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近況と雑感

日焼けしてる。腕と足の甲。足の甲はサンダルの紐部分が綺麗に焼型ついてる。

スタジオでは独り篭って編曲や編集、たまに楽器をポロポロ爪弾いたりする程度。それ以外の時間は大学のオンライン授業を自宅の部屋で。

それ以外は家事をちょろっとするのと、散歩は山か川へ(誰もいない場所にしか行かない)。赤提灯にも温泉にも行ってない。

メンバーやスタッフとは、専らオンラインか電話。あとメール。佐藤さんとファンファンには、3月頭以降リアルには1回しか会っていないけど、いつも心は一緒に居る気がしてる。

むしろ、えらいことになる前よりも話してる気もするような。まぁ、そんなもんですな。

期末(前期は授業全部オンラインやった…)の成果発表に向けて、学生たちは作品を作り上げたけど、それぞれ面白いなぁと思いながら聴く。

作り手はしばしば「個性」という呪いの言葉に絡め取られて、時に作品作りが良からぬ方向へ進むこともあるけど、学生たちの作品を聴いていて思ったのは、良いものは全部似ている何かがある、ということだった。「息遣い」を感じられるものは、全て美しい。

私が授業で学生たちにしつこく言っていることは、「横の流れ、つまり時間軸を意識しよう」ということと、「自分を主人公にせずに歌詞を書いてみよう」ということ。

そのふたつは、実は私が苦手としていたことで、ずっと試行錯誤していたことなんだけど、教えているうちに、自分でも少し出来るようになってくる。

自分が努力もせず自然に出来ることは、なかなか人に教えることが難しい。だから、自分が出来なくてもがいてることを必死に教えるほうが、実は簡単。そして何よりも、自分自身も技術やノウハウを得ることが出来るし。

良い歌詞が書きたい、良いメロディが書きたい、カッコいいコード進行を作りたい、と皆言うし、私も常日頃思うけど、メソッドとしてはそんなに難しいことではないと思う。

始まりのテンポや空間を捉えて、そのまま自然に逆らわず筆を進めて、カデンツ(終止形)にしっかり落とし込むこと。

ルー・リードが昔言うてたけど、EコードとAコードの繰り返しは本当に美しい。ロックやねぇ。私もそう思います。シンプルなカデンツは繰り返すとポリリズミックにも聴こえ、魔法がすぐにかかる。

ロックがやりてぇ。大音量で。

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