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74.プロ野球馬鹿試合の王者は東京ヤクルトスワローズ!台湾のプロ野球は?

大家好。今回は雑談ぎみに取り上げたいのが、プロ野球の馬鹿試合

馬鹿試合とは、まぁネット用語ですが、壮絶な打ち合いが繰り広げられた乱打戦のことを言います。また、どちらかのチームが一方的に打ち崩した試合のことを指す場合もあります。つまり、試合展開が尋常ではなく、馬鹿らしいということから来た言葉です。

日本のプロ野球では、1年に数回馬鹿試合を見ることができます。馬鹿試合大好き、馬鹿試合ファンのワガハイが語りますw

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ここでは、『ニコニコ大百科』の馬鹿試合プロ野球)」から集計してみます。これは、1990年~2019年までの印象深い馬鹿試合が集められています。ここでどのチームが何回登場したかを調べると、次のようになります。

1.東京ヤクルトスワローズ 14回
2.広島東洋カープ 12回
3.横浜DeNAベイスターズ 10回

馬鹿試合の集計には様々なものがありますが、この『ニコニコ大百科』のデータは印象深い試合を集めているので、印象に残る馬鹿試合が一番多かったチームが東京ヤクルトスワローズということになります。次のリンクもどうぞw

馬鹿試合に定評のあるヤクルトシリーズ

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どうして馬鹿試合が起きるのか、ということでよく取り上げられるのが球場の問題です。スワローズの本拠地神宮球場は狭い狭いと言われて久しいですが、東京ドームと比べると恐ろしいことがわかります。

神宮球場:両翼=97.5m、中堅=120m、左右中間=112.3m
東京ドーム:両翼=100m、中堅=122m、左右中間=110m

あらら、最もホームランが出やすい左中間・右中間は、神宮球場より東京ドームの方が狭いではありませんか。つまり、神宮球場の大きさが馬鹿試合の原因とは言えないことになりますね。

でも確かに、神宮球場の問題はあります。打者にとって風がフォローのとき、神宮球場はホームランが多くなるのですから。しかし、馬鹿試合の根本原因は、強力打線としょぼいピッチャーにあるのではないかと、ワガハイは見ています。

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東京ヤクルトスワローズ強力打線しょぼいピッチャーは有名な話です。得点力・打率などは、常に十二球団トップクラスなのに、防御率はほぼ十二球団最下位。2015年にスワローズは優勝していますが、これはバーネットが最多セーブ投手として活躍したからです。

てなことで、プロ野球馬鹿試合の王者は、見事に東京ヤクルトスワローズなわけです。

ところで、現在開幕している台湾のプロ野球、これはどうなんでしょうか?――と思っていたら早速出ました、5月2日の楽天モンキーズvs中信兄弟

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これはなかなかの馬鹿試合ではないかと思います。中信兄弟の9回表の5点が光ってます。よく9回の得点は翌日につながるとか言いますが、ぃゃぁこの場合は「おぉ得点した、ひょっとしたら追いつけるか」と期待を持たせておいて、あっさり裏切るというジェットコースターパターンでしょう。こういうの好きですねw

他にもあるとは思いますが、中信兄弟の試合しか見ていないのでサーセン、不好意思。

2019年9月4日には、Lamigoモンキーズvs中信兄弟で14対15という馬鹿試合があったそうです(この試合は中信兄弟の勝利)。この試合のレポート「嗚呼、哀愁の馬鹿試合(9/4 Lamigo-中信兄弟)」によると、

11点差をひっくり返したのは中華職棒30年の歴史で初、「15対14」という1点差ゲームの最多得点試合としては17年ぶり2度目のタイ記録という、記録づくめの馬鹿試合でございました。

ということで、見事な馬鹿試合ありがとうございます。台湾は極端な打高投低なので、こうした馬鹿試合が出るのでしょう。

ところで「馬鹿試合」の中国語を調べたのですが出てきません。そこで注目したのが…

八嘎
bā gā

これは日本語の「バカ」の音写で(「八卡(bā kǎ)」とも書きます)、中国の抗日ドラマなどで日本兵が「バカヤロー」と言うのを「八嘎呀路(bā gā yā lù)」と表記したところから来ています(「八格牙路(bā gé yá lù)」とも書きます)。この「八嘎呀路」はネットで流行っているとのこと。

「野球の試合」は中国語で「球賽球赛 qiú sài)」ですので、「馬鹿試合」を強引に訳すとこんな感じでしょうか。

八嘎球賽八嘎球赛
bā gā qiú sài

今回はこの辺で、またお会いしましょう。下個隨筆見!


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