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私的ゲームソフトプレビューPS4編(2018.9)

これはなんですか?

※この記事は私が独断と偏見で選出した、今後発売予定のゲームソフトを月単位で紹介するモノです。主観が大きく入っています。


Marvel's Spider-Man

ジャンル:オープンワールドアクション
発売日:9月7日(金)

言わずと知れた人気ヒーロー、親愛なる隣人、スパイダーマンが何度目かのゲーム化である。ただ今作は過去の三部作やアメイジングスパイダーマンのゲームとは異なり、ゲームオリジナルのシナリオが展開される。ピーターやMJが成人済だったり、マルチバースでピーターの死後スパイダーマンを引き継ぐ少年、マイルズ・モラレスが市民として普通に出ていたりする。わざわざ出してきたあたり、やはりシナリオで何かあるのだろう。おなじみのスーツも蜘蛛のマークが白くなっているため印象が異なる。

今作の開発はラチェット&クランクシリーズや、近年ではSunset Overdriveなどを手がけたインソムニアックゲームズ。スパイダーマンといえばウェブシューターでNYのビルをビュンビュン飛び回るイメージだが、トレーラーなどを見る限りその点は心配なさそうだ。

不安があるとすれば、クリアするまではまさにヒーロー映画のように楽しめるものの、クリア後のサブクエストや収集物は作業感が強くなって飽きそうという点だろうか。オープンワールドゲームの宿命とも言えるものなので、これに限った話ではないのだが。




Shadow of the tomb raider

ジャンル:アクションアドベンチャー
発売日:9月14日(金)

「ゲームヒロインとして最も成功した人間の女性」であるララ・クロフトが、プロの探検家となるまでのオリジンを描いたリブート3部作の最終作。Shadowの前に無印、Riseの2作が存在する。

Tomb raiderシリーズは名前こそ知っていたものの、リブート1作目の無印を買うまでプレイする機会は無かった。洋ゲー然としたバタ臭いビジュアルも、リブート版では大きく変わり美しくなった。そんな美しくも逞しいヒヨっ子冒険家のララが、呻きながらもピッケルで敵の大男を殺したり、弓矢で音も無く次々と敵を始末していく様はどこかシュールさも感じさせられたが、戦闘と探索双方で優れた良作であった。シナリオには目をつぶろう。




勇者ネプテューヌ
世界よ宇宙よ刮目せよ!! アルティメットRPG宣言!!

ジャンル:”2D”RPG
発売日:9月27日(木)

ネプテューヌシリーズとは、『架空の』(あくまで、架空の!)ゲーム機を擬人化(美少女化)したキャラクター達が漫画アニメなどのパロディやメタネタ満載なドタバタ劇を繰り広げつつ、世界=ゲイムギョウ界の平和を取り戻したりしなかったりするRPGシリーズである。とはいえ、シリーズが続く中でRPG以外のジャンルも出すようになり、ちょくちょく設定が変わったり形骸化したりしているので、単なる萌えゲーと見てもらってもさほど問題はない。

今作の特徴は、なんと言っても2Dのヴィジュアルになったことが挙げられる。(今までのシリーズは全て3Dモデルのキャラを操作していた。)オープニング動画は幻想的な楽曲も相まってヴァニラウェアのゲームかと錯覚してしまいそうだ。開発は海外の(!?)Artisan Studiosという会社なのだが、インタビューで以下のように発言している。

『勇者ネプテューヌ』はカナダのクリエイター集団が制作。2Dを使った新たな世界観を生み出す-電撃オンラインより

”私たちはとにかく“2D”にこだわったスタジオです。もともとエレクトロニックアーツやソニー、UBIといった会社に在籍していたスタッフが集まって設立しました。私たちは日本のゲームが大好きで、日本らしいゲームを作ることを活動目的の1つにしています。具体的に言うと、『ヴァルキリープロファイル』、『ファイナルファンタジー』『オーディンスフィア』といったゲームが好きで、かなりの影響を受けています。”

影響を受けていると言うだけあって、それらタイトルへのリスペクトが感じられるヴィジュアルに仕上がっているように思える。この会社の初めてのタイトルがまさかのネプテューヌとなったのはまさに運命的な出会いではないだろうか?




無双OROCHI3

ジャンル:アクション
発売日:9月27日(木)

三國無双と戦国無双の登場人物に加え、神話などの伝説上の人物、そしてコーエーテクモ関連作品からのコラボキャラ達をごった煮にしたアクションゲームのナンバリング3作目。今回はゼウスやらオーディンやら、ギリシャや北欧の神話からの神々も登場する。

コーエーテクモといえば、真・三国無双8でオープンワールド一騎当千アクションという新しいことに挑戦したのはいいものの、明らかに調整不足で発売後数ヶ月に及ぶアップデートでようやくまともに遊べるようになった、という話が記憶に新しく、そのためあまり印象は良くない。乱発と揶揄されている無双シリーズであるが、今作に関してもまだ出すのかというのが正直な思いである。

しかし三國8のように無茶なことはしていないようなので、遊べないようなものになっているということはないだろう。(同じ轍を踏むような会社なら流石に見限る。)たまーにやりたくなるシリーズなので、お祭りゲーとして買うのならありかもしれない。



総評

やはりMarvel's Spider-manが頭一つ抜けているだろう。スパイディ人気は強い。トゥームレイダーは、2作目にあたるRiseをまだプレイしていないためそれをやってから買いたい。勇者ネプテューヌは万人受けするタイトルでないことは重々承知しているが、過去作とは雰囲気が異なるので新規層を開拓できるかもしれない。無双OROCHI3は、まあ頑張れ。

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