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現場からは以上です。2nd

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「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、… もっと読む
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2017年10月の記事一覧

言葉を発した、先にあるもの。

言葉を発した、先にあるもの。

ほんの1年前、私のTwitterは500フォロワーいるかいないか、というくらいのアカウントでした。

noteの記事が読まれるようになってきて少しずつフォロワーも増えてきて、「書く」ことの楽しさを感じはじめたのが去年のこと。
この1年の間に、なんだか遠くへきてしまったような気がしています。

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noteとTwitterをちゃんとやろう、と思ったとき、心に決めたのは「一度出したものは消さない

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気遣いは見た目に表れる

気遣いは見た目に表れる

先日、何気なくつぶやいたデザインの話。

Togetterでまとめていただいたこともあり、自分の想像以上にたくさんの人の目にとまったようで、賛否両論いろんな意見をいただきました。

今回、「否」の人の主張がいまいち理解できていなかったのですが、Togetterのコメントを読んで合点がいきました。

これって見た目3中身7より見た目7中身3が良いって話じゃなくて 見た目3中身10より見た目10中身1

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あなたが代わりに「怒ってあげる」必要はない。

あなたが代わりに「怒ってあげる」必要はない。

「LGBTの人への冒涜だ!」と大炎上したフジテレビの保毛尾田保毛男問題。

ネット上でも様々な意見が飛び交っていましたが、私はミッツ・マングローブさんの「保毛尾田保毛男を狩る、分別できない人たち」というコラムに一番共感しました。

何はともあれ、『差別的なものに蓋をする』だけでは、何の意味もないことにそろそろ気付かないと。『多様性への理解と配慮』なんて聞き分けの良さそうな言葉を軽々しく口にするのな

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"商品"は、思想のすべてを体現する

"商品"は、思想のすべてを体現する

先日久しぶりに日経ビジネスを読んでいたら、資生堂初代社長のこんな言葉が載っていました。

「商品をもって、すべてを語らしめよ」

この一言によって、最近もやもやと考えていたことがストンと腑に落ちました。

私はもともと「言ったことよりやったことで評価する」ということを大切にしています。

「やりたい」という言葉には、昔からずっと温めてきた夢もあれば、会話の流れでふと思いついた軽いものまで、様々なグ

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背中を預ける覚悟

背中を預ける覚悟

昔から、あらゆる分野で80点がとれるタイプだった私。
俗にいう「器用貧乏」というやつです。

なんでも一人でできると言えば聞こえはいいけれど、自己完結しがちだからこそ、チームを組む相手の選び方にはずっと悩んできました。

もちろん、できないことはたくさんあります。
走るのは遅いし、経理や事務作業もあまり得意ではありません。

ただ、そういう「スキル」のようなものは、お金を払ってアウトソースすればい

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真の黒子力とは、人に自信を持たせる力

真の黒子力とは、人に自信を持たせる力

コミュニティマネージャーは黒子である。

常にそう考えてコミュニティに向き合っている私ですが、ではいい黒子とはなんぞや?と考えてみると、単に「目立たない」だけでは価値になりません。

目立たずにどんな価値をつくるのか。そこで作り出された価値こそが、黒子としての真の力量になります。

コミュニティマネージャーに限らず、この世はほんの一握りの役者と、多くの黒子によって作られています。

フリーランスと

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「多動力」から「不動力」への揺り戻し。

「多動力」から「不動力」への揺り戻し。

私は、世の中には「揺り戻し」と「不可逆性」の2つの性質があると思っています。

前者はある変化に対して、その逆の現象が起きること。デジタルが進むほどアナログの価値が上がっていくという変化がまさにこれに当たります。
ただ、そこで起きる揺り戻しはあくまで限定的なもので、あくまで傍流であることがほとんど。

主流となる変化は不可逆であり、二度と「不便だった頃」には戻りません。

今自分はどちらの流れに乗

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「いい人」と「悪い人」を分かつもの

「いい人」と「悪い人」を分かつもの

アンパンマンの中に、ロールパンナちゃんというキャラクターがいます。

「お姉ちゃんがほしい!」
というメロンパンナちゃんのために、ジャムおじさんが新しく作ったキャラクターです。

しかし、本来ならアンパンマンやメロンパンナちゃんと一緒に正義のヒーローとして活躍するはずが、パン生地を寝かせている間にばいきんまんが「あくのこころ」を入れてしまったがために、正義の心と悪の心を半分ずつもって生まれてしまい

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相談相手に選ぶべきは「拡散」よりも「収束」させてくれる人

相談相手に選ぶべきは「拡散」よりも「収束」させてくれる人

フリーランスとして様々なプロジェクトに関わっていて感じるのは、ビジョンを語る人口に対して、それを具体的な戦略や計画に落とし込む力がある人の少なさです。

「これをやりたい」からはじまる大きな物語を描くのは実はそんなに難しいことではなく、ある程度やりたいことがあれば思考はどんどん先に進みますし、話せば話すほど「こういうこともできるんじゃない?」という提案してくれる人も増えていきます。

こうして思考

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真の強さは、受け入れること

真の強さは、受け入れること

昔から、自他共に認める学級委員気質のわたし。

体育会系の素養もあいまって、気をぬくと無意識に相手を詰めてしまいがちなのですが、年を重ねてやっと「北風と太陽」の寓話の意味が腹落ちしてわかるようになりました。

最終的に相手がこう動いてくれるといいな、というゴールがあったとして、「やって」と命令することは簡単です。

命令した上で「なぜできないのか」を詰めるのも簡単だし、逃げ道をなくして強制的にやら

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