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白球を追いかけて。

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"野球"の面白さについて、女子的なきゃっきゃした視点とか突然ビジネスっぽい視点とかちょっとななめな感じからおとどけします
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#プロ野球

あなたの明るさが、私をすくう

自分のことに関しては驚くほど楽観的なのだけど、なぜか人のことになるとあれこれ気を回して心…

最所あさみ
9か月前
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結果でしか、評価してもらえない世界だから

藤浪が、今日も燃えている。 打たれているという意味でも燃えているし、登板結果が報道される…

最所あさみ
11か月前
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理想の幕引き

人生の節目には、いつも涙がある。別れの悲しみも、祝福の喜びも。誰かの人生にひとつ区切りが…

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記録以上に、「物語」が人を励ますこともある

私は「エース」が好きだ。 それだけ聞くと、とんでもないミーハー野郎に見えるかもしれない。…

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成熟とは、緊張の場面が増えること

「今までで一番緊張した」。 その一言で、彼も不安に思うことがあるのだと当たり前のことに気…

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「全盛期以降」を生きる

好きになった瞬間を、覚えている。 それは全盛期の残像。永遠に繰り返す甘い記憶。 「あ、似…

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「打席に立つ数を増やす」への違和感

ビジネスの世界ではよく「まず打席に立て」「打席に立つ数を増やせ」という言い回しが使われる。勝負の機会を作らなければ成功はもちろん、次の学びにつなげるための失敗すら得られない。 つまりビジネスシーンでは「客観的な結果が出る舞台に立て」という意味で打席の比喩が使われている。 しかしいち野球ファンとしては、自分の意思で打席数をコントロールできるかのような言い回しには違和感を覚えることが多い。実際のプロ野球選手たちはまず打席に立つために血の滲むような努力をしているからだ。 野球

雨の日も風の日も、12連敗したときも。

6年前も、祈るような気持ちで優勝決定がかかった試合を見守っていた。 神宮に足繁く通い始め…

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あなたは、私の「理想の父親像」そのものでした

昨日、今シーズンで退団することとなった阪神の能見篤史選手が甲子園で最後の登板をした。ずっ…

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エースに求められる「試合を作る」力

プロ野球には「試合を作る」という言葉がある。先発投手が前半で大きく点をとられることなく回…

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私は誰よりも、彼の「努力」を評価したい。

プロの世界は、結果が全てだ。 どんなに努力しようと、結果が伴わなければ意味がない。 勝負…

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応援にも、何かを変える力があるのだと気づいた日のこと

「応援が力になる」なんて、綺麗事だと思っていた。 大きな声援はたしかに嬉しいものだけど、…

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手紙の最後に、必ず書くこと

「体調には気をつけて」。 手紙の結びはいつも、この一言に決めている。 中学時代に応援して…

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このベテランが尊い 〜2020夏〜

開幕の日を迎えるのも、これで9度目になる。 当時期待の新人と言われていた選手はあっというまにチームの中堅を担うようになり、あの頃スターと呼ばれた選手の中にはすでにユニフォームを脱いだ人も増えてきた。 自分のプロ野球ファン歴が長くなるほど、好きな選手の平均年齢も上がっていく。気づけば、好きな選手のベテラン率が年々上がっている。 ベテラン勢が活躍すると嬉しいのは、全盛期の思い出があるからだけではない。 身体能力が落ちてきても、技術と経験で若手に負けることなくチームを支える姿に