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55.「日本」は中国語で何と言う?「Japan」の由来とは?

大家好。今回は「日本」について取り上げます。

日本」を中国語で何と言うか?――もちろん「日本(Rìběn)」でも正解です。次のような言い方があるのはご存じでしょうか?

11区11區
Shíyī qū

泥轰泥轟
Ní hōng

霓虹
Ní hóng

岛国島國
Dǎo guó

泥轟」の「泥爆弾」、「霓虹」の「にじ」に、特に蔑視の意味はなく、「ニホン」という音写から来た表現です。「島國」というのは地理的な特徴から来た言葉です。

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そして「11区」、これは『コードギアス 反逆のルルーシュ』で日本が神聖ブリタニア帝国の植民地とされ、呼称が「日本」から「エリア11」になったことから来ています。なんか「エリア11(11区)」がカッコイイと感じてしまうワガハイは馬鹿なのでしょうか。。。

さて、日本と言えば、その昔「ジパング(Zipangu)」と言われたことはよく知られています。この「ジパング」という呼称は、中国語の「日本国」から来ています。

日本国日本國
Rì běn guó

中国語の「r」音は そり舌音で「j」に聞こえたりします。そこから「ジパング」という名称が広まったといいます。

その「ジパング」から、ジャパン(英語)、ヤーパン(ドイツ語)、ジャポン(フランス語)、ハポン(スペイン語)、ジャッポーネ(イタリア語)、ヤポーニヤ(ロシア語)、ヤポニヤ(ポーランド語)、チャパーン(アイルランド語)などと、日本は呼ばれるようになりました。

このように「日本」は「日本」から名称が広まっています。日本では、秋津島、敷島、扶桑、瑞穂、大和といった古称がありますが、世界では「日本」は「日本」という言葉だけです。

これに対して、中国はどうでしょうか?

中国の呼称である「チャイナ(英語)」「キーナ(ドイツ語)」「シーヌ(フランス語)」「チナ(スペイン語)」「支那」などという呼称は、「」の国に由来します。ロシア語の「キタイ」やウイグル語の「ヒタイ」といった中国の呼称は「契丹」に由来します。他にも「漢字」「唐土(もろこし)」など、「」や「」の国が登場する単語もあります。

このように「中国」は「中国」ではなく、「秦」「契丹」「漢」「唐」といった国名が世界に広まったということです。

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よく「中国四千年の歴史」などと言いますが、中国はしょっちゅう国が変わっており、4000年続いた国など中国にはありません。それは世界史の年表を見れば明らかです。今の中国共産党支配の中国(中華人民共和国)は、1949年10月1日建国なので「中国七十年の歴史」というのが正しいのです。

日本の場合、皇紀2680年とあるように世界最古の国です。これはギネス認定された事実です。思想はともかく、事実は事実として見ていきたいものです。またお会いしましょう。下個隨筆見!


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