見出し画像

モノの価値は何によって決まるのか

最近趣味で茶道を勉強しているのですが、茶道の道具には『名物』と呼ばれる価値の高い茶碗や茶入れがあるということを学びました。

なかでも特に価値があるとされている『大名物』たちは、戦国時代には一国一城以上の価値があるとされており、有名な武将たちもこぞって蒐集したのだとか。古田織部を主人公にした漫画『へうげもの』では、戦国時代に茶の湯がいかに重要な役割を果たしていたかが描かれています。名物のために死ぬ、という言葉が冗談ではないくらいの熱のあげようを見ていると、モノには人を狂わせる魔力があるのだなと改めて感じます。

そして名物の成り立ちや価値の上がり方を学ぶにつれて、これは現代にも通じる普遍的な法則なのではないか?と感じるようになりました。

例えば名物はもともと中国からの舶来品につけられていた名称で、国産ではなく外国産こそが高級品とされていましたが、小堀遠州が『玩貨名物記』の中で国産の道具(和物)を名物にあげたことで一気に名物の裾野が広がります。

しかしその後名物が増えすぎたことによって『名物』というラベル自体の価値が揺らぎ始めたことで、松平不昧がそれぞれの名物を大名物・名物・中興名物の3つに分類し整理し、その基準が現代にいたるまで用いられています。

個人的にこの流れから学んだポイントは3つあって、

この続きをみるには

この続き:2,096文字
この記事が含まれているマガジンを購読する
ひみつの話はマガジン内で書いています!月に3本以上読むならマガジン購読がお得なのでおすすめ🙆‍♂️

役にたつかどうかわからない余談のような話を中心に書いていきます。 主なトピックは小売や消費、店舗、そして文化について。 (Photo...

「余談的小売文化論」の内容に加え、限定のSlackコミュニティにご招待します!

消費文化総研

月額2,500円

「消費によって文化を創造し受け継いでゆくこと」を考えるコミュニティマガジンです。 有料マガジンの内容に加え、購読者限定Slackで議論...

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いただいたサポートは、今後のnoteに生かすための経験や他のクリエイターさんたちへのサポートに回していきます!note内で優しい循環を回していきたい。

ありがとうございます。おかげさまで明日もnote更新がんばれます。
84
Retail Futurist / curator。「知性ある消費を作る」をミッションに掲げています。 将来は世界一の店舗メディアを作る予定。noteの有料マガジン「余談的小売文化論」とコミュニティマガジン「消費文化総研」もよろしくどうぞ!