にセットで考えるべきなので、この2つを分けて意識することは重要です。

小売の世界だとよく例に出されるのが原色アイテムとモノトーンアイテムの対比です。

一般的に、一番売れるカラーは黒・白・グレー・ネイビーといった無難なモノトーンカラーだと言われています。

しかし、売れるからといって売場すべてをモノトーンに統一してしまったら、華やかさがなくなってしまいます。

だからこそ、たくさんは売れないとわかっていてもピンクやイエロー、グリーン、パープルといったカラー展開が重要なのです。

つまり、本命を売るためには少しだけ "外し"もいれなければならない。

勝負球を有効に使うためには、フェイクとして他の変化球を投げなければならないのと同じです。

しかし、ここで重要なのは売り筋商品が売れなかった言い訳として『あれは見せ筋だから』とすり替えて言い訳をしないということ。

あくまで『売り筋のつもりだったのに売れなかった』という現実は、それを直視することでしか正しい改善に至らないからです。

目標は達成されなければ意味がないので、達成できないということは①アプローチが間違っている、もしくは②目標の立て方が間違っているのどちらかでしかありません。

達成されなかった場合に『でもこういう効果もあったからいいよね』という納得は、次の改善を阻む言い訳でしかないのです。

はじめから見せ筋と売り筋を明確にしておくことは、こうした目的ずらしによって後から言い訳できる余地を潰すことにもつながり、ダメならダメできちんと反省するという態度につながります。

また、そのためには達成できなかったという結果に対して言及するのではなく、なぜ達成できなかったと思うのか、どんな改善点が考えられるか、そもそも目標は適切に設定されていたかといった点をチームで洗い出すことも重要です。

もちろんいいとこ探しをして褒め合う文化も重要ですが、できなかったことはできなかったと認めることでしか次に進めないのもまた事実。

施策の目的をずらさずPDCAを正しく回すことは、当たり前に見えてなかなか難しいことなので、意識して自分への言い訳を潰さなければと思う今日この頃です。

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