寝落ち

暇を持て余している今、昨日の日記を書こうとしているがあまり思い出せない。私の記憶は日を跨ぐと一気に薄れるようである。

朝は、溜まった服を洗いに行くのが面倒で長いことだらだらしていた。家を出る1時間前にようやく洗濯し、そのせいで10分遅れた。

同じ寮に住む同級生ふたりと、京都市動物園の近くにある、菓子・茶房チェカというお店へ向かった。昨年の夏にインスタで見つけ、ずっと気になっていたプリンかき氷を食べるためだった。
到着すると、待つこともなく注文できた。店外の喫煙所感あるテントの下に立って、かき氷をいただいた。最初に注文した私の分だけ早く来て、溶ける前に先に手をつけた。友達から、なんか食べるの早くない?と笑われた。私は人よりご飯を食べるのが遅い方だが、甘いものと飲み物は猛スピードで平らげる。
プリンかき氷という名前の通り、余すことなくプリンを感じられてとてもおいしかった。

バス停まで歩いているとき、カレーパン専門店くにみ を発見した。みんなお昼を食べておらず、私があんこ入りカレーパンを、友達の1人が(たぶん)コーン入りカレーパンを買った。好き嫌いの多いもうひとりの子は、我関せずといった感じで眺めていた。カレーパンは冷めていた。バスが来る前に慌てて食べた。

寮に着く直前に、南海トラフの話になった。ツイッターで(いまだにツイッターと呼んでいるのが微笑ましい)、14日に大地震が来ると言う預言者がいるよな、とふたりが話していた。沖縄はあまり地震が来ないので、14日からみんなで沖縄旅行するか、と笑い合った。ほんとうに災害が起きたらこんな軽口を叩いていられないのだろう。自分に縁遠いと思っているからこそこうやって冗談を言える。不謹慎だが、そういう時間が私は好きだ。

社員さんから、急遽シフトに入れるかとラインがきた。臨時収入だ!と少し嬉しくなって承諾し、バイト先に行った。
ドイツ人の陽気な3人組がきて、退店したと思ったら数時間後にまた来店し、長いこと滞在してくれた。楽しんでいただいていると目に見えてわかるのが接客業のやりがいなのかなと、生意気ながら思う。
休憩中にコンビニでうどんを買って食べた。つゆの袋には、こちら側のどこからでも切れますと書いてあった。この文言はなんとなく好きだ。しかし、ぬるぬるしてしばらく切れなかった。

バイトを終えて家に帰った。お腹が空いたがちゃんとした食料がなく、ハムとおかきだけを摂取した。そのままカーペットで寝落ちした。ここ1年くらいはちゃんと夜にお風呂へ行き、寝落ちすることもほぼ無かったので、自分の怠惰を実感する。

今朝は不穏な夢から目を覚ました。身体の節々がちょっと痛くなっていた。
お風呂に入ったあと、お米を炊いてにんじんを炒め、食べた。それから何もせず、今に至る。

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