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諸外国では当たり前の量り売り

オーストラリア、カナダはオーガニックやサステナブルな取組みが進んでいるイメージがあった。

実際に調べてみると、ゼロウェイスト(ゴミを出さない)やリサイクル商品を扱うお店が多い。

全てを調べきれてはいないけど、インスタやFacebookから芋づる式に情報が出てくるし、消費者の日常に溶け込んでいる印象を受ける。

日本では私が情報を追っていなかったからかもしれないけど、そういったサービスは一部の環境意識の高い人たちだけで賑わっているイメージだった。

そんな諸外国の量り売り事情についてご紹介。


オーストラリアの量り売り

オーストラリアに行ったことのある友人がおすすめしてくれた量り売りのお店『The source bulk foods』

主要都市なら大抵どこにでもあるのでアクセスしやすい。インスタで事前チェックをしていたけど、いざ実店舗に行ってみると、お菓子からドライフルーツ、洗剤まで種類がとても豊富だった。量り売りした商品を入れる袋も紙袋で、一貫してエコなお店。


スーパーの野菜は量り売りが基本

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オーストラリアもカナダも、野菜はばら売りされていて、量り売りがスタンダード。

野菜の表示は1kg/1ポンドあたりで表示されていて、レジで重さが量られて計算される仕組み。

セルフレジだと、違う種類を間違えて選択してしまうと高くなってしまうこともしばしば。取り消しを求めるために見張りの店員さんに声をかけると、すごく面倒くさそうに対応してくれる(笑)

量り売りのいいところは、食べたい分だけ買えるから、腐らせて捨てる心配がないこと。オーストラリア旅行中に便秘気味になったときは、バナナを1つだけもぎとって買ったりもした。生姜も使う分だけポキっとちぎって買うことも多い。


ナッツ類やお菓子の量り売り

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カナダのスーパーには、ナッツ類やお菓子の量り売りコーナーが堂々と設置されている。

今はコロナ対策で使えないけど、こんなふうにずらーっと色々な種類が用意されている。


日本の現状は?

振り返ってみると、日本のスーパーでは量り売りはあまり見かけないような気がする。記憶が確かであれば、量りなんて置いてあるのは見たことがない。

日本の状況はどうなのか調べてみると、近年の環境問題を受けて量り売りをする専門店がちらほら点在する様子。

でも、都内や近郊に数店舗あるぐらいで、まだまだマイナーのよう。

参考:日本の「量り売りショップ」が見つかる!マップとリストで一挙に紹介/プラなし生活


かつての日本は量り売りだったはずだけど、整いすぎた流通形態によって規格化されてしまっているのかな。

海外で生活してみると、日本の包装技術のレベルの高さに驚く一方で、過剰に包まれすぎていることにも気づく。カナダで試したマッケンチーズグラタンのセットは、箱を開けるとそのままマカロニが入っていて驚いた(笑)


いまの日本では量り売りは一部のお店だけで、どこか意識高い系の印象を持たれてしまうのかもしれないけど、これからは昔の暮らしに戻していくのが大切だとと思う。

消費者である私たちも、過剰包装に慣れてしまった心理を少しずつほどいければ、包装にかかるコストも削減して、今より安く購入することができるのかもしれない。包装がなければゴミも出ないしね!


人生いろいろありますが、今しかできないことに挑戦していきます♩