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Crystallize Firmだからできること〜 quodの働き方#03

quodは、『新しいタイプの投資会社』として、お金の投資がメインではなく、 事業家が創りたい未来に対して自分たちのエネルギー・スキルを投じることを“投資”と考えている。そんなquodが創るCrystallize Firmの特徴とは? Business Conductorとしてチームを指揮している飯塚の構想を聞いてみました。

Crystallize Firmだから、quodだからできること

Crystallize Firmとは、新規事業を実現化するのに必要な多様な領域の適切な専門的なメンバーを、適切なタイミングでチームアップしていくファームで、事業家と一緒に事業を形にし、未来を創っていく事業パートナーだと考えています。

昨今では、創業直後の企業に対し、VCなど金銭的な投資や立ち上げ支援をする企業も増えてきています。しかし、ただVC的なアプローチだと、一気にスケールする事業などは協働しやすいが、そうでないところは対象になりにくかったり、ある程度期間が短くなってしまうことも多い。quodで実現したいのは、「想いのある事業家」を起点に始まるナチュラルグロースするタイプの事業において、お金だけではなく、クリエイティビティや人のエネルギーを直接投資し、長期目線でともに歩んでいくことです。

プロジェクトに見られる、quodらしさ

『地方での新しい仕事のカタチ・働き方を変える新規事業を立ち上げたい福岡のプロジェクト』では、quodが大切にしている事業家への向き合い方に“らしさ”がみられると思います。

より沿い続ける事業パートナーとして

プロジェクトがカタチになる前の、事業家が抱いている想いの段階から相談を受け、寄り添い、コミュニケーションを重ね、どうしたら事業になるか、向き合うことからスタートしました。
事業家の考えを資料化したり、業界リサーチや事業性の検証の観点からプロジェクトの可能性を検証したり、事業家の頭の整理を行いながら、そもそもの想いに合致する事業の形を一緒に模索していきます。
それが徐々にカタチになてきて、事業の立ち上げフェーズ、構築フェーズへと進んでいく。この段階にくると、より具体化していくために必要な専門性を持つメンバーを集める必要が出てきます。事業家と並走しているので、適切なタイミングに必要なチームを集結させることができる。それが、一つ目のquodらしさであり、強みでもあると思っています。

1つのチームとして取り組む

事業家と並走しながらベースを整えることで、このタイミングでPRが必要になるから中川をアサインしよう、更なる研究開発を行った方がいいから田林に共同研究を提案してもらおう、ここはその分野における専門性の高い社外のパートナーにやってもらおう、といった具合に、それぞれの専門分野において強みを持つ"個"を集結させ、強いチーム作りを行う。そうすることで、更に事業を加速させることができると思っています。
このプロジェクトは、事業としてはやっとスタートラインに立てたばかりの状態でしたが、経済系のテレビ番組での特集が決まり、放送後は反響も大きく注目を集める結果となりました。また、大学との共同研究も進んでおり、意義のある結果が近々に出る予定です。

事業に応じて価値交換をデザイン

フィーの考え方もquodならではと言えると思います。このプロジェクトでは、コンサル的に通常もらうフィーの半分ぐらいを適宜フィーとしてもらい、残りの半分は事業が成長した場合の利益からもらうような形で進めています。こうすることで、事業家と同じ方向性を向くことができる。大事なのは並走しながら勝負どころで適切な決断が下せるかであって、その結果が事業が成功するか、 quodとしての将来的なリターンに大きく影響を及ぼすからです。
一定のコンサルフィーを定めるのではなく柔軟にしているのは、資金的余力のない中堅・中小企業にとって、余力がなから諦めるのではなく「事業を加速させたい時に、事業を形にできるプロの人材と一緒に形にできる」という選択肢が持てるきっかけになってほしいと思っているからです。quodが挑戦していることはそういうことなんです。


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