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現場からは以上です。2nd

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「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、… もっと読む
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2018年6月の記事一覧

「好きなことをやる」という劇薬

「好きなことをやる」という劇薬

人の働き方が多様になり、どんどん自由になっている今、「好きなことをやって生きる」ということが現実のものになってきました。

実際、私もコツコツ自分の好きなこと、興味のあることについて発信していたら共感してくれる人が増え、今は会社でもプライベートでも好きなことをたくさんやっています。

でも、一方で「好きなことをやって生きる」という言葉を額面通りに受け止めすぎると危ないのではないか、ということも同時

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自分で "コミュニティ"をやってみて思うこと。

自分で "コミュニティ"をやってみて思うこと。

今月頭に新しく自分のコミュニティをnoteやSlackを使ってはじめてみて、はや1ヶ月が経とうとしています。

(マガジンを購読してくださった方は、↑の記事にあるフォームからSlackの加入申請を送ってくださいね〜!)

そこで今回は、コミュニティをはじめてみて学んだことについて書いていきたいと思います。

「広げる」より「深める」ができるクローズドの環境は『言いたいことが言える』という表現をよく

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「いいコミュニティ」の作り方 #コミュニティを考える

「いいコミュニティ」の作り方 #コミュニティを考える

昨日は、佐渡島さんと一緒に代官山蔦屋さんで登壇させていただきました。

佐渡島さんと語るコミュニティ論は、これまで私なりに考えてきたことに対して『それは違うと思うんだよね』と指摘していただくことがたくさんあり、どっちが正しいかではなく、自分の思考を深めるきっかけになりました。

特になるほどと思ったのが以下の3つ。

①最強のコミュニティはアメリカ
②ジャニーズは40年も前からコミュニティを意識し

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先回りした心配は優しさではない

先回りした心配は優しさではない

ここ数年ずっと語られている『女性活躍』という言葉。

どうすれば女性がもっと働きやすく、仕事と家庭の二項対立にならず納得いくキャリアを形成していけるのかという問題は、当事者としても関心の強いテーマでもあります。

そんな中、今週からNewsPicksで『クリエイティブ・ウーマン』という新特集が始まりました。

中でも昨日公開されたユナイテッドアローズの執行役員である山崎さんの言葉には、まさに!と膝

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明るい場所に立ち続けるためには

きらびやかなステージに、割れんばかりの拍手。

表舞台に立つ人たちはいつも眩しく、私たちに希望を与えてくれます。

しかし、ここ最近立て続けに飛び込んでくる自殺による訃報のニュースを耳にするにつけ、明るい場所に立ち続ける苦悩に思いを馳せずにはいられません。

私はK-POPも好きなので、韓国芸能界でもたびたびこうした報道があり、そのたびに胸を痛めてきました。

それぞれうつ病を患ったり、アルコール

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人は「記号」に対して怒る

人は「記号」に対して怒る

ここ最近、以前にも増して『炎上』という言葉を耳にする頻度が上がったように感じます。

さらに、炎上までいかないニュースへの批判や罵詈雑言まで含めれば、毎日そこかしこで人の怒りが可視化されているのが現状です。

そうした怒りを見ていて思うのは、人が怒ったり攻撃したりする対象とその感情の発露には一定のパターンがあるということ。

特に、肩書きや法人格、組織などの『記号』は、人の顔が見えないこともあって

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引き出すために大切な「相槌力」

引き出すために大切な「相槌力」

普段、モデレーターやインタビューをする機会の多い私ですが、先日そのポイントを言語化して説明する場面がありました。

そのときにふと口からでたのが『相槌力』。

相槌をうまくうつというと、よく合コンの『さしすせそ』のような言葉をイメージされますが、それは『合いの手』に近いもので、本当の意味の『相槌』ではないと私は思っています。

相槌とは、相手を槌(=ハンマー)でたたくことであり、それはつまり相手の

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正直者が得をする社会に向かいつつある時代に

正直者が得をする社会に向かいつつある時代に

一昨日たまたまnoteを眺めていて目に止まった、わざわざの平田さんの「なぜイベントは失敗したのか?」というnote。

普段からイベントをよくやっている私にとって、イベントを『失敗』と明言すること、そしてその理由を明示しようとしているタイトルに驚いて、隅から隅までじっくり読み込んでしまいました。

ちなみに、ここで平田さんが『失敗』としているのはあくまで数字や売上面でのこと。

トークイベントその

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『やりたいこと』のグラデーション

『やりたいこと』のグラデーション

私は昔からやりたいことが溢れて溢れて止まらないタイプの人間なのですが、無責任に『やりたい』というだけではなく、大人になって実際に成し遂げる力がついてきたからこそ、『やりたい』の優先順位をつけることの大切さを最近ひしひしと感じています。

好きなことがたくさんあると、それに応じてやりたいこともたくさん出てきて、さらに実際にやろうと思えばやれる、ということも増えていきます。

特に今はやりたいことを実

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なぜ本屋は "最強のメディア"なのか

なぜ本屋は "最強のメディア"なのか

昨日はNewsPicksアカデミアのイベントで、ケトルの嶋さんと集英社の石塚さんをお招きして雑誌×コマースの未来について伺いました。

このテーマで嶋さんに打診したときから『いいテーマですね』と言っていただいていたのですが、冒頭からなぜ編集者が仕事の幅を拡張しなければならないかについて熱く語ってくださった嶋さん。

編集者の目利き力やコンテンツを作る力はとてもハイレベルだからこそ、それを発露する乗

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副業解禁の本質は、『生産的な趣味』の許容にある

先日コミュニティマガジンの発表をしたところ、NewsPicksアカデミアチームの櫻田さんがこんなつぶやきをしてくれました。

このツイートで気づいたのですが、そういえばアカデミアチームは幻冬社メンバーも含め、ほぼ全員が自分のサロンやコミュニティを持っています。

箕輪さんの箕輪編集室にはじまり、設楽さんのサウナサロン、野村さん&設楽さんの風呂敷 畳み人サロン、そして櫻田さんの図解・インフォグラフィ

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ベターに甘んじず、ベストを目指す

ベターに甘んじず、ベストを目指す

コンビニでお菓子を買うときや、自動販売機で飲み物を選ぶとき。

私は毎回『本当にこれじゃないといけないか』を自分に問いかけるようにしています。

もともとは節約とダイエットを兼ねて、本当に口にしたいもの以外を無駄に買わないという意識ではじめたこの習慣ですが、これは無意識のうちに陥りがちなベター思考を抑止する効果もあるのではないかと思い始めました。

決められた選択肢の中からベターを選ぶのではなく、

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