2月9日

2月9日 火曜日 晴れ 寒い

早速学校へ行ってきた。すぐ行動に移せるところは褒めてやりたい。その調子で勉強してほしい。
コピー室の鍵を貰いに行った時に「えーっと誰?」と先生に言われたのは少しショックだったけど仕方ない。コロナのせいで、面と向かって話したのはこれが3回目だ。何ともない顔で「あ、3年の写楽です」と言った。

論文を無心でガシャコンガシャコンとコピーしている時、久しぶりに自分が大学生だという実感が湧いた。何にも考えずにコピー機のカバーを開けては論文をめくり、またコピー機に挟んでスタートボタンを押すあの作業、何でか分からんけど気持ちよかったな。
帰り道、せっかく都会に来たのでタピオカとあまおうのフルーツサンドをテイクアウトした。甘党の極みみたいなコンビ、アホみたいに美味かった。

バイト中、うちの店に久しぶりに来たと語る、おしゃべりなジジイがやってきた。
「今は2階やってないの?昔は2階でお茶できたんだよ、懐かしいなぁ」とか「今って本屋さん大変なんじゃないの?若者はみんなこれ(スマホをスクロールする仕草)だからねぇ」とか、「一応私も若者なんですけど。あと私は電子書籍読みません」と言いたくなるようなことばかり話しやがる人だったが、憎めないジジイだった。
その懐かしいと思う気持ちは十分に分かる。なぜなら私も、ここでバイトしたいと思った理由の1つは「懐かしさ」だからだ。
「今度来た時にはベテランパートさんと話してくれ〜」と思いつつ、背中を見送った。

流石に明日は花粉症の薬をもらいに耳鼻科に行こうと思う。