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音楽の聴き方

音楽が好きな人は多いだろう。
程度は別として、好きな曲が一つもないという人に
あまりあったことがない。
私の様に趣味としてる人は当然として、
毎日音楽を聴かなくてもあの時聞いていたあの歌は
好きだなと考えている人も含めると
殆どの人が音楽を聴いている。

私は現在の自分自身のトレンドみたいなものもあるが
好感を抱く音楽はいわゆる ハードからソフト色々ある
メタル的なものからポップス的なものも好き
邦楽もすきだが洋楽で好きなものもある
歌がある音楽を好むことが多いが
インストで好きなものもある。

好みは自由であり、
折角音楽が好きになったので、
あらゆる音楽に機会があれば触れてみたいし
触れてもいないのに好き嫌いを決めることは
勿体ない気がしている。

人間が音楽に費やせる時間は有限であり
世の中のすべての音楽に触れることは
時間的に不可能であり
限られた時間の中でできるだけ多くのものに
触れる方が楽しいし、音楽的な自分の能力にも
プラスになるだろうと考えている。

私は音楽を聴いたときに
いつもではないが、以下の様な聞き方をしている

この曲の主張はなにか?

聴いた楽曲のどこでどう感動させたいのか
考えてしまう癖がある。
この曲は何の要素で感動させにきているのか?
歌詞 サウンド アレンジ 演奏の見た目
メロディの良さ 
演奏の複雑さ 曲芸的な演奏
プレイヤーのビジュアル
心地よいリズム 斬新なプレイ
構成 コード進行 歌唱力
声のトーン 
どの要素?

これらが単体で勝負に来ているパターンは
プロレベルではまずない。
あらゆる要素が高次元でまとまっていて
その中で一番ここの要素が届くというイメージ。

あくまで個人的な見解なので
具体的な楽曲の提示は避けるが
あるギタリストのソロ活動での楽曲で
私は好きであり さらに世間では有名な曲だが

「何が良いのかわからない」

と言われたことがある。
歌詞も意味が分からないし
歌だって上手く感じない
という意見

しかし 私の見解は違う
そもそもこの曲の主張はおそらくギタープレイかと
有名なギタリストである製作者が作る楽曲
世間は何が聴きたいか?
おそらく有名ギタリストのギタープレイだろう。
なのでその曲はギターソロが長めに構成されている。
SNSではその曲を弾いてみた動画も見られるが
ソロだけ弾いてみたという動画が多い。
その曲が感動させようとしている部分は間奏だろう。
もちろん間奏が引き立つような展開であり
歌詞だって流れも言葉の選びも分かる。
歌だって下手な訳はない。
しかし 歌声が美しい 歌詞に感動した 
そういう感想には私もならなかった。

なので、
楽曲の良さがわからない
歌もうまくない
歌詞も感動しない
という意見は
一番楽曲のおいしい所にたどり着いていない
気がする。

私は音楽を食べ物の様に認識する癖があるが、
この楽曲のおいしい部分を味わっていないで
評価しているのは

餃子 お饅頭 クリームパンなど
中に味が濃いものを包み込んでる食べ物の
皮だけ食べて評価してるようなものと同じ
印象をもつ。

楽曲に話を戻すと 
この楽曲のおいしい所は間奏なのだ。

音楽の聴き方は自由であり
楽しみ方や聴き方に決まりがあるわけではない。
歌詞を重視する人の中には
洋楽は言葉がわからないのであまり好みでない
という人もいるだろうし、
歌詞は言葉であって音ではないので
音楽の要素の一部分に過ぎないという人もいれば
歌詞も含め音楽だという人もいる。

全員がそれぞれ聴きたいように聞けばよい
私はそこにある音楽が
どういう現象が起きていて
どういう意図があって 
どのような結果になっているか
非常に興味が湧くので
そういうことがわかるように聴いている。




















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